正義の共産主義脚本家、ダルトン・トランボの感動伝記映画「TRUMBO」

  by Yukie Shibasaki  Tags :  

いやぁ素晴らしい映画だった。

「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」を公開初日に観た。 平日とは言え、観客の入りが良くなかった。 上映劇場が少ないのに。

主人公はオスカー脚本家、ダルトン・トランボ。 アカ狩りによる失墜から復活までを、彼の家族ドラマを絡めて描いた作品。

つまりアメリカとソ連が一時的に友好国であった時に、アメリカでも共産主義者が現れていったと。 で、ソ連と冷戦になったから、国内の何の罪もないアカたちを迫害し始めたと。  ・・・“自由の国”もへったくれもねェな。

トランボはなぜ服役しなければならなかったのか。 かわいそ過ぎる。 トランボは発言(台詞)の1つ1つが正論で、振る舞いも常に冷静。 偉大な人物・脚本家。

ソ連の社会主義と、アメリカの共産主義はちょっとずつ違うのでは。 それを一緒くたにして迫害するなんて。

トランボ役・ブライアン・クランストンのオスカーものの熱演!  表情・台詞の喋り方がまだ脳裏に残ってる。 トランボがアンチアカの男からコーラを掛けられた時の顔。(笑) 並みの俳優には出来まい!
トランボが服役を終え、家族と再会するシーンに感動した。

ヘレン・ミレン様は、よくヘッダ役を引き受けたものだ。 ヘッダは嫌味を言うシーンしかなかったのに。(ある意味、悪役?)  MGMの首脳を脅すシーンに、戦慄が走った。(笑)

キング・ブラザーズの社長役のジョン・グッドマンを観て、「いつもな感じだなァ」と思った。 デスク上でわめいている役が多いような。(笑)

トランボの妻役・ダイアン・レーンの“グラスお手玉”に拍手。 CGじゃなければ。(笑)

トランボの長女、ニコラを演じたエル・ファニングを観るのは「SUPER 8」以来だ。 エルは、演技は上手い・あまり美人でないトコが好き。(笑)
他の子役たちも皆、上手かったよ。

トランボの脚本家仲間・イアンを演じたアラン・テュディックは「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」に出ているとのこと。 ・・・ジョン・タトゥーロの執事役かなぁ?

カーク・ダグラス=善玉、ジョン・ウェイン=悪玉というように描かれていたような気が。 ウェインは共和党顔だしな。 この記事を読んでくれている方には説明不要だと思うが、カーク・ダグラスはあのマイケル・ダグラスのお父様である。 今もご健在・99歳とのこと。 善い男は長生きできるのだ!  ニコラさんがカーク・ダグラスのファンだった、というのは事実なのかな?  演じていた俳優もイケメンだしね。(笑)

当時のアカデミー賞の会員は、リベラル派が多かったのかな?  偽名でも、トランボだと薄々気付いていたのでは?  それでもオスカーを上げたんだもんね!

アメリカにもアカがいたとは。 何か嬉しいな。 というか、本作の製作者もアカ?  アカ=善・正義って風に作ってあった。  サンドイッチを分ける話とかね。

そして、Yukieは、やはり、トランボ家の“小鳥”に目が行ってしまった。 カワイイ。 鳥があんなに懐くとは。 ブライアンのペット?(笑)

本作が製作・公開されたことを、天国のトランボたちも喜んでいるに違いない。 こういう内容の映画に、Yukieの好きな俳優たちが出てくれて嬉しい。 まことに素晴らしい感動作であった。