笹子トンネル アルバイトKの証言

  by グリッティ  Tags :  

ささげられた献花

昨年12月、天井が崩落し9名の犠牲者を出した笹子トンネル。
今日その現場が初めて報道陣に公開された。

 

現場に捧げられた献花、熱で溶けたアスファルト。
痛ましい事件の痕跡が、今も生々しく残っている。
残された遺族にとっては、生涯心の傷が癒えることない、やりきれない事故だ。

 

そうであれば、せめて、これから同じことがないように工事や点検を行っていくことが、関係者の、犠牲者に対する務めだろう。

ところが、思わぬところから、思わぬ内幕を聞かされることになった。
それは私の友人Kからである。

 

現在失業中のKはアルバイトで生活を繋いでいる。
短期で、さまざまな職についているのだが、今トンネルのボルトを点検するアルバイトに就いているというのだ。

 

いっておくがKは、建設業の経験はまるでない。
にもかかわらず、ボルト点検の補助ではなく、実際にボルトを叩いて(打音点検というらしい)をやっているそうだ。

就職する時も経験の有無は全く問われなかったらしい。
とにかく総点検しなければならないので忙しく、人不足だから簡単に決まったようだ。

 

Kはいい加減な男ではないので、言われたことはきちんとやるだろうが、それでもただの素人である。
そんな人間に点検の最前線を任せるのは、あまりにも無責任ではないだろうか。

 

今回総点検が行われているのは、笹子トンネルの事故があったからだろうが、ただ「点検やりました」という実績づくりのための点検が行われているとしたら、犠牲者は浮かばれない。

そして、第2第3の笹子トンネル崩落事故も防げはしないだろう。

 

悲劇が繰り返されないよう、徹底した再発防止策を望む。

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