児童ポルノ法にもの申す。政治家が見落としている部分。

  by annoharuna  Tags :  

児童ポルノ禁止法改正案に反対」についてです。

 

 

 

 

前回はこの法案について私がツイッターで書いたものを羅列させていただいたのですが、今回は文章として書きたいと思います。

 

まず、この法案についてもう完全に根本といいますか、普通に思うのですが、

 

「誰が得をする法律なのですか?」

 

という事に尽きる。

 

もちろん子供の安全は大事だと思いますし、それに異論はありません。でもね、守るって何? という事なんです。私は職業柄、こういった女性、児童の性的な世間のビジネスにおそらくはかなり敏感ですし、15歳からこの仕事をしていたのでその辺の政治家さんや、団体さんより身を以て感じていましたし、知っています。これは正直絶対的な自信がある。
こういうのは体験していないと分からない。

詳しく書きますと、私が15歳(中学2年の終わり)からこの仕事を始めました。そして、言ってしまえば当時の写真集やDVDを買う方はすごく簡単に(誤解があると困るのですが、あくまでも世間的に分かりやすく)言いますと「ロリコン属性」がある方がその購入者様のほとんどです。

なので、もちろんそれもある意味の武器としてタレント業をするわけです。これは今の団体アイドルさんも同じ。その少女性というのは人に存在するロリコン属性をくすぐる部分にあります。そしてこれは、女児に対してだけでなく、ジャニーズさん等の未成年の男の子が上半身裸で踊っているのに興奮するいわゆるショタコン属性の女性もいるわけです。(良い悪いではなく事実として)そして、それも商売です。

 

私が思うのは、この手の商売をすべてこの法律で禁止してしまうとどうなるか?

本当に好きな人はいなくなる。わけなんて絶対になくて、それは一般的に見えない部分でその趣味は続きます。ですので、地下(これは何をもって地下というかは時代で変わります)にもぐって行くわけですね。

きっと昔なら新宿等の違法なあっちの方が商売していたりする場所に買いに行ったり、今ならネットのアングラサイトかもしれません。

そういった内容はもちろん今出ているジュニア系のものより酷いものでして、裸のモノもあるでしょう。でも今市場には18歳未満の裸のものは普通は流通していません(販売ものとしては)。

 

なので今の状態でいいじゃないか、と思うのです。

 

これでこの後、法律で水着も駄目! しかも、アニメ、漫画も駄目! となるとこれは相当メディアにダメージですぞ。それでなくても日本の外貨の結構な額はアイドル、アニメ、漫画に頼っている部分があるのに、それをつぶしてしまうとこれは日本の大事な産業を失う事になる……。

 

よく、ドラえもんのしずかちゃんのお風呂シーンはどうなるのか? サザエさんのワカメちゃんのパンチラは? 論が冗談半分でされますが、それは正直、冗談ではなく本気で考えないといけない。

 

だって、家にドラえもんがあったら「逮捕の可能性」があるということですよ……。しかも、そのさじ加減は「その担当の警察の人が、これは性的興奮をさせる児童ポルノだな」と判断したら、という非常に「曖昧」なもの。これは恐ろしいでっせー旦那さん。

もし、もしですよ。別件で家宅捜査。そしてドラえもんのしずかちゃんの入浴シーンを見つける。そして、その本件で逮捕できないものだから、これを逮捕の理由にする。なんてこともゼロでなはいとも言えるわけですね。

これって……。

そして、話はちょっと戻るのですが、この児童の性的ものを完全に廃絶してしまうとみんな見落としがちな問題が一つ出てくるのであります。
これはおそらく政治家さんの計算外でしょう。

 

それは、子供達が自分に性的価値があるのを勉強できない。

 

という事。これはある種のタブー的意味を持った内容でありますが、これはものすごい大事。例えば、中1のA子ちゃんがいたとします。この子はこの法律によって、同じくらいの女の子のちょっとエッチな情報が遮断されて、知らずに生活してきました。

 

すると、ある日、変なおじさんが変なことをしてきても、

 

「?おじさん何してるの?」

 

とある意味ピュアに思ってしまうのです。

 

自分がエッチなとこをされているなんて思っていないし、それを学ぶ漫画もメディアも友達もいなかったから。

 

となるとこういった教育は誰がするのでしょうか? 普通はたまに見てしまったお兄ちゃんの隠し持っていた本だったり、アニメの1シーンだったり、ネットでちょっと見ちゃったりするのですね。でも、それがなくなる。

 

かといって、学校での性教育ではそういうベクトルの教育はできない。

 

学校で

 

「君たちはエッチな目で見られているのだよ」とは言えないでしょう?

 

それを教育委員会が上手くできるわけないですし、それをできる先生もいないでしょうし、やったらやったで問題な先生となるのでしょう……。フゥ……。

となると「無知の状態で自分の価値を知り、自分を守る」事になります。

 

これってできると思いますか?

絶対に無理です。

どうして日本の政治は臭いものに蓋をしするばかりで、国民を「育てる」という政治ができないのか?

 

そりゃあ、「私たちは子供を守ります!」という公約を掲げればバカな親は簡単に「すばらしい!!ザマス!」となるのかもしれません、でもね、親御さんも考えてみてください、そして、そういった内容からも逃げるのではなく、子供と話し合ってください。私はそれは「できない」のでなく「していない、するのが何となく怖い」ようにしか思えないのです。
例えば戦争で、いくら武装をしていても捕まって装備をはがれればただの人間です。でもその時にその人間に力が有ればまだ裸でも戦えるんです。

 

その力をつける事を面倒とか、怖いと思ってしまったら終わり。

 

漫画の話で締めてしまって申し訳ないのですが、私が大好きなバキにこんなシーンがありました。

 

空港等のボディーチェックでもちろん武器等を携帯していれば金属センサーが鳴って通る事はできない。

 

でも、鍛えた身体はセンサーには反応しない。

 

つまり、己の肉体を鍛えてしまえばどこへでも「自分という武器」を持ち運べるのさ。

これは肉体の話ですが、精神的にも同じ事が言えます。

この法律が通ってしまった後の事を考えると「恐ろしい」としか思えません。目の前の「票」を求めて先の事が見えない政治に疑問を覚えます。
これは動物保護! と言って結局は動物を私欲に利用している団体と変わりません。
皆様はどう思いますでしょうか?

 

杏野はるな

 

 

世界で一人。ゲームアイドルの杏野はるなと申します。 ゲームを文化と考え、レトロゲームからゲームの歴史を勉強しています。 また、芸能界一のバリ島のマニアでもあり、ついには小さなホテルモ購入してしまいました。 ゲームの事、そしてバリ島の事ならお任せを! そして時事ネタに直球で突っ込んだりもします。 2012年中野区観光大使に任命されました。 言いたい事を言える世界に。

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