本田圭祐選手に学ぶメッセージの受け取り方

  by 大倉 恭弘  Tags :  

2012年6月3日、W杯アジア最終予選の対オマーン戦。9カ月ぶりに日本代表の公式戦に復帰し、香川選手からのセンターリングに見事、左足のインサイドでダイレクトボレーを合わせ、ゴール右隅にきっちりと決めた本田圭祐選手。

 

その10日ほど前に行われた「キリンチャレンジカップ2012」対アゼルバイジャン戦はフレンドリーマッチなので、まさにガチの試合は、本当にひさびさ。そこで結果を出すだけでなく、1点目を挙げたことで、試合自体の流れを日本に引き寄せたといってもいい。

 

試合内容そのものを解説する記事は他にたくさんあるだろうからそちらに譲るとして、僕がここで注目したいのは、本田選手の発言だ。対アゼルバイジャン戦後、インタビューにこう語っている。

 

「サッカーから離れること、もちろん、プレイできないっていうところに、若干のストレスはありましたけど、でもそれ以上に、ポジティブに気づけたところというのがあったので、個人手には本当にこれは何かのメッセージなのかな、というつもりで9カ月間過ごしてました」

 

アスリートに限らず、ケガや病気になる可能性は誰にだってある。また、ビジネスパーソンであっても学生でもあっても、転勤、転校など変化に遭遇することもあるだろう。

 

そのようなとき、本田選手のようにマイナスでなく、プラスに受け取れるような人間でありたい。もしかしたら、メッセージという言葉を口にしたのは、関西人ならではのというか、本田選手なりのユーモアかもしれない。「おもろいこと言うたろ」と意識的に口にしたのかも、という気もしないではない。

 

ユーモアのつもりであろうとなかろうと、マイナスな物事に出会ってもプラスに解釈する“本田圭祐流思考法”は、生きていくうえでお手本になるのではないだろうか。

 

参考(動画):YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=SSbFJ-i_MIY&list=FLtS3hgk2-54TaezXN31MrKA&index=32&feature=plpp_video

(本田圭祐選手のコメントは3分25秒くらいから)

美大卒、デザイナー出身のコピーライター。大阪生まれ。広告やWebの企画・制作をはじめ、サッカーや野球関連の仕事も。企画・取材・撮影に加え、イラストや漫画(フリーペーパー「深川福々」で4コマ漫画「鬼平太生半可帳」担当)も。連続リフティング最高68回。ウクレレ&アコギ好き。 http://www.okulab.com/blog/

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