「トランプ・ショック」の深層(日本の学校でも同じことが起こる。モンスター・ティーチャーの責任)

  by takagishigemi  Tags :  


「トランプ・ショック」の深層(日本の学校でも同じことが起こる。モンスター・ティーチャーの責任)

  私が不思議に思うのは、「なぜ、トランプが勝利したか」の分析ばかりで、「なぜ、ヒラリーが負けたか」の分析が少ないこと。学者の方や、コメンテーターは賢すぎて、一般人の感覚が分からないのだろう。

  ポリティカリー・コレクティッド・ワード(politically corrected words)をご存じだろうか。直訳すると、「政治的に正しい言葉」。

 たとえば、あちらからブスの女性がやってきたとする。政治家は、絶対にブスと言わない。そんなことしたら、一票失う。だから、「個性的な顔立ち」とか、言葉を変える。

 私はクリスチャンだから、正月よりクリスマスに思い入れがある。“Merry Christmass” だ。ところで、このクリスマスは、Christ (キリスト)という単語から出来ている。当たり前のこと。

 だから、移民が増えて、イスラムの人が増えると地域社会でお祝いができなくなる。

「特定の宗教を押し付けるな!」

 というわけだ。だから、ポリティカリー・コレクトの言葉でないとなり、地域によっては使えなくなりつつある。

 でもね、アメリカって、もともとイギリスから逃れてきたクリスチャンが作った国。憲法の「神の前にみな平等」という精神もキリスト教のもの。大統領の宣誓も聖書に手を置いてなされる。

「なんか、おかしい!」

 と思う人が多いんだね。

<大阪府教委>教員一斉帰宅と部活動ゼロの日 1月から試行

11/18(金) 20:45配信

 大阪府教委は18日、多忙な教員の負担軽減のため、全府立高校と支援学校計182校で午後7時までに全校一斉に帰宅する日と、部活動をしない日を週1日設けるよう義務付けると発表した。来年1月から試行し、4月から本格実施する。

  私は、もう何年も「クラブ活動は自由化すべき」と書いてきた。塾でも、成績の上位の子たちは、とっくに“自由化”している。つまり、学校のきまりなど無視。人権侵害のきまりなど、守る必要はない。

  志望校合格の妨げになるものは、全て排除しないと難関校の合格など出来ないからだ。

部活が土日にできなくなる!? 文科省の改善案とは〈dot.〉

. 11/5(土) 11:30配信

「ブラック部活」という言葉まで生み出した部活問題。生徒だけでなく、教師側にも大きな負担となり、社会問題となりつつある。事態を重く見た文科省は、来年にも休養日の基準をつくる方針だが、問題点もないわけではない。

 文科省も、大阪府も、重い腰をあげて、やっと改善に向かう。直近の参議院の結論は、以下のようになっている。

今回、中学と高校の学習指導要領で部活動を教育課程の枠内に位置付けた趣旨を認めるにやぶさかではないものの、予算面・定員面での“受皿”が整わない以上、とどのつまり、部活動を「生徒の自主的活動」という原点に戻して対応していくことが、顧問教師の長時間労働などの諸課題に取り組むための重要なポイントではないかと考える。

  私が長年、ここで書いてきたことは、別に特殊な意見ではないのだけれど、反発が多い。塾の欠席で一番多い理由が、

「クラブがあって、今日は欠席します」

 だ。つまり、勉強より、明らかにクラブを優先している。本末転倒も甚だしい、嘆かわしい状況なのだ。

 私に言わせれば、学校が勉強せずにサッカーをして遊んでいてもいいとお墨付きを与えているわけだから、狂気の沙汰だ。

  日本の学校では、長年「クラブと勉強の両立」がポリティカリー・コレクトのセリフだった。しかし、現場で中学生や高校生と接していると分かるように、そんなスローガンは、とっくの昔に形骸化しているんだね。

  クラス活動中に死亡事故が起こり、イジメの温床になることもある。好きでやっているのならいいけれど、「強制」なんて、おかしいに決まっている。

「そろそろ、本音でいこうぜ!」

 という状態なのだ。もっと、ハッキリ言うと爆発しそうなのだ。

 テレビでは「GTO」や「ごくせん」のような落ちこぼればかりヒーロー扱い。それに媚びた教師たちは、落ちこぼれ対策にばかり時間をかける。

 終いには「ゆとり教育」で、教科内容を3割も削減し、相対評価の通知表をやめ、週休2日にし、クラブだけは手をつけない。その陰で、「隠れトランプ」のように、本音を言えない生徒たちは叫んでいたのだ。

「ふざけんじゃねぇ!!」

「落ちこぼれは、勝手に落ちこぼれろ!自業自得じゃ。俺たちを巻き込むんじゃねぇ」

 ってこと。経済力のある家庭は、何十年も前から私立中学・私立高校に避難していた。東大合格者のトップ10はほとんど私立高校だし、東大生の親の年収は平均をはるかに越えている。

 私は、ずっとクラブをやってきたし、親は金持ちではない。でも、クラブの強制は絶対に反対。やりたい子だけがやればいい。

 イギリスも、建て前は捨ててEUを離脱すると言っている。アメリカ国民も、もう建て前は捨てて本音ベースで語り始めた。この流れは止まらない。日本の学校も、もう偽善は捨てるべきなのだ。

 そうしないと、何も解決しないし、爆発は止められない。それでも、気づかないモンスター・ティーチャーは退場を願いたい。

 英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などを持つ英語講師。京都大学を7回受け、英語8割、数学7割。名古屋の河合塾学園、名古屋外国語専門学校などを歴任。アメブロ「受験生」ランキング1位。youtube 動画38万回再生。「英語の資格を取ろう」(法学書院)で紹介されました。アメリカの中学校で英語指導経験あり。少林寺拳法二段、ジャッキー・チェンと一緒にテレビ番組に出たことあり。

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