猫飼い7つのよくある話

  by nikolaschka  Tags :  

猫を飼っている人は幸いである。猫は人に忍耐と服従を教えてくれるからである。――なんてことを昔の偉い人が言ったとか言わなかったとか。そんな猫飼いの“あるある”をまとめてみた。

猫飼いあるある1:話し相手は猫である

出掛けるときには「いってきます」帰宅したときには「ただいま」と、ごく当たり前に挨拶をする。時にはニュースを見ながら話しかける。しかも相づちを求める。「東京スカイツリーだって。すごいね、行ってみたいね?」と。当然答えはないが気にしない。まれに猫が「にゃあ」とでも言えば「だよね、面倒くさいよねー」と自分に都合の良い解釈をする。愚痴も言う。泣き言も言う。猫は全てを受けとめてくれる。あくびなどしながら。

猫飼いあるある2:ソファーは爪とぎである

たとえどんなにペット用品売り場で「猫ちゃん大喜び!」とうたった爪とぎだろうが、自分の家の猫が気に入らなければそれは爪とぎとしての役割を果たさない。同様に、たとえどんなに人がそれは座る家具であって爪とぎではないと言っても、猫がお気に召したならソファーとて爪とぎである。猫飼いは最初から高級ソファーを求めてはならない。

猫飼いあるある3:室内に花は不要である

猫飼いが観葉植物や花を飾ることは不可能ではない。しかし、猫が花や植物に興味を示さなければという前提がつく。どんなに美しい花も猫にとってはオモチャかちょっと変わった猫草もどき。飾るのなら花びんや鉢植えでひっくり返されても耐えられるよう心の準備をしておきたい。プラモデルやフィギュアなどを飾るのも危ない。何故か人間が大切にしているものに限って猫は叩き落とす。

猫飼いあるある4:かばんを開けると猫がいる

気づくといつの間にか潜入している。バッグを持ち上げて「あれ? 重たいな」と感じて中身をみれば、そこに猫。買い物から帰って買い物袋を片付け、やれやれと見渡すと猫がいない。ビニールの音がして振り向くと今片付けたばかりの買い物袋の中にいる。バッグや袋のみならず、猫は箱の中にも潜んでいる。中身を取り出して畳もうとした段ボールを覗き込んだら「にゃあ」。まるでびっくり箱である。

猫飼いあるある5:誰もいないはずの部屋で物音がする

無人のはずの部屋で物音……ちょっとしたホラーである。しかしドアを開ければ何食わぬ顔で猫が出てくる。いつの間に入り込んだのか。かばんの時と言い、油断も隙もない。危険極まりないのがクローゼットや押し入れだ。せっかくの衣類や布団を毛だらけにしておいて、たっぷり堪能し終わったら「出して」とばかりに「にゃあ」となく。にゃあじゃないよ、にゃあじゃ。

猫飼いあるある6:画像フォルダは猫だらけである

携帯やデジカメの画像データを整理してみれば出るわ出るわ猫画像。それも自分の家の猫の寝姿などを角度を変えたり遠近を変えたりしながら何枚も何枚も撮影している。かわいい瞬間が欲しくて「はい、こっち見てー。いいねー、その顔!」なんて猫に言いながら撮影していたりする。下手すると家族写真よりも多い。

猫飼いあるある7:世界でいちばんかわいいのはうちの子である

テレビで、雑誌で、あるいはペットショップや歩道の片隅で、猫を見かけるたびに「かわいいなぁ」とメロメロになる。しかし、そのとき必ず心のなかで無意識に「うちのコほどじゃないけれど」と付け足している。障子に穴を開けても壁を爪とぎにされても布団におしっこされても、そのときそのときは心底腹が立っても、結局かわいくてかわいくて仕方がない。猫飼いは猫バカになる運命なのだ。

画像:我が家の可愛いニコルさん(黒)とメルトさん(サビ)

本職は占い師です。甘いものと銅像を求めて主に都内をフラフラしています。ミステリ小説や漫画やアニメやゲームや特撮が好きです。競馬が好きです。犬派か猫派か聞かれたらどっちも派です。

Twitter: nikolaschka0815