人間がゾウを養子に そのいきさつは……

  by 香椎みるめ  Tags :  

アフリカ南東部のマラウイという国で、人間が生まれたばかりのゾウを“養子”に迎えた。大型動物を保護する活動家のジェニー・ウェブ(48歳)は、ゾウに「モーゼス」と名前を付けて、2人のお手伝いと共に、彼女の自宅で暮らしている。

モーゼスが人間と生活するようになったいきさつは、現地の野生動物保護区にて瀕死の状態で発見されたこと。生後数週間という幼さで、モーゼスの母親らは密猟者に殺されたと考えている。ウェブによれば、ゾウは非常に繊細な動物だそうだ。だからこそ、自分で引き取って育てることを決めたのかもしれない。

ジャンボ・ファンデーション――まだ母乳離れできない大型動物の赤ちゃんの養護施設の創設者でもあるウェブ。モーゼスが5歳になれば、野生に戻してあげる予定とのこと。ウェブが飼っているペットたちとも散歩に出かけたりするなど、すっかり今の環境になじんでいるようだ。育ての親とのツーショットを見れば、一目瞭然だ。

画像: ウェブとモーゼスの2ショットを掲載するサイトのキャプチャー
http://newsfeed.time.com/2012/10/16/meet-moses-the-baby-elephant-raised-by-humans/#aptopix-malawi-elephant-calf

香椎みるめ: フリーのライター、英日翻訳者、校閲者の三刀流。平成生まれ。性別は秘密。ウェブマガジン「GIGAMEN」で10年、計1890本以上の記事を執筆。サッカーの観戦記から始まった物書き屋は、「Yahoo!ニュース」や「ガジェット通信」に掲載された経験も活かしつつ、今は日本市場へ参入する海外企業の皆さんとタッグを組みながら、ありとあらゆる「文字を書くお仕事」をこなす日々。

Twitter: GigaMirumeK