完全に武士!相馬野馬追の期間中「やってはいけない行為」とは?今年は地元制作の無料アプリも

  by 安田 希代美  Tags :  

 

福島県相馬野馬追の御法度行為

 

7月27日〜29日まで福島県で行われる、国の重要無形民俗文化財指定『相馬野馬追』では驚くような御法度があります。お行列を横切ってはダメ、上から見下ろしてもいけないのです。理由は相馬武士の心意気を現代に伝える神事であることから、これらの行為は、昔で言う大名行列を横切ったり上から見下すのと同じで無礼にあたります。つい数年前まで二階からの見物客を見つけると、関係者が土足で家に上がり引き摺り下ろされたそうです。相馬武士は、伊達政宗を相手に一歩も引かなかった果敢さが知られており、出場者はこの3日間、心まで完全武士になります。

 

相馬野馬追 御法度行為:道を横切った人を、馬に乗ったまま歩道まで追いかけ注意する動画

 

 

2011年の様子

 

 

一昨年は祭りが縮小され『お行列』も例年の4分の1規模になりました。

古殿町の流鏑馬に招待された時の様子*筆者撮影

 

 

震災被害からの復活

 

馬も祭りのために飼育していると言っても過言ではなく、有名サラブレッドの引退先になってる場合も。相馬市や南相馬市は大震災の津波で大打撃を受けた地域でもあります。祭り関係者が何人も亡くなったり馬も約200頭が犠牲になり、2011年はメイン行事の『神旗争奪戦』等が中止になりました。昨年からは同規模で開催されるようになりましたが、メイン会場は旧緊急時避難準備区域の南相馬市原町区・雲雀ケ原(ひばりがはら)祭場地で、コースの表土を入れ替え観覧席の草刈り除染を実施しました。いわき地方からの高速道路が原発の影響で通行止めが続いており未だ未だ厳しい状況です。

 

新たな挑戦も

 

今年は新たに“南相馬ITコンソーシアム”がiPhone向けの公式観光アプリ(無料)を開発しました。点在しているイベント会場の場所や臨時駐車場、通行規制の他、歴史や写真などの情報も見られます。制作には「福島県地域雇用再生・創出モデル事業」を活用し、プログラム未経験の地元若者を雇用した『南相馬制作アプリ第1号』となっています。私が小学6年生で初めて祭りを見た時は、カルチャーショックを受けましたが、伝統行事にも新しい風が吹きはじめたと共に、案外知られていないNGが存在することが興味深いですね。

南相馬ITコンソーシアムFacebook

総務省の制度で「福島県復興支援専門員」をしています。 以前は公益社団法人助けあいジャパン情報レンジャー福島・福島県モニタリング公式webサイト「ふくしま 新発売。」記者。 被災地関連の話題を、アポ取り取材から動画と写真撮影、動画編集ブログ文〜Facebook拡散まで一通りこなす他、浪江町役場の情報発信もしていました。 福島県は震災後、間違ったイメージも多く、情報が独り歩きする事もあるようです。県や町の情報発信をする中で見逃しがちな事、広く知って欲しい事に沢山出会い記者経験をwebライターで生かしたいと思いました。25歳の娘がいます^_^;

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