3Dタッチが便利すぎてiPhoneSEに移れない話

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iPhoneSE欲しい!けど、惜しい!なぜ3Dタッチがないのか!?

2016年3月31日に発売されたiPhoneSEですが、執筆時(5月2日)でも手に入りづらい状態が続いています。webで情報をあさる限りだと、どうも出荷そのものが抑えられているようで、当日予約したのにまだ買えないという人も多いようです。とくにキャリアで予約した人が厳しいようですね。アップルストアでsimフリー版を狙った人は比較的早く手に入れることができた模様。

さて、僕もiPhoneSEが気になっている1人なんですが、いまいち購入に踏み切れません。なぜかというと、3Dタッチがないから!

僕はこの3Dタッチという機能を多用しているんですが、身近ではこの3Dタッチ、あんまり評判よくないんですよね。
そもそも使ってないという人が多数。これが物理ボタンだったら多分「強く押す」ということも感覚的に分かるんだと思うんですが、液晶面を押すっていう習慣は今までなかったでしょうし、何より視覚的にわかりづらい。
スワイプなんかはすぐに画面に反映されますけど、3Dタッチはアプリが対応してなければ押してるのか押してないのかさえわからない。ましてや対応している端末が最新の6sシリーズのみときたら、そりゃあ普及もしないわけです。

だからこそ、6s以降の端末には問答無用で3Dタッチに対応して欲しかったんですが、SEのボディに乗せることはできなかったのかなぁ…。
基本的に6シリーズで拾いきれなかった層を取り込むための端末でしょうから、価格を抑え、サイズを抑え、でも機能は極力抑えないという方針で作ったのでしょう。カメラ機能が6s相当だというのは素直にすごいと思ったし、プロセッサを最新のものにしたあたり息の長い商品にする気が見て取れるのも好印象。Appleペイも使えるようになったし、Appleが現状提供するサービスには全て対応した。
でも、そこまでやってくれたのならもう一息、今後の端末で普及させるつもりがある3Dタッチまでやってくれれば完璧だったのに…!なぜはずしたのかっ!

この残念な気持ちを表現するために、以下に3Dタッチがどれほど使いやすいか、どんなことが出来るのかを説明します。
6sシリーズを持っていて「あんま3Dタッチ使わんなぁ…」というひとは是非目を通してください。SEを購入する予定のひとは見ないほうがいいかもしれません!きっと6sのほうを欲しくなるので!
ちなみに、「ピーク(Peek)=押す」「ポップ(Pop)=ピークしたまま、さらにもう一度深く押す」です。

もはやホームボタンを押す必要なし!?

なにはともあれまずはこれ!今までアプリの切り替えにはホームボタンをダブルクリックしていませんでしたか?
6s以降の3Dタッチ搭載機種は、画面左端をピークからポップするか、ピークして右にスワイプすることでアプリ切替画面にすることが出来るのです!
これは横画面になるアプリ以外ではどんな時でも利用することができます。今までのように指を下にのばしてホームボタンを押す必要が無いのです。特にiPhoneを左手で持つひとにはオススメ!親指にちょっと力を入れてスワイプするだけでホーム画面にも他のアプリにも移動できるので、ホームボタンを押すのがかったるくなること請け合いです。

純正系のアプリがめっちゃ使いやすくなる!

個人的にはメモアプリの使用頻度が恐ろしく上がりました。

アイコンをピークすると「新しいスケッチ」「新しい写真」「新規メモ」の3つのメニューが表示され、すぐにメモをとることができます。今までは「アイコンタップ→フォルダ選択→新規作成」で、ようやくメモを取れる状態になっていたのですが、これで動作が大幅に簡略できます。慣れるとピークからそのまま上スワイプですぐメモ作成に移れるので、ほぼワンアクションでメモすることができます。
他にも、
safariのピークメニュー「新規タブ」、
AppStoreの「全てをアップデート」、
時計の「ストップウォッチを開始」、
リマインダーの「新規作成」、
マップの「自宅への経路」、
はオススメ!いままで2-3アクション必要だったことがワンアクションで実行できます。
純正以外で個人的に利用頻度が高いものをいくつかご紹介しましょう。
日記アプリDayOne、これもかなりショートカットができます。
写真アプリProCam、ビデオとの切り替えが便利。
Amazon公式アプリ、「スキャン検索」即バーコード検索をすることができます。
クラウドノートアプリEvernote、「写真を撮影」撮影したら即保存!
どうでしょう?みなさんもよく使っているアプリがありませんか?すごい便利なので是非使ってみてください!

文字入力時のカーソル移動が楽ちん!

純正キーボードで文字入力をしている時にうまくカーソルを合わせられない時、ありませんか?3Dタッチがあればもうそんな苛々ともおさらばです。キーボードの文字部分をピークでカーソルを移動させることが出来るようになります!(なんとなく文字キーそのものよりもキーの間をピークしたほうが挙動が早い気がするのは気のせいですかね…?)これで一文字戻るとか一文字進むなんて動作も簡単。

どうでしたか?純正アプリにかぎらず、サードパーティのアプリでも3Dタッチで劇的に操作が楽になるものもありますし、おそらく今後はそのようなアプリがどんどん出てくることでしょう。

3D touch、今後の展望

僕の予想ですが、今後3Dタッチを装備した端末が増えてくるとゲーム関係が大幅に進化する気がします。
特に期待するのはFPS系のゲーム!
iPhoneで遊べるFPS系のゲームでは大体の場合が「左手は移動」「右手は視点移動」「銃を撃つときはアイコンをタップ」「ジャンプするときもアイコンをタップ」なんですが、今後は「銃を撃つのは画面右側をピーク」「ジャンプするときは画面左をピーク」なんていうふうに変わっていくのではないかな…と。
画面に余計なアイコンが必要なくなるし、より操作もしやすくなるというまさに一石二鳥の操作方法です。もしかしたらすでにそんなゲーム出てるのかな?(出てました!後日解説します)

さて、ここまで書けば僕がなぜにiPhoneSEを買うのに悩んでいるのか、おわかりいただけたでしょう。4インチサイズは素晴らしいです。僕にとってはiPhone6sは大きすぎて手に余る。出来ることなら4インチが良かった。しかし、iPhoneSEは間違いなく6sよりも技術的な面で寿命は短くなります。今後は全てのナンバリングされたiPhoneには3Dタッチは搭載されるでしょう。そうして、アプリもそれを前提とした作りになるものが増えてくるはずです。

体感として手に収まりのいいSEにするか?少し持ちにくいけど先進技術が使われていて、それゆえに今後のイノベーションを期待でき、製品寿命も長いであろう6sを使い続けるか?
もしもSEに3Dタッチが搭載されていたらこんなに悩む必要はなかったのに…!Appleはなんて罪作りなんだ!

そうして、今日もSEに切り替えるか6sを使い続けるか悩む日々は続くのでした。

記事トップの画像はhttp://www.apple.com/jp/iphone-6s/3d-touch/より画面キャプチャしたものです。
2番目の画像は筆者撮影のスクリーンショットです。

ご要望とあらばどこでも飛んで行く覚悟と(行けない場合は想像力の翼を使います)、ついでにingressでポータルをキャプチャするよこしまさを併せ持っています。 浅いガジェット知識と、多少の流通業の経験・知識を武器にただいまゆるく活動中。