今年も熱い秋が来る!?「神田古本まつり」

  by Kadzukhi  Tags :  

10月も半ばを過ぎ、台風が幾つか通り過ぎる日本の秋。

「肌寒くなって来たなぁ」と思って悠長に長袖を引っ張り出していると、あっという間に冬がやってくる。コートが必要な程ではないし、汗をかく程でも無い。そして、徐々に長くなる夜の助けもあって、じっくりと時間を過ごせる季節である。「読書の秋」「食欲の秋」「スポーツの秋」・・・色々な過ごし方があるが、今回お届けしたいのは「古書の秋」。そう、毎年恒例、「東京名物神田古本まつり」が、今年もやってくる!

神保町

「東京名物神田古本まつり」は、今年で54回目。神田古書連盟による最大の年間行事である。参加店舗は100店舗以上。この期間に出品される古書の数は100万冊余(!?)。

古本まつりの期間中は靖国通りの歩道に各店舗のワゴンが並び、道にも古書、店にも古書、イベントも古書・・・

「古書店街“神保町”が、いつも以上に古書で溢れる」

それが、この古本まつりである。

古本まつりの光景

近年は、古書専門の検索通販サイトを利用して、ネットで在庫を検索し、クリック1つで注文することも可能だ。しかし、神保町全体の在庫は、ネットで確認できる在庫の20倍以上と言われている。やはり、自分の目と足で探し出す、ということが、古書、そして、神保町の楽しみ方の1つだ。世界有数の古書店街”神保町”を形作るのは、古書店と古書、そして彷徨う客である。カレーと珈琲とお客の熱気・・・これが「いつもの神保町」。

夕暮れ時は、学生と会社帰りの人々で賑わう

期間中、各イベント会場では、京極夏彦氏(小説家・意匠家)、多田克己氏(妖怪研究家)、村上健司氏(妖怪探訪家)、郡司聡(雑誌『怪』特別編集顧問)を招いての「お化け大学校特別講座in神保町「怪と本の20年」(主催:角川書店)」、スマホケースを一閑張りで作る「みんなの森──和紙グッズ制作体験(主催:みんなの森財団)」、消しゴム版画家「とみこはん」を講師に迎えての「とみこはんの「消しゴムはんこ教室」(主催/庭のホテル 東京×ナビブラ神保町)」などなど、魅力的、且つ、ひと味もふた味も違ったイベントが目白押しである。

また、各店舗も特別価格でセールを行うのでお見逃し無く。「荷物が多くなると困る」という方も心配ご無用。期間中、会場&各店で、合計5000円以上購入すると、「古本送料無料券」を貰うことが出来る。「宅配便サービス所」に持参すると、日本全国無料、とのことである。

そして、古本まつりの期間中である11/2から11/4までの三連休には、「第23回 神保町ブックフェスティバル」が、すずらん通りを中心に開催される。こちらも、ワゴンセール、ジャズ演奏、寄席、とにかくイベント盛りだくさんだ。更に、「第19回 神田スポーツ祭」も同時開催されるので、神田界隈は人で溢れかえることになりそうだ。

「神田古本まつり」は10月26日(土)~11月4日(月・祝)の10日間。時間は10:00~19:00(最終日18:00)までなので、会社帰りの皆様は少し早足でご来場を。

「古書にあまり興味が無い」「神保町はほとんど行かない」

という人も楽しめるイベントが多いので是非、足を運んで欲しいのだが、

「古書大好き!」「神保町は俺の庭!」

という人にとっては、街の熱気とは裏腹に、寒くなり続ける財布の中身との相談で忙しくなりそうだ。

アクセスも抜群に良い神保町

筆者も神保町の一部となり、祭を満喫する予定である・・・・が、現時点で財布との話し合いは「交渉決裂」。厳しい予算しか捻出できそうにない。

しかし、それでも楽しめるのが神保町。

「たった数百円で読みたい本に出会えるかもしれない」

そう思わせるのが、この街の魅力。勿論、出会えない可能性も高いのだが、一期一会ならぬ、“一書一会”を楽しみたい。さて、どんな出会いが待っているのかな?

 

第54回 東京名物神田古本まつり(昨年度の様子が掲載されています)
http://jimbou.info/news/furuhon_fes_index.html

フリーランスライター。インド哲学・チベット仏教哲学の研究生活に終止符を打ち、物書き修行中。

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