『隠し吟醸』公式モニターを体験!安くて美味しいお酒を追求する清洲桜醸造

  by 中将タカノリ  Tags :  

もう2か月も前のことだが 、清洲桜醸造という酒蔵の公式ブログモニターに選ばれた。提供されるお酒をひたすら飲んで、ブログに書くというお仕事だ。酒蔵の名前をご存じの方はかなりの日本酒フリークだと推察するが、コンビニやスーパーで売っている『鬼ころし』のパック酒のメーカーと言えばピンとくる方も多いのではないだろうか。

清洲桜は愛知県で江戸時代から酒作りをしている酒蔵。知名度では灘や伏見の大メーカーに及ばないが、醸造量は東海1位、全国でも11位(2010年)の規模を誇っている。今回筆者がモニターをすることになったのは『濃姫の里 隠し吟醸』という製品。

30本もあるので、冷やしたりお燗にしたりフローズンにしたり酒器を変えたり、色んな方法で楽しんでみたが、180ml150円としてはかなり上品な吟醸酒っぷり。一般のパック酒、カップ酒の中身である本醸造酒や普通酒と比べて香りはすっきりとフルーティーで味も非常に細くておだやか。個性的な味わいを求める日本酒通にはどうだかわからないが、あっさりとした味が好きな人や、ふだん日本酒を飲み慣れない人には高評価を得られるのではないかという感想だった。

手軽な反面、日本酒通の中には安酒のイメージからパック酒を嫌う人が多い。しかし長く低迷を続ける日本酒業界にとって“飲んだことがない人にどう興味をもってもらうか”というのは大きな課題だ。「造りのしっかりした高級な日本酒を飲めば誰でも日本酒の良さがわかる」という意見もあるが、筆者はそういうお酒は味の主張がはっきりしているため、良し悪しにかかわらず万人受けするものが少ないと感じている。しかも値段が高いことが多く、飲みたくても手が出ないということもあるだろう。より多くの人に日本酒に慣れ親しんでもらうには、『隠し吟醸』のような製品がもっと世に広まるべきではないだろうか。

製品誕生の背景やブログモニター導入の意図に関して清洲桜醸造にインタビューを申し込んだ。対応していただいたのはブログモニター企画担当の宮地さん。

――『濃姫の里 隠し吟醸』はいつ発売されたんですか?

宮地:『隠し吟醸』900mlパック、180mlミニパック共に2008年4月1日より発売させていただきました。

――清洲桜醸造で一番有名な商品は『鬼ころし』のパック酒だと思いますが、『隠し吟醸』に関してもパック酒での普及を狙っておられるのでしょうか?

宮地:はい、日常の飲酒シーンで消費されるお酒は普通醸造酒が多く、吟醸酒は高価で手が出しにくいお酒(ぜいたくなお酒)というイメージがありますが、瓶ではなくパックにする事でより手軽なイメージが出せて日々の飲酒にご愛飲頂けるのでは、との思いで開発致しました。たくさんの方に日本の誇る技術と文化の香りと味を楽しんでいただければ幸いでございます。もちろん、贈答用に瓶(隠し吟醸720ml瓶、300ml瓶)でのご提供も致しております。

――手軽な反面、高級なイメージをもたれにくいパック酒ですが、清洲桜醸造としてパック酒のアピールポイントはあるのでしょうか?

宮地:瓶とパックを比べた時にパックの利点としましては、保存性が高く(紫外線を透過しにくい)、また軽量であるため、物流面でも都合がよく、割れたりしないのでより安全にお取り扱い頂ける事が利点となります。容器表面を自由に彩れるデザイン性の高さも良いと思います。

――隠し吟醸は日本酒ファンの私から見て、非常に飲みやすい万人ウケするお酒だなという印象でした。大手酒造メーカーの作る吟醸酒の中でも飲みやすさに関しては突出していると思います。開発にいたるきっかけや開発中のこだわり、エピソードなど教えてください。

宮地:最近ではより安価なお酒が市場で受け入れられる傾向が強くなっております。そんな中、「価格訴求力もあるが、品質も良いお酒」をどうすればご提供できるのか検討を重ねた結果、日本の文化でもある日本酒の技術の昇華”吟醸酒”をよりお手軽に楽しんで頂こうと考えました。吟醸酒をパックで出したらもっと手軽になり、面白いのではないか、大量生産する事で価格訴求力を高められないか研究をして開発に致りました。吟醸酒特有のフルーティな香りと上品な味やコストと品質のバランスを考えた素材選びなど杜氏を始め、製造現場の皆の汗と努力の結晶だと思っております。一人でも多くの方にお楽しみ頂ければ幸いでございます。

――実際に飲まれた方からの反響はおおむね想定内だったでしょうか?

宮地:はい、大変ありがたいことで「飲みやすくておいしい」とのお声を頂きまして感謝致しております。今後もより良いお酒をご提供できる様、日々精進して参ります。

――『隠し吟醸』は1パック180mlで150円。この安さでこれほど美味しいのだから、さらに上位ランクの『清洲城信長 吟醸』や『超特撰大吟醸 楽園』はどんなに美味しいんだろうという期待がふくらみます。味の方向性としては隠し吟醸にくらべてどんな違いがあるのでしょうか?

宮地:『清洲城信長 吟醸』や『超特撰大吟醸 楽園』は、味の方向性としては、(味が)軽くて香り高い方向性を目指しております。また、『隠し吟醸』と比べてより人の手を掛けた造りをしております。

――定期的に現物を配布してブログモニターを募るというアピールは非常にユニークですね。導入の意図や、エピソードなど教えてください。

宮地:導入の意図としましては、弊社の製品をより多くの方に知ってもらいたいという事で始めました。当選者の皆様がよくなされるのが、届いたミニパック(1ケース30本入り)をタワー状に高く積まれるという事ですね。「通称:鬼タワー」と呼ぶらしいですが。ミニパックがたくさん届くとついついやってしまいます。お蔭様で口コミの効果でほぼ日本全国からご応募頂いており、大変ありがたく思っております。

日本酒をより多くの人に普及させる、より美味しいものを造るという清洲桜醸造の姿勢を丁寧にご説明いただけた。パックでタワーを作るというのは盲点だったので筆者も(不器用なので実際には妻)さっそく試してみたがいかんせん残り少なく、迫力に欠けるのが残念だった。

またインタビューの過程で教えていただいたのだが、隠し吟醸には愛知県産の“大地の風”という米が使われている。後で調べると大地の風は多産かつ病害虫複合抵抗性品種であるため、低農薬での栽培が可能ということだ。味とコスト、さらに安全性にもこだわる造り手の良心に気づかされた瞬間だった。多くの方に『濃姫の里 隠し吟醸』を自信をもっておススメしたい。

筆者がモニターするブログはhttp://blog.chujyo-takanori.com/?eid=1627421

※画像の一部はHPより引用いたしました。

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の誘いにより芸能活動をスタート。 2007年からは田中友直をサウンド・プロデューサーに迎えソロに転向。 代表曲に「だってしょうがないじゃん」(2011年)など。 近年はテレビ、新聞、ウェブメディアなどの媒体で音楽・芸能評論家としても活躍の幅を広げている。

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