三宅洋平選挙フェス@札幌・大通公園西三丁目

  by 安部れーく  Tags :  

夏場は北海道でカヌーガイドな僕は、人が遊ぶときが稼ぎ時である。
夏休みの始まりを告げる怒涛の三連休を含むハードな一週間の終わり。
早く家に帰って休養したいところだが、僕はカブを自宅とは逆方向へと走らせた。

何故、僕は仕事終わりに札幌へ行けたのだろう。
それは、僕が、僕らが三宅洋平だからだろう。

いい写真は撮れなかった。けれど、どれも、僕が撮った写真だ。
絵、言葉、from僕。任せなくてもできることをやるのさ。僕がメディアだ。マスコミだ。
現場にいたから撮れた写真、書ける言葉。伝えたい。それが大事だろう。

どうにか間に合った大通公園に、噂の三宅洋平がいた。

過酷な選挙戦で、声は枯れているのだろうと思ったら、そんなこともなく、何度もユーチューブで見た通りの喋り口調、潤いのある声だった。

( 「選挙フェス」、盛り上がっているのは東京だけではないのか?)

参院選。斜に構える僕が密かにいた。

僕は東京で生まれ育った。「東京」という場所が、そこ以外に住む人たちにとってどういう存在なのか、今まで全く分からなかった。

今回、ちと分かった。

「何でも東京ばかり、ずるいんでないの。楽しそうに踊りやがって。オレも踊りたいし。おいしいとこ取りしすぎでしょう。」

羨望やら嫉妬と呼ばれる質のものだ。

札幌でもこの人だかりだ。

東京だけではなく日本中に、三宅洋平が派生しているようだ。日本がどんどん狭くなってきている。同時多発三宅洋平だ。

そう、同時多発テロ、9.11.あれはついでにやらせなのさ。否、同時多発愛は本物だ。

戦争なんてコミュニケーション能力の欠如からきているようなものであるし、話し合いができる僕らには必要ない。お金のまやかしには誤魔化されない僕らなのさ。

嬉しかった。三宅洋平にやっと会えた。それもある。
嬉しかった。札幌にもこれからのことを自分事として捉えている人がこれだけいること。
閑古鳥は鳴かずに、代わりに僕が泣きかけて、集うみんなの目はまっすぐに前を見据えてキラキラと、曇り空で見えない星の分まで一段と輝いていたのだった。

唯一、拾えた言葉。これで十分。

「伝え方を磨こう」。

僕自身は、喋る・書くことで、つながっていく。
伝えたいのは、分かり合いたいから。分かり会いたいから。分かり、愛があるから。愛がなければ伝えられないから。

芸のあるところ、そこは即ち、愛のあるところ。
地球全体に、アートが育っている。
水の惑星を愛で包む、人間の最も尊い仕事をおざなりにしてはいけないよ。

7/21参院選。
次の国政選挙は三年先までないのです。

【フリーライター兼半年カヌーガイド】(エッセイ、コラム、詩etc)。 旅するように、川を流れるように‥、導かれるまま、夢中に自由にシンプルに。丁寧に生きたいがために悶え続ける、思い先行型暑苦し系哲学者ぶりっ子モンゴロイド。 夏場は、北海道「支笏(しこつ)ガイドハウスかのあ」にてカヌーガイド業に携わる。 2011年3.11以後、東京で原発関係の市民運動に関わる。以降、選挙やらデモやらにも首を突っ込むようになる。2012年、愛車のホンダ・プレスカブで春からの逃亡を図りつつ、農業の可能性にピンとくるものがあり畑に通いつめる。2013年より、おひねり制アナログ月刊紙『まちゅ★ぴちゅ』創刊。 好きなことは、書くこと、浮かぶこと、つながること。

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