【動画あり】魅力たっぷり!『富士急行2017春のプレスツアー』参加レポート

  by 古川 智規  Tags :  

富士急行2017春のプレスツアーに参加したので時系列でレポートする。
これは富士急行が報道関係者を集めて、季節ごとに行う恒例行事だ。いち早く富士山周辺の見どころを伝えるべく記者も参加した。

富士急ハイランド×進撃の巨人

新宿から貸切バスで一路向かったのは、富士急ハイランド。
昨年から「乗ったら本当に飛んでいるようなリアルさにびっくり!」と好評の富士飛行社が来年の5月6日までの1年限定で「進撃の巨人」とコラボ。午前中には「進撃の巨人 THE RIDE~トロスト区奪還作戦~」を上映し、午後は富士飛行社として上映される。夏休み期間中は夕方にも上映されるそうなので、スケジュールは各自で確認されたい。
これに関しては、報道関係者といえども撮影はできなかったので、公式に配布されたダイジェスト映像をご覧いただきたい。

■「進撃の巨人×富士急ハイランド」ダイジェスト動画
https://youtu.be/EZPfQjIqAbY

取材当日は曇り空で富士山は見えなかったが、別の晴天の日に取材した写真がこちら。どこからでもきれいな富士山を望むことができる。ジェットコースターからであれば「逆さ富士」も。
ということで、次の動画は待ち時間に絶叫が聞こえてきた方向を撮影したものだ。

■富士急ハイランド
https://youtu.be/8ZCLgMiDXFU

忍野しのびの里

もっとゆっくり絶叫マシンなどを見たかったのだが、遊びに来たわけではないので次に移動する。
「忍野しのびの里」は、家族で楽しむことができる絶景の忍者村だ。

別の晴天の日に取材して記者が撮影したものだが、外国人が泣いて喜びそうないかにも日本的な風景が広がる。
しかしこれだけならば、外国人観光客に任せて、なにもわざわざ行くことはない。
絶景もそうだが、ミソは子供が忍者屋敷で遊んでいる間にパパやママは疲れている体を癒やすことができるということだ。次の写真がそれだ。

絶景をバックに、なんと足湯が設置されているのだ。ここでゆっくりと景色を眺めながら疲れを癒やしていただきたい。

別の媒体の女性記者にモデルをお願いして足湯に入っていただいた。
「もう出たくないですね。でも時間が…」と名残り惜しそう。

件の忍者屋敷はこちら。

子供だましの遊び場でしょ?と評価するのは簡単だ。確かにそういうからくりがないとは言わない。しかし、順路を見つけて出てきたときに「くノ一」さんに、「アレは見つけましたか?もう一つあるんですけど…」と、見逃したものがいくつもあり、大人でもあちこち探す羽目に。写真の小判が入った宝箱を見つけて、無事に忍者屋敷から出るのが最終目的だが果たして見つけることができるかどうか。記者は一度戻って同じ部屋であっちを押したり、こっちを引いたりと5分かかった。
足湯の話をしたあとで恐縮だが、子供と一緒に楽しもう。

茶屋では美味しい団子も売っている。外国人には炭火で焼く白団子が人気のようだが、ぜひともきなこがたっぷりまぶされた黒団子を味わっていただきたい。忍の文字も誇らしく、でかくて食べると腹持ちがいいのは、さすが忍者の団子。

食事はすべてここで作られる本格的なもの。各種料理はどれも美味しく、富士山が見える食事は格別だ。
オススメは黒カレー。真っ黒だが、思いの外辛くはなくむしろ甘みが旨味を出していた。子供にも大丈夫な本格カレーだ。

忍者村なのだから、忍者ショーを見た。
動画を収録したのでダイジェストでご覧いただこう。本格的な忍者ショーとの説明を受けていたのだが、本人たちが「ホンモノの忍者の本物の忍術」だと言い張るのだからそのつもりでご覧いただきたい。

■忍野しのびの里
https://youtu.be/FekWw4yjc_U

真剣が出てきて一同ビックリ。報道関係者の名誉のために言っておくと、メディアの方は誰も体験したくないのではなくて、撮影や収録で手一杯でそんな暇があれば誰かが体験しているところを撮影したいという気持ちなのである。
なお、通常は撮影禁止なので読者の皆さんはシャッターチャンスに臆することなく存分にショーを楽しんでいただきたい。
5月7日までは毎日5公演、以降は土曜休日に開演だ。毎日開催されているわけではないのでスケジュールは確認していただきたい。

「本物の忍者」が言っていた手裏剣でも投げてみようと思ったら、忍者屋敷の出口あたりにある体験コーナーへ。子供用はゴム製で紙の的に投げるが、大人は刃は出していないものの本物の金属製を木のボードに投げる。5個のうち2つしか当たらなかったが、迫力満点だ。吹き矢もあるので挑戦してみて欲しい。

売店には外国人や子供が喜びそうな忍者グッズがいっぱいだ。
先述した黒カレーのレトルトもあるが、人気は鉢巻らしい。なお、有料で忍者装束の貸し出しもあるので大人も子供も弾けてみよう。
交通は、河口湖駅・富士山駅から富士急山梨バスで忍野しのびの里下車。バスのダイヤは富士急行に確認されたい。

キャビン&ラウンジ ハイランドステーション イン

交通至便な場所でリーズナブルに宿泊したい。都市部ならカプセルホテルで始発を待つかということになるのだが、そんな便利なものが富士急ハイランドのそばにできてしまった。
キャビン&ラウンジ ハイランドステーション インは、そんまんまのカプセルホテルだ。できたてホヤホヤの同所をレポートする。

場所は富士急行線富士急ハイランド駅の裏側、富士急ハイランドの入場口とは反対側にある。富士急バスの路線バスが停車する停留所のそばだ。高速バスのターミナルは富士急ハイランドの反対側にあるので注意。

フロントはこじんまりしていて、無駄なスペースはない。

アメニティはセルフサービスながら一通りそろうので手ぶらで投宿可能だ。

フロント横の共用ラウンジにはくつろぎのスペースが広がる。

他の媒体の女性記者にカプセルの中に入っていただいた。都内の一般的なカプセルよりも一回り広い室内は快適そのもの。
富士急ハイランドから徒歩1分なので、遊び疲れてもそのままベッドへ潜り込むことができる。

シャワールームは脱衣室とともに複数備えられている。

こちらはパウダールーム。男女の区画は別なので、それぞれに設備がある。

女性用の区画には専用のラウンジもある。
なお、大きな荷物はベッドルームの区画に入る前にロッカーがあるのでそこに入れておくといいだろう。
貴重品はベッドルームにセーフティーボックスがあるので、枕元に保管できて安心だ。
基本料金は1泊4000円からで休日前でも4600円。富士急ハイランドのフリーパス付きは平日7800円、休日前夜ハイシーズンは8100円から8400円とフリーパスの値段を考えると破格だ。
オープニングキャンペーンを開催中とのことで、詳細はホームページを参照されたい。

富士急行のツアーだから富士急バス

富士急行のプレスツアーには富士急バスの貸切バスがやってくる。
都内から貸切バスで行く機会は少ないにしても、新宿や東京駅からは富士急の高速バスがひっきりなしに走っている。

今回のツアーでは貸切バス2台が報道関係者の移動に出動した。
車掌(ガイド)さんの挨拶に普段は取材時に必要なことを聞き漏らすまいと耳を済ませる記者たちがどっと笑った。
いわく「今日一日、皆さんの娘や妹と思って不束者ですがよろしくお願いいたします」と挨拶したのだ。
後で彼女に聞いてみたが、彼女のオリジナルだそうだ。こういうバスガイドさんの挨拶は聞いたことがないので、車内がほっこりした。
富士急では現在日本で絶滅の危機にある定期観光バスの運行を開始している。彼女のような素敵なガイドさんに会えるかもしれないので利用してみてはいかがだろうか。11月19日までの土曜休日に運行されているので予約してから乗車してみよう。

2017富士芝桜まつり

毎年恒例の富士芝桜まつりは5月28日まで開催。
今年は約80万株を植え替えてのお色直し。
取材日現在はまだ4分咲きだったので、これからが見頃だ。

毎年人気なのは、ホテルメイドのスイーツが楽しめる「展望カフェ」。甘くて濃い味のスイーツは女性にはきっと満足できるひとときとなるだろう。
足湯も健在だ。標高が高いので、肌寒いときもあるだろう。足湯に浸かりながら芝桜を一望するのも心地よい。

富士ミネラルウォーター アクア ワークス

富士山近郊ではどこでも手に入る富士ミネラルウォーター。

この工場で取水もしているミネラルウォーターは、最近の調査で約40年前に富士山に積もった雪解け水なのがわかったとこのこと。

創業当時のミネラルウォーターも展示されている。

度重なる震災以来、注目されてる5年間保存可能な非常水は、富士ミネラルウォーターが日本で最初に発売を開始したという。(写真は贈答用富士五湖ラベルが施された一般のミネラルウォーター)

ミネラルウォーターの他にもサイダーや炭酸水もあるので、40年もの間、富士山に育まれたおいしい水であることに思いを巡らせてみて飲みたい。

富士山周辺の観光地をかなり詰め込んで駆け足で回ったが、日帰りだとこの半分も見ることはできないだろう。読者の皆さんのライフスタイルと好みに合わせて選択し、素敵な旅を演出していただきたい。

※写真はすべて記者撮影

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

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