MITのスピンオフが、「Intel Inside」自動運転車の車載システムの開発に取り組む。

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 自動運転車向けのソフトウェアを開発する、スタートアップ、Nutonomyは、既に、英国のJaguar Land Roverのような、大手の自動車会社と提携し、車載システムの開発に取り組んでいる。2016年1月29日

 MITをスピンオフした、Nutonomyと呼ばれる、スタートアップは、未来の自動運転車の発展を促す、ソフトウェア技術の開発に取り組んでいる。

 MITの研究者、Karl Iagnemma氏とEmilio Frazzoli氏により設立された、Nutonomyは、英国のJaguar Land Roverを含む、自動車メーカやサプライヤ向けの自動運転機能を開発している。

 NutonomyのCEO、Karl Iagnemma氏によると、Nutonomyは、Intelアーキテクチャのプロセッサを搭載した、自動運転車の車載システムを開発したいと考えているという。

 Googleは、早くから、自動運転車の開発に取り組んでおり、この分野に、大きな投資をしている。

 他に、早くから、自動運転車の開発に取り組んでいる、大手のプレーヤには、Teslaがいる。

 Nutonomyは、最初のベンチャー・キャピタルを、360万ドルに上げた。

 Nutonomyの投資家には、Samsung Ventures、Fontinalis Partners、および、Facebookの仮想現実(VR)ベンダ、および、Oculusの元首席科学者、Dr. Steven M. LaValleなどがいる。

 NutonomyのCEO、Karl Iagnemma氏によると、資金は、自動運転技術、自動パーキング、衝突事故防止などのソフトウェアの開発を促すために使用される。

 Nutonomyには、現在、22名の従業員がおり、6名はケンブリッジで、他の16名はシンガポールで仕事をしている。

 Nutonomyは、完全な自動運転車ではないが、分かり易いナビゲーション機能、駐車場を見つける機能、車庫入れを支援する機能、さまざまな要因で発生する事故を未然に防ぐ機能といった、安全運転支援機能を含む、ソフトウェアを提供することに焦点を合わせている。

 Nutonomyは、2018年には、同社のソフトウェアを組み込んだ、車載システムを搭載した、自動運転車の、最初のモデルが登場すると期待している。

 Nutonomyの長期的な目標の1つは、スマートフォンで呼び出すことのできる、自動運転タクシーを、シンガポールに展開することである。

 Nutonomyは、シンガポールに焦点を合わせている理由は、同国が、自動運転車の基盤の開発と、自動運転車技術関連会社の支援に、大きな投資をしているからである。

 Nutonomyは、シンガポールの次は、ミネソタ州と英国で、自動運転車の走行テストを実施することを計画している。

 NutonomyCEO、Karl Iagnemma氏によると、同社の自動運転車ソフトウェアを、遊園地で、来園者を運搬する、自動運転車でも使用されることを思い描いているという。

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