【通勤読書】49:私の世界を構成する塵のような何か。

<『私の世界を構成する塵のような何か。』 天野しゅにんた>
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この本は、 『philosophia』 を読んだ後、天野しゅにんた作品の読みつぶし期に入りまして、その時に出会いました。ざっくり説明すると、ある大学を舞台にした女子大生たちの恋と友情を描いた物語です。女子大生百合です。女子大生×女子高生とか、女子大生×社会人とかはわりとある気がしますが、女子大生のみが登場する物語は意外と少ないような・・・私が知らないだけかもしれないので断言は出来ないですが。
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同じ大学に通う『留希』『祥』『笙子』『明日菜』『れみあ』『真麻』『芽流』の7人は、ある講義でチームを組んでレポートを作成することになります。7人はそれぞれ、なんだかんだと関係があって・・・という感じで物語は進行します。この7人、過去から現在にかけて、心だけでなく体も含めた関係がものすごく絡み合うので、途中から手描きで相関図を作りながら読みました。そして、一番気になったのは明日菜です。なぜかと言えば、個人的にタイプです。そんな理由で本当、ごめんなさい。でも、彼女みたいに、自分ではどうしようもできない何かに苦しめられるスレンダーな人、大好物なんです。本当、ごめんなさい。なので、第2巻のact.9が特におススメです。笙子との関係に二人でしっかりと向き合う回なのですが、おかゆのシーンで号泣。明日菜の気持ちを思うと、読んだ私もしばらく動けませんでした。
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大学生百合を少なく感じる理由を自分なりに考えてみたのですが、「女の子同士の恋は、高校卒業の時に一緒に卒業しちゃいなさいよ」という無言の圧力的なものでしょうか。同性愛って病気じゃないので、いくつになっても卒業なんてしなくていいのに、って個人的には思います。作者の方は 『あやめ14』も描かれた方で、中学生から社会人まで幅広い百合作品を発表されてますが、大学生を含む大人百合が特に素晴らしいので、今後も読みたいなと思います。  そんなこんなで、すごくおススメです!
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(写真は著者撮影)
※今後は紙媒体ではなく、Kindleで購入後、スマートフォンで読書することが増えたため、添付写真がこのスタイルになっております。ご了承ください。
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◎関連記事
・【通勤読書】31:philosophia
・【通勤読書】32:あやめ14

WEB作家と会社員の兼業。AmazonKindleにて小説発売中。わりといい年齢の社会人女です。電子書籍で百合作品を読む人を少しでも増やせたらと活動中。ご贔屓に。

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