怒りの感情も人間には必要である

  by あおぞら  Tags :  

 

喜怒哀楽、人間の感情は大きくこの4つに分けられます。基本的には怒りも哀しみも少ない方がいいのですが、そうは問屋が卸さないのがこの世の中なのです。世間の風潮で怒ることは良くないと怒りを抑えるための本が売れていたりして、私自身も思わず”怒らない関連”の書物を買ってみようかとも思ったのですが、怒りも立派な人間の感情、それを抑えるのはどうなのよ!と穏やかであろうとしていた自分に腹が立ちました。

 

怒りを覚えないと人間の感情は退化していくのではないでしょうか。

 

怒る感情を自らの力で抑制し過ぎていませんか?『こんなことで怒っては人間が小さく見える』『嫌なことは誰にでもあるさ』『無責任な対応をされたけど、こんなもんだろう….』こうやって、怒りの炎を消す努力をしていませんか?

 

怒りの感情を他人にぶちまけるのは感心しませんが、自分が怒っているのを自分に知らしめることは人間の感情として大事なことではないでしょうか。怒りはエネルギーになるのです。また、その怒りを正しく使うと大きな成功に繋がることもあるのです。

 

一芸に秀でた方や、また成功者の方々は穏やかで人間的に魅力的ですし、平和を感じさせる方が多いと思うんですが、その地位にいくまでには、色んな葛藤もあったでしょうし、怒りの感情もハンパではなかったと思うのです。怒りの感情の対処の仕方も一流であったから、人間味も更に増していくのではないかと思います。

 

怒りは何も悪くない!

 

怒る感情は自分の中で伸ばしてあげてもいいと思うのですが、但しその怒りを抑える技術を学ぶことでより人間らしくなれるような気がいたします。

 

怒る前から感情を押し殺すでなく、怒りは素直に自分に発信して、その怒りの原因を突き止めて、それでもって、その怒りと対峙していくのです。確かに面倒です。最初から怒らないように自分を細工していた方が楽かもしれません。しかし、改めて面倒な感情の怒りは人間に必要な感情であり、エネルギーになり得ることもあるのです。

 

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