絶賛の声が上がる『ソウルサクリファイス(PSVITA)』、TUTAYA週間ゲーム売上ランキング1位。初音ミクを抑える

  by sub-sunaipo  Tags :  

 

3月7日に発売した、プレイステーションVITAのキラータイトル『ソウルサクリファイス』(SCE)。

同時期に発売したキラータイトルである『初音ミクProjectDIVA-f(PS3)』を抑えて、

TUTAYAの初週ゲーム売上1位となっている。

いまや『ミクならなんでも売れる』といわれる世の中だが、そのミクを上回ったことはすごいことだ。

ソウルサクリファイスを手がけたのは、カプコンで『ロックマン』や『バイオハザード』シリーズなどを世界中でヒットに導き、現在独立して株式会社comceptのCEOを務める稲船敬二氏だ。

ネット上では高評価が多いが、狩りゲーをうたっているなかで、同じ狩りゲーである『モンスターハンター』のパクリだというバッシングが起きないか心配だった。

しかし、「モンハンのパクリ」という批判は現在のところまったく見かけていない。

通称『ソルサク』と呼ばれるこのゲームを私も発売日に購入し、かなりハマっている。

その魅力をできるだけわかりやすく、要点を簡潔に解説していく。

 

ソルサク最大のテーマ『共闘』

まず、1人で遊ぶ、いわゆるソロ専用のストーリーモードと、

最大4人まで組んで一緒に戦えるマルチプレイモードがある。

マルチプレイは、アドホックモードまたはwifiモードの2つの通信タイプがある。

マルチプレイにおいて共闘とはいったいどういうものか。

協力ではなく共闘。なんとなくわかるようでわからないかもしれない。

わたしが思うに、協力は「ちょっと力貸せ」程度だが、

共闘は「俺を生贄にしてヤツを倒せ!」というレベルだ。

瀕死の味方を『生贄』にして強力な生贄魔法を発動することもできるし、

自分の体力を分けて『救済』し、戦闘に復帰させることもできる。

この生贄か救済かの判断は、生存中(瀕死以外)のプレイヤーに委ねられているので

敵に勝つにはどちらを選択すべきかを決めなくてはならない。

瀕死のプレイヤーは、「俺を生贄にしてくれ」「救済してくれ」というメッセージを発することができるため意思表示ができることでより共闘感が増している。

『生贄』『救済』そしてその『選択』。

この3つのキーワードが、このゲームのすべてといっていいかもしれない。

 

考えさせられるストーリー

とにかく物語がいい。あまり言うとネタバレになってしまうが。

『犠牲と代償』という言葉がたびたびでてくる。

基本的に魔法使いは、魔物を倒し生贄にすることで力を得ることができる。

その代償にはさまざまなものがある。

犠牲と代償は、現実世界でもある話だ。

世の中にはその犠牲と代償で溢れかえっている。

物語を読み終えたとき、それを改めて教えてくれることだろう。

 

遊び方、戦闘方法

ではお待ちかねの遊び方を説明する。

まず、『供物(くもつ)』というものを6個まで持つことができ、

1つの供物につき、1種類の魔法を発動することができる。

剣、斧、追尾魔法、変身、ゴーレム召喚など様々な供物があり、

炎、氷、雷といった属性を考慮しつつ装備することになる。

供物は戦闘中に消費していくため、わいてくる雑魚敵を倒して生贄にするか、

供物を回復させる場所がマップ上にいくつかあるため、

その2つの方法で供物を回復させながら戦うことになる。

ただし戦闘中に供物を消費しきってしまうと戦闘中には回復できなくなる。

そして『禁術』なるものが存在する。

防御力を犠牲にして大ダメージを与える『サラマンダー』をはじめ、

自分の腕を犠牲にして、鎖のようなもので敵を一定時間拘束するものなどがある。

そのほか、腕に刻印を刻むことができ、その刻印の効果によって、

体力を高めたり防御力を犠牲にして攻撃力を高めたりできる。

まとめると、戦闘前に、6つの供物、禁術1つ、刻印5つ、をセッティングすることになる。

そのほか、衣装やキャラクターの顔や髪型など、容姿のカスタマイズも可能。

プレイに応じて、衣装の種類や色も増えていく。

また、生贄を選ぶと魔力が上がり、攻撃力が増す。救済を選ぶと回復力と防御力が増す。

極端に魔力だけを上げると『カオス(魔)』、反対の救済ばかりを続けると『ロウ(聖)』という特殊な姿に変化する。

 

VITA×ソルサク=売れる理由

なぜ売れるのか、なぜ評価が高いのか。

それはこのゲームがVITAで発売されたからだ。

モンハンもそうだが、狩りゲーは、友人たちとアドホックプレイできる点が最大の売りだ。

わたしはwifi通信しかしないが、携帯ゲームと非常に相性がいいのだ。

またVITAが大幅値下げした時期とソルサク発売の時期が重なったため、

ソルサクのためにハードを買った人も多くいるようである。

VITAを手にとってことがない人はわからないかもしれないが、

VITAは画面がとにかくきれいで最初は驚くだろう。

音質もクリアで非常に臨場感がある。このハードが2万円程度で買えることについては、

お買い得という言葉以外思いつかない。

そのソニーの努力にユーザーたちが応えたのか、値下げ直後、VITAの売上数が前週比で6倍に増えているという(週間6万台)。

アクションゲームが苦手でも安心してほしい。味方のサポートに回ったり、

回復してもらったりと、初心者も『救済』されているゲームだ。

きっとソルサクは、プレイヤーも、ソニーも、救済してくれるシリーズとなっていくに

違いないと思っている。すでに続編を望む声がコミュニテイにも浮上している。

 

最後に、未購入の方へ

めったに見られない良作と言い切ろう。

ほとんど欠点という欠点がなく、多少のバランス調整は必要だが、

それはどのゲームでもあること。

DLCも配信されていくので、「半年は飽きずにプレイできる」という。

新作は、最初はネットの掲示板やコミュニティはそんなに盛り上がらないものだが、

ソルサクは最初から盛り上がっている。

なにが絶賛される理由なのか。ただ敵を狩って爽快感を得るだけのゲームではない。

それをぜひ自分の目で確認してほしい。多くのソルサクユーザーが増えることを願っている。

 

稲船さんはこう言っている。「あなたたちの貴重なお金を代償に手に入れてくれた「PS VITA」と「ソウルサクリファイス」は、必ず支払った代償以上の大きな力となって、あなたたちに「幸せ」を与えてくれると思うよ」

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