3Dイラストレーターが描く世紀末のパックマンやキティちゃん こういう近未来が現実になりそうな気もしちゃうけど

世紀末やディストピアといったネガティブなテーマを描いたアート作品は結構多いものです。チェコ共和国の首都プラハ在住の3Dイラストレーター、Filip Hodas氏も自身の『Instagram』で、『CINEMA 4D』などの3Dソフトを使った作品を公開しています。ただ、同氏の作品の場合、ディストピアな世界観に、ゲームキャラやキティちゃんといったポップカルチャー・アイコンを融合させるのが特徴です。

同氏によると、「ポップカルチャーアイコンのディストピア世界を探究しています」とした上で、「3DペイントツールのSubstance Painterの使い方を覚えること、テクスチャワークフローへの実装方法を学ぶため」という実務的な目的があってのことだそうです。

『Society6(ソサイエティシックス)』にて、iPhoneケース、Tシャツ、トートバックなどにプリントされた同氏の作品を購入することが可能です。

Society6
https://society6.com/filiphodas

追いかけることも、逃げることもできずにただ静止しているだけのパックマン

排水で汚れているような池に放置されたマリオのキノコ

落書きまでされてすっかり朽ち果てたキティちゃん

Filip Hodasさん(@hoodass)がシェアした投稿 – 2017 6月 14 10:54午前 PDT

どこかの惑星に置き去りにされたような“Space Station”という『PlayStation』っぽいゲーム機

Filip Hodasさん(@hoodass)がシェアした投稿 – 2016 12月 16 6:52午後 PST

長い間放置され、周辺の自生している樹木に覆い尽くされそうな『ゲームボーイ』

Filip Hodasさん(@hoodass)がシェアした投稿 – 2016 7月 11 7:41午後 PDT

不法投棄されたようなスペースインベーダー

Filip Hodasさん(@hoodass)がシェアした投稿 – 2017 4月 28 11:08午後 PDT

モアイかっ! と突っ込みたくなるような佇まいの『テトリス』のブロック

Filip Hodasさん(@hoodass)がシェアした投稿 – 2016 6月 16 3:26午前 PDT

核戦争や天変地異が起きた後の荒廃した世界を描いたSF映画じゃないですが、「100年前の人間ってこんなゲームやキャラで楽しんでたんだね」とかいう未来の人類が吐く台詞が聞こえてきそうなイラストでした。映画『ピクセル』の続編にでてきてもおかしくなさそうでもあります。ここ数年の猛暑とかゲリラ豪雨とか経験しちゃうと、こういうイラストで描かれた近未来って決して想像の産物だけとは言えない気もしてきます。そうなる頃にはとっくに死んでるでしょうけど。

※画像:『Instagram』より引用
https://www.instagram.com/hoodass/

※ソース:
https://society6.com/filiphodas
https://www.behance.net/filiphds

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