「イスラム7カ国は入国禁止」のトランプ大統領令にイスラム教徒ジャーナリスト「別に怒ってなどいない」

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トランプ大統領がイスラム諸国7カ国からの入国を禁止する大統領令に署名したことについて、欧米メディアの中にはイスラム教徒のほとんどがトランプ大統領に対して怒り、批判的であるかのように伝えているところもある。しかし果たして本当にそうなのか。欧米メディアの報道姿勢に疑問を呈するイスラム教徒のジャーナリストの意見を紹介したい。

ドバイのニュース放送『アル=アラビーヤ』のジャーナリストであるマムドゥ・アルムハイニ氏は、かつて大学の講義中に、教授が何らかの宗教的失言をした後で、教室にいたイスラム教徒全員に対して謝罪したことを思い出すという。他の宗教や文化について失言をした時には同様に詫びることはしないにも関わらず、イスラム教徒が相手の時だけひとまとめにして謝罪されたことは最も屈辱的な体験だったという。

また2011年に、ワールドトレードセンターの跡地にモスク建設計画が持ち上がった時、アメリカ国内で「場所が不適切だ」と反対運動が起こった。モスクの宗教指導者は「建設阻止運動はイスラム教徒の欧米に対する敵対心を煽り行動に駆り立てることになるだろう」と言ったが、実際にはこの問題に関心があったのは少数のイスラム教徒だけで、結局モスクは少し離れた場所に建てられ、イスラム教徒による抗議デモなど起こらなかった。モスクの指導者は「イスラム教徒は怒っている」ことを交渉の際の脅し文句にしているに過ぎなかったのだ。その脅しがイスラム教徒に対するイメージを貶めることになるとはこれっぽっちも考えなかったのだろう。

今回の大統領令についても、「イスラム教徒の怒りを買う」ことを理由に反対する人もいるが、それは先に挙げた教授とモスクの宗教指導者の反応と同じではないかとアルムハイニ氏は指摘する。この「怒れるイスラム教徒」の手法は、イスラム教徒を守ることを方便に、欧米の政治家やジャーナリストの間でしばしば繰り返されてきた。しかし実際には、彼らは、異なる見方や考え方をするイスラム教徒を威嚇し、レイシストやファシストのレッテルを貼ろうとしているのだ。彼らはイスラム教徒を1つにまとめて描くことで、他の文明と対立させ、孤立させ、コントロールしようとしている。そして個人的に金銭的・社会的な利益を得ようとしているというのだ。

最後にアルムハイニ氏はこう訴える。「いい加減この間違った、屈辱的な議論を終わりにしよう。私はイスラム教徒だが怒ってなどいない。私の心と感情を簡単に操作することなどできやしない。私のようなイスラム教徒は何百万人もいる」。

画像とソース:『アル=アラビーヤ』より引用
http://english.alarabiya.net/en/views/news/middle-east/2017/02/04/I-am-Muslim-and-I-am-not-angry.html[リンク]

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