元祖アキバ系アイドル『桜川ひめこ』の今を聞いてみた

  by 超次元電視いと、まほろば  Tags :  

「アキバ」と「アイドル」という単語から、あなたは一体誰を想像するだろうか。数年前に巻き起こった「アキバ系地下アイドル」ブーム。当時は社会現象となり、今をときめく「AKB48」、「ももいろクローバー」等を代表とする現代のアイドル像の下地となった。その一時代を築いた立役者として
『桜川ひめこ(さくらがわひめこ)』の名前を聞いたり、あるいはテレビで見たという人は多いのではないか。

キャッチフレーズは「元祖いもうと属性アキバ系アイドル」。当時のアイドルの代表格としてCM、テレビ番組に出演していたが、つい先日に所属事務所を自主的に辞め、現在はフリーとして活動している。ひょんな事から話を伺う機会があったので、桜川ひめこさん本人に色々と伺ってみた。

-一時期は、テレビとかLIVEとかCD販売とか精力的に活動してたようですが、最近、控えめにしてますね。

桜川ひめこ:そうなんです。ちょっと思う事があって…

-悩み事ですか?

桜川ひめこ:悩みといえば悩みなんですが、実は今、新しい事を始めようとしていて、その準備の為に、出演するイベントを控えめにしたり、色々と考え事をしている最中です。その新しい事を始める為に、事務所を辞めてフリーになったんです。

-それはまた凄い決心ですね。新しい事とは、どういう事ですか?

桜川ひめこ:まだ全然発表できる段階じゃなくて…自分なりに一生懸命考えながら、企画書を作ってます。

そう言いながら、手描きの「企画書らしきもの」を見せてくれた。見た目とは裏腹に、細部まで書き込んでおり、自身の本気度が垣間見えるような内容だった。「考えながら」と言う割には、コンセプト、将来の展望という点において、しっかりとした企画書になっていた。アキバ系アイドルの元祖として活躍してきた彼女なりの集大成といった感じだ。
※本人の希望により、内容の詳細については割愛しています。

-これは、随分と壮大な計画ですね!従来のファン層を大事にしつつ、新しいアイドルの形として新規層にアピールが可能な、アイドルなんだけど、アイドルっぽくないっていうか…

桜川ひめこ:私自身、やりたい事や夢は沢山あるんだけど、一番大切なのは、これまで応援してくれたファンの方達だと思います。これまで活動して来た中で、わたしのスタイル、「桜川ひめこ」って、そもそも「アイドル」って何なんだろうって思って。

実はアイドルとして忙しくしていた時は何も考えていなかったんです。「もっと有名になりたい」、「もっと沢山のお客さんと出会いたい」って思うのはアイドルとして当たり前の事なんだけど、アイドルの仕事をしながら、色々な人に「何が目標なの?何がしたいの?」って言われると、わかんなくなっちゃうんですよね。自分が。

そのうち、自然と仕事が少なくなって来るので、考える時間も多くなるんです。
「わたしは、何がしたいんだろう…」
でも多分、ファンの人達の「桜川ひめこ、何がしたいんだろう…」っていう思いの方が強かったと思います。なんか感じるんですよね(笑)
それからも色々考えたら、まず事務所やめてフリーになって、そこから色々やってみようと。そういう結論に至りました。

-その新しい計画の為に、具体的に何か準備は進めているんですか?

桜川ひめこ:これまで仕事で培ったネットワークで、クリエイターさんやスタッフさんに相談しながら、色々なものを作る準備を進めてます。曲とか、写真とか、ホームページとか…

-一人で全部担当して進行するんですね。フリーになるとその部分が大変だから、行き詰まっちゃうような事はありませんか?

桜川ひめこ:私のようなアイドルだと、曲作りもグッズ作りもみんな一人でやる事が多かったのでその辺は慣れてます(笑)

-そんな壮大な計画を進めつつ、現在フリーで活動という事ですが、最後に最近のお仕事について教えて下さい。

桜川ひめこ:現在公開中のアニメ映画『マクダルのカンフーようちえん』に主人公のマクダル(声:鈴木福)とガールフレンドのメイ(声:剛力彩芽)の親友のグーシー役で出演しています。

あと、もうすぐなんですが、8月26日(日)に海の家のトークイベントに出演します。このイベントでは、歌わずにトークコーナーにゲスト出演という感じで、他にも虫ドルとしてテレビに出演している『カブトムシゆかり』さんやお笑い芸人さん達が出演します。久しぶりのトークイベントでちょっと緊張ですが、今年初の海なので、楽しみにしています。トークイベントは夜から始まりますが、海の家なので、お昼は海水浴も楽しめるそうですよ。イベントの詳細は、わたしのブログに書いてあります。予約不要なので、気軽に遊びに来て下さい。

アキバ系アイドル第一人者として、様々な苦悩を乗り越えて、今後新しい領域へと挑戦する姿は
「まだ現役」という感じだった。今こそ、桜川ひめこの動向に注目である。

桜川ひめこオフィシャルブログ『ひめ☆ろぐ』
http://ameblo.jp/sakuragawa-himeko/

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