日本人女性は海外では特に警戒心をもつべき

  by あおぞら  Tags :  

バンクーバーは治安のよい都市と聞く。日本人にも人気で町並みも美しい。そんなバンクーバーで一人の日本人女性が殺害された。

海外で日本人女性が犯罪に巻き込まれるとき、なんとも言えない嫌な気持ちになる。バックパッカーの一人旅の女性が事件に巻き込まれるケースは結構あったが、実際生活をしている人が殺されるとはなんと不運なんだと思っていたら、この女性はこの春にバンクーバーにやってきて語学学校に入り、7月にはもう学校を辞めて独自で英語を勉強しようとしていたことを知った。

いろんなことを考えてしまう、もうこの女性はこの世にはいないけれど….

社会経験のある女性、しかも30歳で海を渡るには何かと勇気がいったことだろう。折角やってきたバンクーバーでよりによってそんな殺人鬼と出会ってしまうなんて不運極まりない。

日本人女性は白人男性に憧れを持つ人がいる。不思議なもので白人男性はホームレスでもホームレスっぽく見えないのである。私の住むニューヨークは路上の物乞いが、かつての黒人から白人に、老人から若者に変わってきている。路上に座る若い白人男性の物乞いは、確かにくたびれた洋服を着ているが、ニューヨーク生活の長い私から見ても、ぱっと見では物乞いに見えない。人を見た眼で判断するのはいけないのはわかるが、白人はホームレスですら小汚さがないため、その住所不定の男に危うさを感じなかったのかもしれない。

ニュースで映される殺害された日本人女性と、カナダ人男性の容疑者の写真を見る限りでは、カップルにしか見えないし、女性が男性に対して心を開いている様子が見受けられる。容疑者が手にするバッグが日本人女性のものなら、日本人女性は考えが甘すぎたと言うしかない。自分のものを人に預けるのじゃない。レディーファーストと思って嬉しがっていてはいけない。

治安が良いと言われても日本とは違う海外であることを忘れてはいけない。それに海外では『人は疑ってかかれ!』を念頭に入れておかないと犯罪に巻き込まれる。特に女性は男性に気をつけなければいけない。

白人からすればアジア女性の扱いは簡単なのだ。欧米の女性は強い。声もあえて低く出すくらいだ。それが女性の魅力である。悪い男はナイーブな女性を見つけるのがうまい。日本人女性は欧米人女性と比べて全くタフじゃない。語学もおぼつかぬようなら余計に甘くみられる。

折角今まで生きてきて、なぜに海外に来て殺人鬼の牙にかからねばならぬか。

今や、簡単にどこへでも行ける風潮だ。それに正直英語が話せなくても、ちょっとした勇気と機転さえあればどの国にだっていける。でも、警戒心だけは忘れてはいないし、災いに巻き込まれないためには五感を磨いていないといけない。

世の中に悪人はいくらでもいるのだ。この悪人達は決して頭の出来は良くはないが、悪に関しては実に賢さを発揮する。

最悪のタイミングでこんな男に出会ってしまったのが気の毒でならないが、もし、そこに何かしらの警戒心がキチンと働いていたら、この日本女性は今もこの綺麗な町並みのバンクーバーで生活をしていたのだ。

画像:from flickr YAHOO!
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