YouTubeが有料チャンネルを開始 放送・レンタルビジネスが激動するかも

  by 動画解放軍  Tags :  

『YouTube』が有料チャンネルを開始しました。”有料チャンネル”を登録することによって、そのチャンネル内の動画を月額料金で見ることができます。『Hulu』などが行なっているような月額課金制が『YouTube』でも行われます。日本国内のチャンネルはまだ参加していませんが、開始時点で53のチャンネルが登録されています。

どのようなチャンネルがあるのか

ほとんどが日本ではなじみのないものですが、UFC(格闘技)のチャンネルがあります。スポーツ、映画、テレビ、自動車情報、教育など充実しています。一部、日本からは見られないものも。価格は200円~500円程度と衛星放送やCS放送の個別契約と変わらない料金です。

視聴者・提供者ともにビジネスが激変する可能性

今まで似たようなことを行う場合には、放送事業者の免許取得、衛星チャンネルの包括契約、通信衛星の打ち上げや維持管理、専用の受信機の配布、『YouTube』や『Hulu』のような強力な配信プラットフォームの整備などが自前で必要でした。『YouTube』の有料チャンネルであれば、配信者は手軽にビジネスを始められると考えます。『YouTube』との契約内容は不明ですが、技術的には私達が『YouTube』に動画を投稿するのと変わらない手法でしょう。

視聴者とっても『YouTube』に親しみがあれば、衛星テレビに料金を払うのも、『YouTube』と有料チャンネルと契約するのと変わらないと思います。また、有料チャンネル契約に対応したテレビやセットトップボックスが登場すれば、物理的なメディア(DVDやBlu-Ray)などの月額レンタルサービスと変わらないと思います。

通常はチャンネル登録ボタンだけですが、有料チャンネルの場合は価格が表示されています。

『YouTube』のチャンネルとは

チャンネル=アカウントのことです。『YouTube』はテレビに見立てて、アカウントの名称をチャンネルと呼んでいます。 視聴者は好きなチャンネルを登録でき、ログインすると登録したチャンネルの新着情報が表示されます。

Youtube (有料チャンネル一覧、一部は日本からの契約は不可)
http://www.youtube.com/channels/paid_channels

写真はBig Think Menterのプレスリリース及びYouTubeから

普段は動画を使ってガジェットや食品のレビューを行なっています。 人が思いつかない切り口でレビューや紹介を行なっています。 ネタ探しのために自己資金を使って出張取材も最近は多いです。

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