北国は庭作りが難しい?北国のエクステリアプランナーにインタビュー

  by Renka  Tags :  

熊谷さんは、『北国のエクステリアプランナー』として、庭をデザインする仕事を手掛けています。雪の降る北国は、庭事情が他とは違い色々と工夫しなければいけないようです。

青森市を拠点に活動している『エクステリアプランナー』熊谷さんに北国の庭事情をインタビューしてみました。

 

エクステリアプランナーとは?

 

 

北国は冬の『雪』が問題

元々大手融雪機メーカーに勤務していた熊谷さん。青森県内を中心に秋田県などの現場も手掛け、その数は1,000件を超えたと言います。

 

融雪機は家の外に設置します。設置する場所に雪害は生じないか、近隣に迷惑をかけることがないか、雪の状況を観察するうち自然に『雪』にどう対応すればいいか身に付いたと言います。

例えば、この向きに家が立つならば、こちらの側に雪庇ができる可能性が高いから、その下に融雪機は設置できない、と即座に判断しなければなりません。この観察眼が、その後のエクステリア工事、デザインの現場で大いに役立つことになったそうです。

 

エクステリアプランナーへ転身するキッカケ

そんな中、融雪の仕事をしていて疑問に思ったそうです。『北国の特性を知っている建築業者が家を建てているのに、どうして雪に困っているのだろう?』『なぜ、ここ(玄関前など)に雪が落ちてくるのだろう?』など、顧客に融雪以外の庭周りの相談をされていたそうです。『作ってしまえば形はどこも同じ。家主の自己主張が感じられない』そして『雪を片付けるだけではなく、北国の地域性を生かしながら外周り全体をバランス良く、生活しやすい環境の外構工事を提供したい』そう感じて独立、現在に至るそうです。

 

顧客の喜ぶ顔が見たくて、考え提案するのが楽しい。そして、それが形になる喜び。

熊谷さんは、一件ごとに条件や予算が異なる案件、家の雰囲気や生活環境を元に、これまでの現場で身につけた雪の知識、経験、さらには独自の感性で知恵を巡らせます。図面を引き、パースを描きながら顧客の喜ぶ顔を想像する・・・その時間が楽しいと言います。

 

 

 

提案するには理由(わけ)がある

北国で『「雪』のことを考えない訳にはいきません。どの場所に何をどうするかをまず、提案します。家の向きや位置関係を見て、雪がどこから吹き込み、雪庇ができる場所かを見極め、危険な場所は避けなければいけません。

さらに、地面に敷くコンクリートの強度も考えます。例えば、低予算で使用するコンクリートは扱いやすいし柔らかい、そして早く乾くため、引渡し時の仕上がりが良く見えます。しかし、数年経過すればひびが入り、劣化が始まります。熊谷さんはこれを固めのコンクリートに変更、耐久性が格段に変わり使いやすいプランを顧客に提案します。これも、融雪機設置現場で磨いた技量です。

だからと言って、ただ頑丈で見た目は気にしない、では顧客の満足を得ることにつながりません。それに自身がプランナーとして納得がいきません。見栄えも大切にしながら材料・工法を吟味して工事にあたります。工数が増えて予算超過につながらないように、効率的なプランを提案します。これも一度に複数の現場を熟してきた熊谷さんだからと言えそうです。

最近の傾向をたずねました。飾る、見せるから、四季折々の生活をより楽しむ、LDKの延長にあるようなエクステリアの要望が増えてきたそうです。

 

 

 

 

 

 

雪が降るから・・・でも、庭はオシャレにしたい。そんな方は、一度『北国のエクステリアプランナー』熊谷さんに相談してみたらどうでしょう? (撮影/文:Renka)

熊谷さんの公式Webサイト AOYU

Renka・・・アイヌ語で『希望』と言う意味です。 2006~2009年まで、兵庫県西宮市「西宮福男」の取材経験、西宮市情報サイトのアシスタントの経験があります。(現在は事情があって関っていません)現在は、某会社のHPを趣味がてら作成したり、ブログなどで活動しています。 街をフラフラ歩いていて、面白そうな人を、突撃取材をしたりするのが得意です。時々真面目な記事も書きます^^; 

ウェブサイト: http://getnews.jp/archives/373763