第90回アカデミー賞授賞式の満足度を調査 辻一弘受賞で最高満足度を記録!

「第90回アカデミー賞授賞式」が3月5日にWOWOWプライムにて放送された。

毎年盛り上がりを見せる、世界で最も話題性のある映画賞だが、「シェイプ・オブ・ウォーター」が作品賞、監督賞など最多4部門を受賞し話題を集めた。

テレビウォッチャーでは、テレビ番組だけでなくWOWOW加入者1000人からも視聴調査を行っており、アカデミー賞授賞式の満足度やそれに合わせて放送された関連映画の満足度を算出した。

第90回アカデミー賞授賞式満足度

WOWOWでは、生中継と字幕放送(録画)の2回に分けて放送されており、その数値は以下の通りである。

生中継 接触数45・満足度3.87・録画数38
字幕版 接触数41・満足度4.05・録画数63

生中継、字幕版共に高満足度を記録した。テレビウォッチャーが回収したアンケートをみると「日本人の受賞良かったですね。誇りです」(64歳男性)「辻さんの受賞は嬉しかったです」(58歳男性)と日本人受賞者を喜ぶ声が多くみられ、満足度の決め手となったようだ。

第90回アカデミー賞の目玉は、「シェイプ・オブ・ウォーター」の最多4部門受賞だが、日本人としては「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」で特殊メイクを担当した辻一弘が日本人で初めてメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したことが、最注目の出来事となったようだ。

昨年との比較

2017年「第89回アカデミー賞授賞式」では、「ラ・ラ・ランド」といった話題作があったことや、作品賞を発表する際に「ラ・ラ・ランド」と「ムーンライト」を間違えるというハプニングもあったことで、生中継満足度3.80・字幕版満足度4.02と高い満足度を獲得していたが、今年の放送では去年の高満足度を更に上回ってみせた。

過去3年分の満足度を見ても、第90回アカデミー賞の満足度は高くなっており、辻一弘が日本の視聴者に与えた満足度は大きかったようだ。

アカデミー賞作品賞の満足度は?

2016年以降にWOWOWにて放送されたアカデミー賞作品賞作品の満足度は「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」満足度3.90、「スポットライト 世紀のスクープ」満足度3.84、「ムーンライト」満足度3.53となっている。(満足度は初放送時の数値)

「ムーンライト」は、貧困、麻薬、LGBTなどの問題を詰め込んだ日本人には馴染みの薄い内容となっており満足度が低くなってしまったが、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」と「スポットライト 世紀のスクープ」は高満足度の基準3.7以上を記録しており、アカデミー賞作品賞の質の高さが見て取れる。

アカデミー賞特集はWOWOW放送にて継続して放送中であり「ラ・ラ・ランド」「ムーンライト」「フェンス」「メッセージ」といった第89回アカデミー賞受賞作品や過去の名作が放送される予定だ。

テレビウォッチャー

「テレビウォッチャー」は毎日、地上波の全番組を対象に2400人(首都圏1都6県)からテレビ視聴に関するアンケートを配信、回収している日本唯一のテレビ満足度調査です。 テレビウォッチャーのニュースサイト(http://tv-watcher.jp/)では、 毎日そのデータを使った記事を掲載しています。

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