ローマ移籍を果たしたストロートマン「ワールドクラスに達する自信がある」

  by 綾瀬 新  Tags :  

 ASローマは7月16日、オランダ代表MFケヴィン・ストロートマン(23歳)をPSVアイントホーフェンから獲得しました。創造性に溢れたレフティーの移籍金は1800万ユーロ(約23億円)と噂されています。加入発表会見のでは、加入の経緯、ポジション争いが予想されるライバル選手、今後の目標などについて語りました。

 「いくつかのクラブからオファーを受け取ったが、僕はローマを選んだ。ワールドクラスのクラブだからね。ガルシア監督とは話したよ。これから構築するチームのプレースタイルを説明してくれた。移籍についてはよく考えたけれど、ここに来るという決断を下すのは簡単だった」

 「中盤ならどこでもこなせる。僕は攻守の両面で力になれる選手だと思う。対戦相手や志向するプレースタイル次第でもあるけどね。チームにとって最適なポジションでプレーするのが好きだよ」

 「まだダニエレ(デ・ロッシ)とは話していない。彼のような素晴らしい選手の近くでプレーするのは光栄なことだ。(移籍の噂がある)彼がローマにとどまり、共にプレーする機会が得られるのを望んでいるよ。監督の判断次第だけれど、僕らが揃って中盤に並ぶ可能性もある」

 「僕から監督に希望のポジションを伝えることはない。監督やチームが必要としてくれるポジションでプレーするよ。PSVで慣れ親しんだ布陣(4-3-3、逆三角形のインサイドハーフが主戦場、オランダ代表も同様)だけでなく、異なる布陣にも対応できる自信はある」

 「僕の獲得に多額の移籍金が発生した。それはよく分かっているけれど、ピッチ上のパフォーマンスには影響しない。ローマからの誘いを嬉しく思っている。全力でプレーし、期待に応えたい。だからこそイタリアサッカーを出来る限り早く学びたい。セリエAは非常に競争力のあるリーグだと理解している。監督は勢いを与えてくれると思う。彼はイタリア1年目であり、どれだけやれるかを証明しようと意気込むはずだ」

 「ローマからコンタクトがあったのは、欧州カップ戦への出場を逃した後だった。それは問題ではない。むしろアドバンテージになる可能性だってある。トップレベルの試合が多く組まれるのがセリエAだ。オランダリーグからのステップアップがすんなりクリアできるとは思っていない」

 「(昨シーズンまでローマでプレーしていた、クラブ史上初のオランダ人選手の)ステケレンブルクとは話したよ。彼はこう言っていた。ローマは熱烈なサポーターに支えられているビッグクラブだ、と。それはもちろん大きな重圧と向き合うことを意味するけれど、重圧がなければトップパフォーマンスを引き出すのは難しいよ」

 「U-21代表を率いるポット監督がイタリアをカウンター志向のチームと表現したのは聞いている。(U-21欧州選手権の)準決勝後、僕らはひどく落ち込んだ。オランダがイタリアに敗れたのは自分たちのミスからだったからね(0対1で敗戦。ストロートマンはキャプテンとしてプレー。A代表のファン・ハール監督からの信頼も厚く、主将を任された経験もある)」

 「ローマは守備を固めて戦うチームではないと思う。(会見時点では)まだチームメイトと練習する機会はないけれど、彼らのことは知っている。素晴らしいクオリティを備えたストライカーたちがいる。監督は(フランスで)アタッキングフットボールを追求してきたね。良い守備組織を備えつつ、攻撃的なサッカーを披露できると確信している」

 「目標についてはクラブ内部の人たちと話してきた。過去2シーズンのローマがあまり良い成績を残せなかったことは理解している。タイトルを獲得できるほどの強いチームづくりを目指していると聞かされた。僕はクラブのオフィスに飾るトロフィーの数を増やすべく、ここにいる」

 「カルロス・テベス(ユヴェントス)とマリオ・ゴメス(フィオレンティーナ)はワールドクラスの選手だ。世界最高峰のクラブで、何年にも渡って自身の力を証明してきた。僕は彼らよりも若く、現時点では彼らのレベルには達していない。だけど到達したいと思っているし、自信もあるよ」

 「ローマの空港で見られたような歓迎ぶりには慣れていないよ。僕の加入を待ち望む声は聞いていたけれど、あれほどとはね。サポーターには100パーセントを出し切って戦うと約束する。言葉よりもピッチ上のプレーで示したい」

 ローマは31日のMLSオールスターとの一戦を皮切りに、カンザスシティ、ボストン、トロント、ワシントンDCを回る北米ツアーをスタートさせる。帯同する選手27名の中には同じく新加入組のデ・サンクティス、スコルプシキ、マイコン、ベナティア、イェドバイと並んで、もちろんストロートマンも含まれている。

画像: ASローマ公式ウェブサイトのコラージュ
http://www.asroma.it/

Writer. Monokakiya Smile.

ウェブサイト: http://monokakiyasmile.tumblr.com/