福島県の小学校で『新ヤシマ作戦』が発動中

  by さきえる  Tags :  


郡山市立橘小学校

『ヤシマ作戦』といえば、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の作品内で行われた作戦のひとつだが、東日本大震災の後には節電や計画停電への呼びかけを、『ヤシマ作戦』と呼ぶ動きがTwitterを中心に話題となり、耳にした人も多いだろう。そして福島県にある郡山市立橘小学校が実行している『新ヤシマ作戦』が大きな結果を出し、注目を集めつつある。

『新ヤシマ作戦』とは、ペットボトルによる放射線遮断作戦である。ペットボトルを使ってどのように放射線を遮断するのかというと、水による放射線の遮へい効果を利用し、水を入れた数百本の角型ペットボトルを壁のように並べて、中庭から教室に侵入する放射線をさえぎろうという作戦であり、職員の間では『新ヤシマ作戦』と呼んでいるのです。
結果は、放射線数値を比較すると、ペットボトルを設置した窓際では設置前の3分の1の数値に、教室全体の平均値では約50%の低減効果が表れています。また海外の専門家からも「理にかなっている」とメールが届いたという。

【高さ70cmの計測地】
窓側1m 0.31 → 0.12
中央 0.17 → 0.09
廊下側1m 0.13 → 0.10
(単位:マイクロシーベルト)

職員も最初は半信半疑だったようですが、それでも生徒のために出来る事は何でもするというこの姿勢に筆者はとても感動をいたしました。また、震災後の計画停電時に一時的に『ヤシマ作戦』という言葉は話題の上っただけかと思いましたが、ある意味『ヤシマ作戦』は節電だけでなく、『新世紀エヴァンゲリオン』の日本中の電力(力)を一つにする作戦と同じく、力を合わせて震災復興をするというキーワードになっているのではないかと、実感いたしました。

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