本当の主役は、脇役です!「35歳の高校生」「幽やかな彼女」「家族ゲーム」に見る生徒たちの活躍ぶり。

  by つじぃ  Tags :  

 

スター教師がいない学園

 

今年の春から始まった学園ドラマ、「35歳の高校生」「幽やかな彼女」「家族ゲーム」。この3つのドラマに共通することは、教師よりも輝いている生徒が数多く存在しているということだ。

 

 

「35歳の…」の菅田将暉(すだ・まさき)、「幽やかな彼女」の上白石萌歌(かみしらいし・もか)、「家族ゲーム」の西本銀二郎と、役者さんの名前を見ただけでは顔が浮かんでこない。それぐらいまだまだ知名度が低い方々が、各ドラマで輝いていらっしゃるのだ。では、みなさんはどんな輝き方をしているのか。

 

イジメる生徒は、見ていてとにかくハラワタが煮えくり返る。幸が薄くて、何をやるにも不器用すぎる生徒は、見てるだけで同情心から涙が出て来る。ドラマでも映画でも、感情移入できる作品は最高の暇つぶしになる。登場人物に恋したり、憧れたり、あるいは、怒り、または、同情したり、、、とまるで、僕が住んでいるこの場所から地続きのどこかに彼ら、彼女らが住んでいると思える作品は、いつの間にか僕の生活に入り込み、いつの間にか僕の心を動かしている。

 

まさしくそんなドラマがこれら3つのドラマであり、その功労者は主役の教師ではなく、脇役の生徒なのだ。「学園ドラマに欠かせないのは、学級崩壊に立ち向かうヒーローのような教師」という時代はもはや終わったのかもしれない。「本当の主役は、生徒です」の合い言葉のもとに制作された学園ドラマこそ、視聴者の感情を揺さぶる作品となる時代がやって来たのではないだろうか。

 

女子高生コスプレの35歳女性、活躍する美しき女幽霊、不気味すぎるキャラクターの家庭教師。一見あくどくも捉えられがちな設定なのだが、見ているうちにいつの間にかその突拍子もない世界にのめり込んでしまう。ありえない世界が、今いる場所と地続きのどこかにありえると考えてしまう。それを担っているのは、不思議なことに主演の教師ではなく、生徒なのだ。「本当の主役は、脇役です」という真実を胸に各ドラマ後半戦を楽しませていただきたい。

 

 

 

【ドラマメモ】

(1)「35歳の高校生」の片瀬那奈は、森口博子ソックリ。

(2)「家族ゲーム」の浦上晟周は、「3-4×10月」の柳憂怜(やなぎ・ゆうれい)ソックリ。

ラジオパーソナリティ/テレビとラジオのADを経た28歳。 テレビ視聴&ラジオ聴取時間は、1日20時間以上です。 テレビについて、ラジオについて、オススメ情報から辛口批評までおこないます。

Facebook: 100002977761138