Alphabetが、新しいヒューマノイド・ロボット、Atlasのビデオを公開した。

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 Alphabetが、新しいヒューマノイド・ロボット、Atlasのビデオを公開した。 2016年2月24日

 By Jack Nicas、WSJ

 AlphabetのBoston Dynamicsユニットが、オフィスから外に出て、雪で覆われた森を歩いたり、開発者の乱暴な実験に耐えたりする、新しいヒューマノイド・ロボット、Atlasのビデオを公開した。

 この極めて人間的な動作をする、新しいロボットのAtlasは、電源コードにつながれておらず、研究室から、商業市場まで、歩いて行ける程、進歩している。

 この公開されたビデオには、ロボットが、雪で覆われた森を、極めて人間のように、歩いている様子や、ロボットに、床から箱を持ち上げて、棚に置かせる実験で、開発者が、持ち上げた箱を、ロボットの手から、はらい落としたり、ロボットが取ろうとした箱を遠ざけたり、乱暴な方法で、ロボットの作業の邪魔をしている様子も録画されている。

 ロボットのAtlasは、忍耐強く、繰り返し、床から箱を持ち上げ、棚に置こうとしていた。

 このビデオの見出しによると、新しい版のAtlasは、高さが、約5フィート9インチで、重さが、180ポンドであり、バッテリで動くという。

 以前の版のAtlasは、高さが、約6フィートで、重さが、330ポンドであり、電源コードにつながれている。

 新たな版のAtlasは、足や本体に、バランスを取るためのセンサーを持っており、頭部に、対象物を探したり、障害物を避けたりするための光学センサーを持っている。

 新たな版のAtlasは、AlphabetのBoston Dynamicsユニットが、Pentagonの研究機関である、アメリカ国防高等研究計画局(DARPA:Defense Advanced Research Projects Agency)により実施されている、昨年のロボットの研究の挑戦で使用するために、大学チーム向けに開発した、Atlasの版と似ている。

 DARPAのビデオによると、新たな版のAtlasは、以前の版のAtlasと比べて、下肢を除いて、効果的であると、DARPAの研究チームにより評価されたという。

 AlphabetのBoston Dynamicsユニットは、商用のロボットを開発することに焦点を合わせ、2015年に、DARPAの挑戦プロジェクトから撤退した。

 AlphabetのGoogleは、1992年に設立され、以前は、軍事用のロボットを開発していた、Boston Dynamicsを、2013年に買収し、Boston Dynamicsユニットを設けた。

 「旧版のAtlasの実験を公開したビデオ」

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