女子高生「さぎり」による“自分撮り”動画が話題に―若年層向け「性感染症啓発」最前線!

  by 瑞樹頌平  Tags :  

6月の中頃から、「さぎり」と名乗る女子高生が、彼氏と一緒に自分撮りした動画を『YouTube』や『ニコニコ動画』に次々と投稿したことが一部ネットユーザーの間で話題を集めました。
投稿された動画のタイトルは「さぎり コンドームをつけてみた」「さぎり 彼氏の家に行ったら大変なことになった」「さぎり アソコが大変なことになった」など大人のビデオを彷彿とさせるような非常に“きわどい”ものばかり。
動画視聴者からは、「罰ゲームかなんかか?」「何かの企画モノか?」「女子高生だよね?!大丈夫か?」など様々なコメントが寄せられ、今後どこまで踏み込んだ展開になるのか注目を集めていました。
しかし、この「さぎり」による一連の動画投稿、実は若年層を対象とする非常に真面目な『性感染症啓発ドラマ』だったのです。
今回、このような形で性感染症の啓発に取り組んだのは、様々な“カラダの悩み”の解消法を各分野の名医が解説するWEBサイト『コミコミクリニック みんなの家庭の医学』を運営する朝日放送。
同社は、夏休みを前に、高校生を中心とした若年層に、性感染症についての正しい知識と危険性を知ってもらうことを目的として今回の取り組みを行いました。
匿名の女子高生(18歳)による動画投稿という形をとることで、友達との会話などで話題にしてもらうとともに、性感染症を“自分ごと”として捉えてもらうことが狙いです。
これまでに「さぎり」が投稿した動画や専門医による性感染症に関する解説動画は、『コミコミクリニック みんなの家庭の医学』のスピンオフサイト『おとなの医学』(http://kenko.asahi.co.jp/otona/)と、『YouTube ABC朝日放送公式チャンネル』(http://www.youtube.com/user/abcasahi)で視聴することができます。
専門医による解説動画は、イラストなどを用いて誰もが病気のメカニズムを正しく理解できるように工夫されているほか、ナレーションには『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造役で有名な大平透さんが起用されています。
一口に「性感染症」といっても、その種類やメカニズム、発生後のリスクについて、正しい知識を持っている人は少ないのが現状です。これは、高校生や大学生のような若年層に限ったことではなく、また性感染症に限ったことでもありません。
その点で、専門医の監修に基づき、正しい知識や治療法・予防法の訴求を目的としたこのような「疾患啓発」が増えることは歓迎すべきことです。
(もちろん、ただ人々の不安を煽ったり、誤った知識を植えつけてしまうような疾患啓発が増えることには問題があります。)

高校生を中心とした若年層に対して、“きっかけ”を与えるという意味で、女子高生「さぎり」の投稿動画も興味深い取り組みなのではないでしょうか。

【参考情報】
■『コミコミクリニック みんなの家庭の医学』スピンオフサイト『おとなの医学』:
http://kenko.asahi.co.jp/otona/
■Webドラマ『それでも恋する少女 さぎり』(『YouTube ABC朝日放送公式チャンネル』内):
http://www.youtube.com/user/abcasahi
■上記サイト運営元:朝日放送株式会社
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