【ガジェ通秋葉原制覇】ドライエージングビーフにこだわったステーキハウスに行ってみた @『ステーキハウス听』

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とにかく台風の多い2016年夏ですが、ガジェット通信のある秋葉原は今日も平和です。

というわけで、着々と進む“ガジェ通秋葉原制覇”ですが、筆者(YELLOW)の体重と引き替えに多くの美味しい料理の数々を紹介する事が出来ました。

しかし!

まだまだ終わらないというか、まだまだ新店舗がオープンしまくりなので、筆者がダイエットを始めるのも先の話になりそうな予感です。

熟成肉に特化した『ステーキハウス听』(ポンド)

まあ、ライターのくせに漢字が読めないってどうよ? ……みたいな可能性は否めませんが、『ステーキハウス听』と書いてポンドと読むそうです。

とりあえず何店舗かあるチェーン店らしいのですが、肉の街“秋葉原”に来たからには筆者の取材対象となるのは確実であります。

熟成肉とは?

通常、牛はヌッコロされた後に熟成されます。

皮やら内臓やらを外して吊るしたり、ある程度の大きさの“枝肉”にしてから保存されたりします。

そして7~10日後くらいに市場に出荷されます。

これは肉の旨みを引き出す為の行程でして、熟成肉と呼ばれているのは、より長期間ゴロゴロ寝かせた肉を指します。

あとはドライエージングとかウェットエージングとかありまして、ドライエージングは“自然乾燥”に近い状態で寝かせた肉で、ウェットエージングは真空パックして冷蔵庫で寝かした奴になります(超大雑把な説明ですが)。

そして『ステーキハウス听』はドライエージングにこだわったステーキハウスらしいです。

ドライエージングのメリットは肉の水分も抜けるので、より濃密、濃厚な肉の旨さが出る事でしょうか?

デメリットは肉の表面は菌が付着したり繁殖するので、食材として使えない為に“歩留まりが悪い”ってのがあります。

まあ、大雑把に説明するとこんな感じですが、筆者がガチに肉の熟成について語ると長いので、細かい事は各自でググって下さい。

お値段が可愛くない件の是非

というわけで、普通に高い国産牛肉がドライエージングの行程を経る事で、さらにコストが上がるのは当たり前でして、店のメニュー全般がセレブ価格になるのは仕方ありません。

ここは一番人気の『熟成和牛のステーキ重』(980円)を狙いたい所ですが、数量限定の為に売り切れてしまったとの事……。

と、なると『熟成和牛サーロインステーキ』(4850円)で肉がドーンみたいな絵を押さえるとPVが伸びる気がするのですが、領収書の切れない筆者に4850円は厳しいというか無理です不可能Death!

『听バーガー』(1280円)を食す!

整いました。

消去法により選択されたとはいえ、まあハンバーガーも悪くない予感です。

強いて言うならハンバーガーって写真が難しいので、まず絵的には盛り上がらない可能性は否めません。

もしもハンバーガーの美味しそうな写真を撮ろうと思った場合、食べる用ではなく撮影用のハンバーガーを用意したりと手間が掛かります。

流石に肉が旨い気がする!

正直、熟成肉の旨さを感じるかどうかは微妙なラインですが、まあハンバーガーとしては美味しいと思います。

みっしりとしたハンバーグ自体の食感からして、つなぎ無しの100%和牛の旨さかと存じます。タマネギは入っていますがダイレクトに肉の旨さを感じるって事で、非常によろしい予感です。

ここら辺の方向性は「和牛熟成肉の美味しさを味わって欲しい!」みたいな主張が感じられますね。

若干、和牛にしては脂っぽさが少ないので、あえて赤身の部分をチョイスして挽肉にしていると思うのですが、いわゆる「ジューシーさ」みたないシズル感はチョット控え目な気がします。

ここら辺は好みなので賛否が分かれる所ですが、肉の美味しさを追い求めるならコチラの方向で正解かと思いました。

バンズも旨し!!

香ばしいバンズ(パン)も良好です。

強いて言うなら、もう少しワイルドな感じというか、全粒粉を使った田舎パンみたいな方向でもありな気はしますね。

とは言え、コレはコレで良いと思います。

具材もトマトとレタス、多過ぎず少な過ぎずでバランスが良いですね。

『听バーガー』 総評

全体的にまとまりの良い『听バーガー』でして、それなりに満足した筆者で御座います。

強いて言うなら1280円なんだから、ポテトもうちょい頑張れやって可能性は否めませんが、なんだかんだで『听バーガー』自体は美味しかったです。

だが、しかし!

いかに熟成肉を使ったハンバーガーとは言え、1280円ですのでリピートさせるには、何かアピールする材料が欲しいですね。

サラダよりもドリンクの方がセット的には好まれると思うし、あのポテトはイマイチです。

確かに和牛ハンバーグならではの味わいはありますが、千円超えのハンバーガーなら、このくらいの美味しさは当たり前と言われても仕方ありません。

正直なところ、筆者的には一回は食べてみる価値があるけれども、何度もリピートするだけの魅力があるのかと聞かれたら答えは微妙です。

ここら辺は人それぞれ金銭感覚が違うので、一概には言えませんが、『カールスジュニア』ですら高いという声が大きい秋葉原では、ちょっと厳しい戦いを強いられると思います。

とは言え、純粋な和牛の美味しさが詰まったハンバーガーとして、この『听バーガー』はありだと思うので、一度くらいは試してみて欲しいですね。

それでは、是非みなさんも『ステーキハウス听』で、美味しい『听バーガー』を食べてみて下さい。

『ステーキハウス听』秋葉原店

住所:東京都千代田区外神田4-6-7

営業時間 11:30~14:00 17:30~21:00
定休日:月曜日

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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