二足歩行の恋人がほしいくらいが丁度いい

  by アゲジョ  Tags :  

たとえば”ガンタンク”ように、いくらカッコよくても軽快にキャタピラで移動する彼女よりも、ハイヒールで颯爽と歩く女性のほうが魅力的に感じるのは、男性であれば当然のことかと思います。街を歩けば幸せそうなカップルを目にすることも多く、外出のたびに悔しい思いをされている方も多いのではないでしょうか。既婚者である私でさえも、幸せそうなカップルを見かけるたびに羨ましくも感じ、嫉妬からついつい下唇を噛んでしまうこともあります。

さて、そういった街で見かける恋人同士。一見すると、まるで接点がないように感じます。果たしてどのように出会ったのでしょうか。ネットがない時代であれば、日常生活の中で恋愛に発展していったケースが多かったのでしょう。この現代において、そのかたちはどのように変化しているのを少しだけ調べてみました。

1位 「仕事先」
2位 「友人、知人の紹介」
3位 「学校」
4位 「合コン」
5位 「SNS」

これはan-anが行った未婚&既婚読者300人アンケートの結果なのですが、興味深いことに2004年に別のサイトが行ったアンケートでもほぼ似たような結果が出ていました。統計を身近な私の人たちに置き換えても、おおよそこの割合になるので信憑性は高そうです。その中で、5位のSNSについては匿名サイトがメインであった2004年当時よりも、現在ではFacebookやmixiなどが主流であり、ある程度の安全性が約束されているため恋愛まで発展するケースは高いのかも知れません。

この結果を見ても、異性の少ない業界だし…、知人に紹介を頼むのも照れくさいし断りにくいし…、この年齢になると合コンも少ない…、SNSとか怖いし使い方もよくわからない…、など恋人はほしいものの、なかなか行動に移せない方も多いのではないでしょうか。そういった方々は『結婚情報サービス』などの利用を検討してみてはいかがでしょうか。費用こそかかりますが、臆することなく相手の年収や、容姿などを要求することができます。少々高い買い物かも知れないですが、一生に一度のことを決める上で、このシステムを利用するのもあながち間違いではないかも知れません。中には、国際結婚を目指す女性専用の婚活サイトもあり、ニーズの多様化に合わせたサービスを展開している企業も多く存在します。

実際にどれくらいお金がかかるのか、少し気になったので調べてみると登録料は無料から数千円と比較的安いものも多いのですが、年会費のほか、エージェントへの相談やマッチングなどの費用などを含めると30万円くらいが相場になり、婚活パーティなどのイベントに参加すれば別途費用がかかることもあるそうです。それらを利用しない多くの人たちは、付き合うまでに食事を奢ったりした諸費用は平均で3万円くらいだと思います。そう考えると、確かに高額ではありますが、理想の相手とのマッチングを得られる対価としては見合ったものなのかも知れません。しかしながら成婚率が高い結婚相談所でも10%程度、そのうち入会後半年から1年で成立する割合が高く、それ以上経過すると厳しく、2年も経過するとかなりの絶望感を味わうことでしょう。

こうしてみると成婚率の低さが目に付きます。それは、結婚相談所の問題だけではなく、そもそも登録者の持つ要求が、あまりにも高いことに原因があるようです。

具体的には男性の場合、女性に対して望むものは「年齢」であり、25歳までの女性に対するニーズが圧倒的に高いそうです。しかし25歳未満の女性登録者が割合が非常に少ないことに加え、そういった女性は相応の条件を提示している可能性が高いため男性からの要求に応えられないケースが多いようです。その反面、女性が求めているものは「収入」です。それについても、自らの年齢に関係なく、ある程度の容姿と高学歴、35歳未満、平均600万円/年がネックとなり、成婚はおろかマッチングの機会すらなかなか得られない状況にあるようです。

ここまで読んだ方々の意見は、おおよそ一致していると思うのですが、周囲の既婚者の中に双方ともにこの条件を満たしてる人って、まずいないと思うんです。

男性に対して言わせていただければ、よっぽどのリア充じゃない限り10歳も年下の娘との会話だって、まともに成立するわけがありません。せいぜい飲み会で軽いシモネタを披露して、ウケテルと勘違いしている、私と同類のオッサンであることを自覚しなくてはいけません。相手はオリックス時代のイチローはおろか、ジュリアナとジュディ・オングの区別すらつかない世代であるということを、まずは知っておかなくてはいけません。

女性についても、かつて三高(高学歴、高収入、高身長)を狙っていた高飛車な女性たちが、現在どれだけの辛酸を舐めているかをわかっているはずです。もし彼女たちの狙い通りにいっていたら、今頃、街には”レクサスに乗った阿部寛”で溢れています。もし後輩の女性社員が寿退社しても「他人は他人。私は絶対妥協しない!!」って思っているでしょう。そもそも妥協という概念で捉えてしまうことが間違いです。

やはり、結婚というもので一番大切なものは、やっぱり性格だと思います。相談所の人にもそういった点を重視したプロフィールづくりをしてもらいたいものです。

 

最後に、調べていたときに見つかった印象的だった出会いのかたちを紹介します。

 

■高校が同じだけど、スカイプで紹介されて、ネトゲを一緒にやってて毎日会話してて、話しが合うしいいなーと思って、好きだよと伝えたら後日、彼から告白された。

 

実際のところ、どちらから告白したのでしょう。

 

何はともれ何事も普通が一番です。

-二足歩行の恋人がほしいくらいが丁度いい-

 

 

画像:from flikcr YAHOO!

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