気仙沼の花火再び

  by TATSUYAン  Tags :  

気仙沼市では、震災以前に地元では名の知れた花火大会が催されていた。しかし、3.11の影響でそれ以降の花火大会は中止、再開のめどが立っていなかった。そのなか、「花火大会をどうにか復活させ地域のイベントとしてもう一度地元に活力を」と思う人たちがいた。私が、大学の休業期間を利用し、東北地方太平洋沿岸部岩手県宮古市からボランティア活動をしながらから南下している際、気仙沼港近くのある仮設屋台に立ち寄った時の話である。食事とお酒を頂けるお店”Buggy“に立ち寄りご飯を食べ、震災後の復興の状況や、震災後の取り組みについて話をしている際、地元の花火を復活させたく、いま復活させるために取り組んでいることがあるという話を聞いた。花火大会を催すには当然資金が無ければならない。その資金集めのために、気仙沼花火復興のマグネットリボンを販売しているとのことだった。見た目にも色鮮やかなマグネットリボンには、リボンという言葉に「RE-BORN」(再生した、生まれ変わった)という言葉をかけていて、気仙沼を再生したいという気持ちが伝わってきた。リボンには、「NEVER GIVE UP」と書かれ 、不屈の精神も掲げている。また、気仙沼の象徴である、”さんま”がメインとなり、リボン全体がかわいく表現されている。このリボンの収入を花火の復活に当てるとのことで、リボンは一枚1500円。気仙沼で販売されているほか、東京都内のアンテナショップで販売されているとのこと。ネットでの販売もあるそうなので、一度検索してみてください。興味をもたれた方にはぜひ一枚お手に取っていただきたい。

岡山大学に通う、2回生です。基本的に、旅をしたりスポーツをしたりするのが好きです。所属している学部は医学部で、地域医療の問題や過疎地域の復興などに自分が携われないかと、あれこれ考えている最中です。春休みを利用して、東北地方、特に岩手、宮城、福島沿岸でボランティアをしました。まだまだ復興しきらない状況や、現地の方の歯がゆい気持ちを多くの方に伝えたいと思っています。

Twitter: imaetatsuya