通天閣とバベルの塔が交友タワー提携?調印式ではビリケンさんとシュールなタラ夫も登場!

東京で7月まで開催され37万人の観客を動員した、ブリューゲル「バベルの塔」展が大阪に上陸!そこで07月18日の中之島の国立国際美術館での一般公開に先立ち、大阪を代表する通天閣がバベルの塔と交友タワーとして提携する調印式が12日、新世界の通天閣で執り行われました。

両代表による交友タワー調印式

ブリューゲル「バベルの塔」展では、表題となっているブリューゲル最大の傑作「バベルの塔」に加え、ブリューゲルに多大なる影響を与えた奇想画家のヒエロニムス・ボスの絵画、2点も初来日。さらにブリューゲルとボスの系譜に連なる絵画や彫刻が90点来日し、16世紀のブラバント公国(現在のオランダ)の奇想の世界が繰り広げられます。

旧約聖書を代表し、「一生に一度は見たい名画」に描かれたバベルの塔と、新世界を代表する塔である通天閣。

それぞれの塔が手を取り合い交友タワーとして提携する調印式に、バベルの塔側の代表として、朝日新聞社、企画事業本部次長の森本俊司氏。通天閣側代表として通天閣観光株式会社、代表取締役社長の西上雅章氏が出席。

それぞれのマスコットキャラが立ち会い、調印式が執り行われました。

普段の通天閣からは想像できない、荘厳なBGMとマスコットの登場という奇妙な組み合わせに、通天閣を訪れた観光客が足を止め、見守られる中での調印式となりました。

ブリューゲルとタラ夫

通天閣側のマスコット、ビリケンさんと共に登場し、調印式に立ち会った、魅惑の美脚(笑)の持ち主の名前は『タラ夫』。

足の生えた魚のモンスターで、ブリューゲルの代表作である『大きな魚が小さな魚を食う』に描かれています。

タラ夫は調印式の後、通天閣の一日社長として勤務し、通天閣来場者を出迎えました。魚をくわえ、足の生えた魚というインパクトのありすぎるキャラに、多くの観光客が足を止め、微妙な距離感をもって、触れ合いが行われました(笑)

レゴ製バベルの塔と先代ビリケンさんもお目見え

また調印式には友好タワー提携を祝して、東大LEGO部が4万6000個のレゴを使用し、設計に2か月、制作に1か月の時間を費やした大作が登場。現在は現役を退き、3代目に役目を譲った、先代となる2代目ビリケン像と共に、披露されました。

なおレゴ製バベルの塔については、14日まで通天閣で公開。15日には場所を中之島フェスティバルタワーに移し、会期終了まで展示されます。特殊なパーツや接着剤は使用されていない、市販品のみを使用したストイックで緻密なレゴ製バベルの塔もお見逃しなく!

展覧会情報

展覧会名称:ブリューゲル「バベルの塔」展
会場:国立国際美術館
住所:大阪府大阪市北区中之島4-2-55
電話番号:06-6447-4680
会期:2017年07月18日(火)~10月15日(日)
休館日:月曜日※ただし09月18日(月・祝)、10月09日(月・祝)は開館
開館時間:10時~17時 金曜日は19時まで(入場は閉館の30分前まで)
HP:http://www.nmao.go.jp/index.html

けいたろう

旅するグルメライターけいたろう。 主に京都と大阪を歩き回って旅とグルメの記事を書いてます。 ほかには関西の面白いイベントなどがあれば、 駆けつけてレポートも書きたいと考えております。

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