【動画多数】航海日誌・前編『スーパースター ヴァーゴ』破格なクルーズ客船とその魅力

  by 古川 智規  Tags :  

豪華クルーズ客船と聞くと、100万円は下らない超豪華なセレブの船旅を想像するかもしれない。もちろん、世界にはそういう豪華クルーズ客船がごまんとある。
今回記者が乗船したのは、香港のスタークルーズが運航するスーパースター ヴァーゴ(以下、ヴァーゴまたは本船という)で総トン数75338トン。運賃は破格の12万円台、1日6食までの無料レストランでの食事、プールにジャグジー、ウォータスライダーやエンターテイメント等の施設利用まで付いての運賃だ。
記者は実際に本船に乗船して取材したので、3回にわたりレポートする。
本稿の「航海日誌・前編」は、7泊8日の船旅の前半を寄港地レポートを含めて紹介する。
次回「航海日誌・中編」では、航海の途中ではあるが、食事やエンターテイメント、船内施設についてまとめて紹介したい。
最後の「航海日誌・後編」では、航海の前半に引き続き後半をレポートする。

※参考記事
【動画多数】航海日誌・中編『スーパースター ヴァーゴ』破格なクルーズ客船とその魅力
https://rensai.jp/230899 [リンク]

【動画多数】航海日誌・後編『スーパースター ヴァーゴ』破格なクルーズ客船とその魅力
https://rensai.jp/230898 [リンク]

■00 ヴァーゴ オリジナルイメージムービー Super Star Virgo
https://youtu.be/VxxMnj_rf6Y

一般論としてクルーズ客船の運賃には食事が含まれている場合がほとんどなので高くなる場合が多い。
航空機や自動車と比べても圧倒的なキャパシティで大量輸送が可能な船舶は、総じて運賃は安くなる。燃料からして安いのだ。高い順から航空機が使用するジェット燃料、自動車のガソリン、トラックやバスの軽油、そして船舶の燃料である重油。
安いはずの運賃がなぜ高くなるのか?船舶はとにかく時間がかかる。大型客船は22ノットの速力があればいい方だろう。時速にすると約40㎞/hである。したがって航空機で2時間のところが2日かかる場合もある。航海時間が長くなれば、座席をファーストクラス並みに広くしても何の意味もなく、寝ることができる船室が必要になる。航海日数分の食事も必要になる。長い船旅では旅客がすることといえば食べることと寝ることしかない。そこで、エンターテイメントを提供したり、プールをつけたり、免税店を設置して買い物の便を図ったり、カジノを遊んでもらったりと、至れり尽くせりの状態になる。ここまでくると、もはや基本施設とレストランを無料開放した高級リゾートホテルなわけだ。海に浮かぶホテルと呼称される所以である。

さて、本船の運賃はインサイドの最も安い船室(キャビン)で128000円からと破格。7泊8日の航海なので1泊当たり18000円程度となるが、リゾートホテルで毎日6食の食事とエンタメ、様々な施設を利用したとして、この宿泊料金で収まるだろうか。破格といった理由はここにある。大量輸送のスケールメリットと、リゾートホテルの空間を両立した客船だといえよう。

航海日誌1日目 横浜港 JPYOK

本船の詳細は追々お話しするとして、まずは港に行かなければ乗船できないので、横浜港大さん橋に向かう。
出港は23時59分だが、実際にはもっと早く乗船できる。乗船日の夕食から船内レストランの利用が可能だ。

どうせ時間がかかる船旅のこと、明るいうちに横浜行って散策しながら港へ向かうといいだろう。空港のように細かい時間に縛られることなく、チェックイン開始時刻まで海でも眺めて期待に胸を膨らませる。

本船は外国航路なので旅券が必要だ。しかし、CIQ(税関・入国管理・検疫)エリアはあるのだが空港のような手続きは一切ない。旅券のコピーと部屋のカードキー(アクセスカード)、それらを入れるホルダーが渡されて、旅券はこの場で本船に預ける。空港と同じことといえばセキュリティチェックだけだ。

気が付いたら船内のデッキにいた。ここで乗組員がアクセスカードをカードリーダーに通すと、端末に旅券の顔写真データが現れて、乗船を確認したことになるようだ。その後ウェルカムドリンクが振る舞われて船内に入る。

このアクセスカードはキャビンのキーになるのはもちろんのこと、船内のあらゆる決済に利用するクレジットカード代わりにもなり、身分証明書としても機能する。後述するが、これが非常に便利で船内で現金が必要なのはカジノだけのようだ。
乗船許可が出れば、あとは自由だ。まずはキャビンに直行でいいだろう。大きな荷物はチェックインの際に預けておくと、キャビンまで運んでくれるので身軽なはずだ。
出港前に避難訓練への参加が義務付けられている。とはいえ、アクセスカードに記された指定集合場所まで出向き、非常時の説明を受けるだけなので乗組員の指示に従えばよい。そしてキャビンにある救命胴衣の確認はしておいた方がいいだろう。航空機用のものとは少し違うので慣れておいて損はない。

出港までに食事をしたければ、毎日届けられる船内新聞「スターナビゲーター」にオープンしているレストランと営業時間が明記されている。出港前だが好きなところで食事をとったり、エンターテイメントを楽しんだりすることができる。まだ横浜港を出てもいないのに船旅はすでに始まっている。横浜港の夜景は着岸中に撮影しておこう。わからないことはレセプションで尋ねると親切に教えてくれるが、乗船直後は混雑しているので先に分かる場所に行ってしまったほうがいい。乗船時には日本人向けのガイダンスがあるので、出席しておくべきだろう。

では、お金の話をしておこう。
本船は香港の会社の船舶(船籍はバハマ)なので、船内の通貨は香港ドル。レセプションで香港ドルや人民元に両替できるが、あらかじめ両替をしていく必要はない、前述したアクセスカードがカジノ以外のすべての決済に利用できるからだ。下船前に現金かクレジットカードで決済する場合には15000香港ドルまでアクセスカードで利用可能。あらかじめレセプション(ホテルでいうところのフロントデスク)でクレジットカードを登録しておくと、下船前夜に利用明細がキャビンに届けられ、それを確認するだけでチェックアウトの手続きすら必要ないエクスプレスチェックアウトを利用することもできる。エクスプレスチェックアウトを利用すると決済額に制限はない。

記者はあえてジャパンネット銀行のVISAデビットカードを登録してみたが、オーソリゼーションは通った。利用明細によると3000香港ドルのデポジット相当額の日本円が銀行口座から即座に引きとされ、記者が乗船したときは下船後にデポジットから使わなかった分が3日後に日本円で銀行口座に返金された。したがって、デポジット分で最低5万円は銀行口座残高がないと利用承認は下りないと思われる。免税店で買い物する予定がある場合は十分な残高があるのを確認してから利用したい。また、必ず利用できるかどうかは銀行によると思われるので、一般のクレジットカードも持っていた方がよい。もし承認が下りなかった場合で手持ちの現金が少ないときは、寄港地でATMに行けば解決する。詳細は清水港のレポート動画を参照されたい。

記者が乗船したキャビンは、スターボードサイドのオーシャンビュー。右舷側の窓付きキャビンだ。

船内の電源は交流220ボルトなので、最近の複電圧対応アダプターであれば、たいていの電子機器は使用できるだろう。

シェーバー用のコンセントも100ボルトではなく115ボルトなので、やはり100ボルト専用機器では若干の過電圧かもしれない。

では、出港前の乗船後初レポート動画をご覧いただこう。本船のファーストインプレッションと記者の1週間分の荷物の紹介だ。

7泊8日の海外旅行にもかかわらず、これだけだ。理由は動画の中でお伝えするが、このヤマト屋のリュックやショルダーバッグの他に、ぺんてるの「大人の水彩パステル」、ののじの「耳かき」等のアイテムを紹介しているので、参考にしていただきたい。

■01 ヴァーゴ 手荷物公開 JPYOK
https://youtu.be/f5t_6NyrzK4

夜が早い人は出港前に寝ているかもしれないが、出港後は横浜ベイブリッジをくぐるというコンテンツが待っているので、少しだけ夜更かししておこう。

■02 ヴァーゴ 横浜港出港 JPYOK
https://youtu.be/Y9-s4mmo8CA

航海日誌2日目 清水港 JPSMZ

日曜日に横浜を出港した本船は、月曜日の朝に静岡県の清水港に寄港する。

(清水港着岸の様子。テントは税関のものでここでアクセスカードのチェックを受ける。ブルーのポールとバーより本船側が制限エリア)

ここで本船の航路を紹介しよう。横浜基準では、日曜日・横浜、月曜日・清水、火曜日・鹿児島、水曜日・終日航海、木曜日・上海、金曜日・終日航海、土曜日・大阪、そして日曜日に横浜に戻る。
旅客は乗船した港で下船しなければならず、つまり日曜日に横浜から乗船した記者は翌週の日曜日に横浜で下船することになる。大阪から乗船した人は翌週の土曜日に大阪で下船、要するに循環航路なので、どこから乗船しても7泊8日の船旅になる。
乗船できるのは、横浜、大阪、上海と、9月までの期間限定で清水からも可能だ。

また、寄港地では自由に下船して観光することができる。その気になればエンタメもレストランもあるので、下船せずに船内で過ごすことも可能だが、それは個々の旅のスタイルの問題なので旅客次第だろう。

(外航船が入港する岸壁ではSOLAS条約により立ち入りが厳しく制限される。旅客や乗組員または関係者以外の岸壁への立ち入りはできない)

清水港で下船したので、その時のレポートをご覧いただこう。

■04 ヴァーゴ 清水港着岸後レポート JPSMZ
https://youtu.be/d3N-lnIHqn0

徒歩10分くらいのところにあるショッピングセンター。ABCマートもあり、中国人観光客や乗組員が開店を待っていた。

ショッピングセンター内のカフェでくつろぐのもいいだろう。寄港時間はたっぷりあるので、時間はぜい沢に使いたい。

散策して本船に戻った後のレポート動画だが、ATMの話に触れている。

■05 ヴァーゴ 清水港停泊中レポート JPSMZ
https://youtu.be/z25uyoFYFxU


清水港を出港した補選は、昼下がりの陽気の良い海を次の目的地である鹿児島港へ向けて航海する。

航海日誌3日目 鹿児島港 JPKOJ

横浜を出港して3日目の火曜日には鹿児島港に寄港する。

■08 ヴァーゴ 鹿児島港入港前レポート  JPKOJ
https://youtu.be/25ieJf7Vq_o

鹿児島湾航行中はポートサイドに開聞岳が、スターボードサイドに桜島を望むことができるので、バウデッキかスターンデッキに立てば、その両方を一度に眺めることができる。
ちなみに、ポートサイドとは左舷のことで、スターボードサイドとは右舷のこと。またバウとは船首のことで、スターンは船尾のことだ。

鹿児島での下船では、鹿児島中央駅に行った。港に公共交通機関はないので、タクシーで最寄りの鹿児島市電「脇田」電停まで向かう。運賃は1000円ほど。そこから市電を乗り継いで鹿児島中央駅まで行く。鹿児島市の歓楽街である天文館通りへは市電を乗り継がずともそのまま乗車していれば着く。市電の運賃は乗り継いでも170円均一。
「天文館 むじゃき」は、鹿児島のかき氷である白熊で有名なお店。しかし、かき氷屋というわけではなく、どちらかと言えばお好み焼きや焼きそばがメインのお店。今となっては白熊が有名になってはいるが、天文館の本店よりも鹿児島中央駅の駅ビル地下にあるお店のほうが地元感があって記者は好きだ。
SサイズとMサイズがあるので、お好みで。しかしMサイズを一人で食するのはなかなか勇気が必要だ。寄港時間はゆっくりあるので欲張らずゆったりとした時間を過ごす。
次の動画で触れているが、港の近くに温泉銭湯があるようなので、次回乗船時には挑戦したい。なぜ次回乗船時と書いたのかというと、今回の乗船時にリベンジしなければならない「事件」が起こったからである。その事件とは上海出港後に知ることとなる。

ボーディングブリッジがない港では、岸壁に直接タラップが掛けられる。その前に税関でアクセスカードのチェックを受けるが、結局ここまで出国の確認らしきものはなかった。旅券は本船に預けたままだ。

■09 ヴァーゴ 鹿児島港出港前レポート JPKOJ
https://youtu.be/fQih8iJ8wNY

航海日誌4日目 東シナ海を終日航海 JPKOJ/CNSHA

鹿児島港を出港すれば、いよいよ日本の領海を離れて東シナ海に入る。横浜を出て4日目の水曜日は終日航海だ。

終日航海なので、下船することはない。カジノやプール、フィットネスクラブやカラオケと、することはいくらでもある。
記者は荷物公開の動画で紹介したぺんてるの「大人の水彩パステル」で絵を描いてみた。絵心がないのでお恥ずかしい限りだが、大掛かりな道具を必要としないので、どこででも描くことができる。この程度であれば30分も必要ない。旅の思い出に寄港地から自分宛てに投かんした。

■10 ヴァーゴ 東シナ海航海レポート・JPKOJ/CNSHA
https://youtu.be/5-6ZAD21On8

いよいよ明日は上海港に入港する。記者は中国といえば香港にしか行ったことがないので、上海のことは全く知らない。
そこで、船会社主催のオプショナルツアーに申し込んでいた。その参加証と案内状がキャビンに届いていた。ツアーは船内で申し込むことができる。
日本人向けのツアーは3種類が用意されている。いずれも約5時間の食事なしのツアーで、最少催行人数の36名に達しない場合はツアーキャンセルとなるので、申込状況を聞いて検討すると良いだろう。
パンフレットによると上海市内ツアー、上海パノラミックツアー、上海歴史ツアーの3種類だ。いずれのツアーも外灘(ワイタン)と呼ばれる旧租界地域で歴史的建造物が立ち並ぶ地区には行く。記者は上海タワーに上るパノラミックツアーを申し込んだ。ツアー料金はこれのみが500香港ドルで、残り2つは250香港ドルだ。上海タワー展望台の入場料分だけ高いものと思われる。

航海日誌5日目 上海港 CNSHA

5日目の木曜日の朝に上海港に入港する。ここは海ではなく、長江下流域の河川港だ。河川で黄砂の影響もあってか、水の色は海とは異なり茶色く濁っている。

横浜で預けた旅券が一時的に返却される。上海に上陸するためには中国の入国審査を受けなければならないからだ。ここで初めて日本出国の確認が鹿児島港で行われていたことを知る。航空機の出入国とは全く違う手続きに驚く。とはいえ何も手続きらしいことはしていない。
本船を下船したときと乗船したときには必ずアクセスカードをリーダーに通して本人確認が行われる。アクセスカードを通すと旅券のデータが画面に出てきて、それで在船状況を管理しているようだ。日本人の場合は鹿児島港で出港前に在船が確認されれば、入国審査官が出国の確認証印を旅券にする運用になっているのかもしれない。

ボーディングブリッジが付けられた下船デッキではクルーがお見送り。日本人には海外の寄港地での一時下船に過ぎないが、上海から乗船した中国人旅客にとっては最終下船地である。また、当地から新たな中国人旅客が乗船してくることになる。

中国での入国審査は空路のそれと何ら変わりがなく、ただ旅券だけではなく、そのコピーにも入国証印がされることが唯一異なる。
そして、旅券の原本はその場で船会社の職員に再び預ける。日本人旅客は旅券のコピーだけを持って上陸する。このコピーを紛失すると、本船に帰船するときに大変なことになるので、くれぐれも亡失することのないように注意したい。

ツアーのバスで1時間程度走ると、上海タワーに到着する。とうきょうスカイツリーほどでもないが、真下から全景を撮影するのは至難の業だ。

一度地下2階に降りてからエレベーターで118階まで一気に上る。エレベーターでは1分とかからない。日本の三菱電機製の技術だ。

世界最高峰の展望台である119階へは118階から階段で上がる。地上から見た高層ビル群でさえ眼下に見えるのは圧巻だ。

続いて外灘に行った。30分程度の自由時間があるが、トイレに行ったり川沿いを少し散策したりしているとあっという間だ。コンビニもあるがゆっくりと買い物をする暇はない。
ここで問題になるのはお金。横浜港から乗船したときには日本円しか持っておらず、船内でも香港ドルの現金を使う必要はカジノ以外にはなく、仮に香港ドル紙幣を持っていても、ここは中国。必要なのは人民元だ。もともと買い物をする場所やお金を必要とする場面ははほとんどないとは聞いていたので、人民元は用意していない。両替できたとしてもコンビニで使う程度の現金をわざわざ…という気もする。
そこで記者はスターバックスに行った。ここでVISAデビットカードでアイスコーヒーのグランデサイズを注文してみたが、問題なく使えた。レシートは22元の決済で、即時引き落とされた日本円は374円だった。ツアーガイドの話によると、中国ではクレジットカードが使える場所は多いものの、国際カードは通らないところが多く使えるかどうかの判断はやってみないとわからないとのことだった。
ちなみにツアー中の水分補給は、キャビンで毎日2本支給されるミネラルウォーターを持っていくといいだろう。

約5時間でツアーは終了し、港に戻ってきた。ターミナルに入ると当地から乗船する中国人観光客でかなりの渋滞。
ところが一時下船した日本人とわかると、誰もいないレーンを案内されて、旅券のコピーのチェックを受けただけで、気がついたら出国審査場もスルーしていた。

目の前にあるのは旅客船ターミナルの免税店。出国審査はいいのだろうか?
しかも、出国審査場をスルーしたときに通ったレーンには「工作員」の文字。なんだかヤバそうだ。不法出国で拘束されでもしたら大変だ。と思ってよく見てみると、英語で「クルー」の記述を発見。中国語で「工作員」とはスパイの意味ではなくスタッフという意味のようだ。

上海港には別のクルーズ船も寄港していた。Skysea Golden Eraで72458総トン。スーパースター ヴァーゴが75338総トンなので本船の方が少し大きいか。

船舶の大きさを表す単位で総トン数(G/T)というのをニュース等で聞くが、これは重さの単位ではない。主に商船で使用される区画で仕切られた船室等を合わせた容積の単位だ。したがって、天秤ばかりで質量を計測したのではない。
一方、艦船(軍用艦のことで自衛隊の護衛艦も艦船)では、排水量を用いる。こちらはアルキメデスの法則でおなじみの重さの単位だ。船を浮かべたときに押しのける水の量(喫水線より下の部分)は当該船の重さに等しいので、排水量は重さの単位になる。もっとも海水と淡水とでは比重が違うので、実際には海水の係数1.025を掛けて求める。

■11 ヴァーゴ 上海港出港前レポート CNSHA
https://youtu.be/4MjyFDmTeag

こうして、本船は航海の約半分の日程を終え、日本人旅客は帰国の途に就く。また上海で入れ替わった中国人旅客はこれから船旅と始まりとなり、それぞれの思いを乗せて上海港を出港した。この後にとんでもない結末になろうとはこの段階では知る由もなかった。
続きは「航海日誌・中編」でといいたいところだが、中編ではちょっと一休みをして本船の設備を丸ごと紹介したい。

※写真・動画はすべて記者撮影・収録
取材協力 スタークルーズ

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