youtubeと肖像権と自動ぼかし処理機能

  by yotahathi  Tags :  

突然ですがyoutubeに自動顔ぼかし処理機能が搭載されました。
(顔ぼかし処理の編集は任意です。)

早速試してみた動画がコチラ↓

みていただければ分かる通り、ぼかしがちゃんとかかっていない部分があるどころか、文字を人の顔と認識してぼかし処理を行なってしまっているなど、機能としてはまだまだ実用レベルとはほど遠いように感じます。

 

■ビデオ撮影と肖像権について

昔はビデオ撮影といえばビデオカメラを使用して、撮影したビデオは自宅のテレビで見たりするなどして楽しむものでした。しかし、ネットが普及した今ではyoutubeなどの動画共有サイトや各SNSなどに撮影したビデオをアップロードすることによって、いまや世界中の人と撮影したビデオをシェアすることができます。

ビデオを撮影するカメラもどんどん小型化傾向にあります。1つ例を挙げるとすれば私がビデオ撮影の際に最もよく使用するiphone。iphoneでは撮影のみにとどまらず、撮影したビデオを直接ネット上に公開することも可能です。

動画を撮影し、公開するという行為はいまや誰しもが容易に行うことができるのです。

プライベートでの動画撮影では通行人などが止むを得ずして映り込んでしまうことは多々あります。そういった動画をネットに挙げる際に肖像権の侵害という問題はどうなっているのでしょうか?動画共有サイトの動画を見ていると基本的に肖像権に関しては「良識の範囲内ならok」というのが現状です。

そんなこんなでビデオを回す側にとってもビデオに映り込んでしまう側にとっても肖像権がより身近なものとなってきている今日この頃。今回のぼかし機能の実装はまだまだ実用的ではないにしても、線引きが曖昧な肖像権について改めて考えるキッカケとなることは間違いないでしょう。

 
■台風と肖像権

肖像権についていつも疑問に思っているのがニュース番組などでよく見る「台風の時」の映像。

台風の報道などをみると「壊れかけの傘をさしながらも必死に歩くサラリーマン」や「風に巻き上げられるスカートを必死に抑える女子高生」といった無様な姿をTVに晒される一般人の方々をよく見る気がします。彼らの肖像権については一体どうなっているのでしょうか?テレビだからといってなんでも映して良いとは限りません。

調べてみると「故意にその人物を撮影しているわけではなく風景や景色の中に偶然写りこんだ」として解釈されているため肖像権には引っかからないのだとか。(ソースはある個人による掲示板の書き込みなので何とも言えませんが…。)

肖像権…ますます分からんっ!!誰か詳しい方がいらっしょいましたら是非ご教授願いたいです。

職業:クリエイター。趣味:ディスコ、スナックカラオケ。週末は主に気になるイベントを巡っては写真を撮ったりしております。レポート予定の都内イベント情報はブログでチェックしてくださいネ!apple、ガジェット、フィギュア、旅、デザイン、サブカル、アングラ。

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