“もし、子供用の良い睡眠薬があるなら、選択肢の一つ”~さかもと未明さんにクレームされた、JALのケース

  by ふくやまひろし  Tags :  

さかもと未明さんが記した「再生JALの心意気」

http://shuchi.php.co.jp/1229/1229.htm

が、物議を醸しています。
しかし、この種の問題は、もう何十年も前から議論されているはずです。
ていうか、この問題は、何十年も前から、“放置”されてきたのです。

 
私は、この問題の一つの解決方法として、
“もし、子供用の良い睡眠薬があるなら、選択肢の一つ”
と考えます。
以前(20年以上前だったと思う)、“海外では、泣き止まない子どもには睡眠薬”という記事があったと記憶しています。
私も、最初は抵抗がありましたが、“海外では子供用の、良い睡眠薬があるのかなあ・・”と感心した記憶があります。
私の主張の根拠になっている情報は、この記憶によります。
私の記憶が確かなら、日本ではこの問題は、何十年も、未解決のママ放置されてきたことになります。
今回のさかもと未明さんのケースでは、一番の被害者はだれでしょうか?
それは、“赤ちゃん”に他なりません。
飛行機という過酷な環境に入れられ、逃げることもできず、ただ泣くしかなかった赤ちゃん。

もし、この赤ちゃんを泣かせずに済む方法があるなら、赤ちゃんはさぞかし、楽しい旅だったろうに。
最近では、多くの人が飛行機の旅が当たり前になり、飛行機に対する抵抗感は、以前より格段に少なくなりました。
とはいえ、やはり、はじめて飛行機を経験する人がゼロになったわけではありません。
私がはじめて飛行機に乗った時、離陸する時の、ジェットコースターのような、あの“ワクワク感”は今でも忘れません。

上空に上がりきって、機体が安定すると、シートベルトをはずすこともでき、“空を飛んでいるはずなのに、この安定感はどうしたことだろう・・・”と、不思議に思ったことも、今だに覚えています。
ところが・・・
快適な空の旅が終わりに近づいた時、つまり、着陸の時、その“苦痛”は予告もなくやってきました。
“痛~~~~~い・・・痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い”
耳の奥が激しい痛みに襲われたのです。
もちろん理由なんかわかりません。
“痛~~~~~い・・・痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い”
こんな激しい痛みは、今まで経験したことがありませんでした。

この痛みがいつまで続くかもわかりません。

ひょっとしたら、病院へ行かなくてはいけないのかなあ・・

耳が聞こえなくなるかもしれない・・・
などと、不安になったことは、ご想像頂けると思います。
“痛~~~~~い・・・痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い”
と、私は叫び続けました。(隣の席の人は、何ともないようすでした。不思議です。)

 

そうです。気圧の変化に対応できず、耳の奥が痛んだのです。
今となっては、その対処の仕方がわかっていますから、激痛を回避することができます。
しかし、初めての飛行機では、全く対処方法が分からず、激痛に耐えるしかありませんでした。
着陸してしばらくすると、自然に痛みは治まりましたから、あとは何事もなかったかのように旅行をすることができました。
私は、この自分の経験を思い出し、今回の赤ちゃんは、おそらく、気圧の変化に対応できず、耳の奥が激痛に襲われていたのではないか?
と想像しています。
しかし、この想像は間違っているかもしれません。
しかし、赤ちゃんが、飛行の間中泣き続けていたということは、何らかの苦痛なり、ストレスを受け続けていたことは間違いありません。
もし、この赤ちゃんが受ける痛みやストレスを、少しでも解消してあげられたら、泣く度合いも、もう少し低かったかもしれません。
そういう意味でも、赤ちゃんのためにも、
“もし、子供用の良い睡眠薬があるなら、選択肢の一つ”
と思います。

 

 

それから、もう一つ、
“もし、子供用の良い睡眠薬があるなら、選択肢の一つ”
と考える理由があります。
それは、

今回のさかもと未明さんのように、赤ちゃんの泣き声を我慢できない人は、残念ながら、存在するのは事実なのです。
言い方はムズカシイですが、今回は、さかもと未明さんだったから、“まだマシ”だったかもしれません。
さかもと未明さんは、タダのクレーマーでしたから、確かに親御さんはつらい思いはしたでしょう。

が、それで済んだので、幸いだったかもしれません。
と言いますのも、私たちの身近には、“話の通じない人間”が少なからず存在します。
例えば、暴力的な方々とか、

殺人を犯しても、精神鑑定で無罪になるような方々とか・・・
アタマのギアが、反対に付いているような人。

自分が何をやっているか、わかっていない人。

自分の行動が他人に迷惑を掛けているかもしれない・・という思考回路がない人。
などなど。
皆さんの周りには、こんな人はいませんか??
私の周りには、います。

 

つまり、今回の登場人物が、さかもと未明さんではなく、上記のような方々だったら、どうなっていたでしょうか??
ひょっとしたら、赤ちゃんもお母さんも、殺されていたかもしれません。
ひょっとしたら、飛行機が安全に飛行できない状況に追い込まれ、最悪、墜落でもしたら、全員死亡です。
もしそうなったら、犯人を追及したところで、何の意味もありません。後悔したところでどうしようもありません。
赤ちゃんもお母さんも、罪はないのです。
それにもかかわらず、最悪の事態に巻き込まれる可能性は、否定できないのです。
そういう最悪のシナリオを回避するために、できる工夫はした方がいいと思うのです。
ですから、
“もし、子供用の良い睡眠薬があるなら、選択肢の一つ”
と思うのです。
それで、もし、
子供用の良い睡眠薬が“なかったら”どうするのか?
是非、製薬会社さんに開発して頂いて、今回のケースのような場合には、親の判断で服用できるように、法令の制定も含めて検討すべきです。
親が子どもに、カゼ薬をドラッグストアで買って与えるように、どうしても、子どもを飛行機に乗せるしか選択肢がない場合には、“子供用の良い睡眠薬”あるいは、“子供用の良い鎮痛剤”など、検討する必要があると思います。
(もちろん、飛行機に防音室などを設置することも、できればして欲しいです。他にもいろいろ工夫・検討すべきです)

 

“もし、子供用の良い睡眠薬があるなら、選択肢の一つ”
これが私の主張です。
(ふくやまひろし)

 

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