【インターネット・ポイント生活シリーズ】ポイントサイトの検証その1

  by 森井聖大  Tags :  

ひきこもりのニート諸君や貧乏書生の間では、今、ポイントサイトが流行っている。

小遣い稼ぎにもならない程度のものが多いが、それでも何もないよりはマシだという気持ちで、アフィリエイトの次に、このブームがやってきている。

インターネットにたくさんの人が集まってくると、業者も黙って見ているわけにはいかない。

SNSで消費者動向をなどと呑気なことを言っていられない程度に、TPPもあるし、それ以前にもう既に消費の冷え込みもひどいのだ。

そういう流れの中で、即効性のあるインターネットの使い方として、最近は、これは一歩間違うと個人情報保護法のすれすれをいくきわどいジャンルだと思うモニター系ポイントサイトなどが幅をきかせ始めている。

個人情報の開示を、ポイント進呈を蜜に、迫ってくるのだが、これもまた使いようによっては、有意義なものになるだろうと思う。

このサイトたちが、どうやってポイントをくれるのかというと、それはひとえに個人情報の開示につぐ開示により、である。

質問に答えると、質問に応じた商品などのメールがたくさんやってくるという仕組みだ。煩わしいが、何も見ないで削除すればいいだけの話なので、それ自体はどうでもいい。

ただインターネットにおいて、情報を登録する段になると、腰がひけ、ページを戻ってしまう人も多いだろう。

そうすると、実は、各種の恩恵からも遠ざかることになり得るので、僕の考えでいけば、隠すほどの何物かがあるのかと問い、悪用するならしてみればいい、と突き放す気持ちで、大体全てのサイトに登録している。

ジャーナリストの視点で、そういうレポートを書いていくという狙いもあるので、一般の人にはオススメできないが、何事もやり方次第だろうとも思う。

但し、こういうのは、家族に迷惑をかけない、独立独歩の生活を送っている者に限られる。何があっても、責任は全て自分でとれる立場の者でないと、もし君が扶養家族に入っているならば、その他の家族に迷惑をかけることにもなり兼ねないのでやめた方がいい。

あるいは、きみの家にどこかの業者から電話や封書が届いたとして、

「いや、ただのサイトだから、気にしないでいい」

と説明しても、家族はもともとニートであるきみへの不信感を更に深めるだけだろう。

 

さて、ポイントを貰えるサイトは最近かなりの割合で増えてきているが、ほとんどのサイトはその見返りは微々たるもので、大体のサイトが500Pから換金だとかいうシステムなので、それほど実質的な恩恵を受けられるものは少ない。

ポイント系サイトの質問内容も、ほとんどが個人情報の、かなりえぐい部分まで切り込んできて、ほとんどの人はたじろぐかもしれないが、僕に言わせれば、何をそんなに素直になる必要があるのか、ということだ。

実は最近求職サイトで1000万円以上の年収の人しか登録できないという求人サイトがあるのだが、何も収入証明書を提出するわけでもない。

ただこのサイトに登録すると、資産運用のメルマガがいっぱい来るだろうことは予想できる。

全てのことは、winーwinでなければ成功できないのだから、どのみちポイント系サイトでこちら側に恩恵をくれないサイトは淘汰され消えていくだろう。

その消えていく過程で、少しばかり仕入れた個人情報の名簿を売りぬき、退職金代わりにする輩もいるのだろう。

ここまで読んでおいて、果たして昨今のインターネットで、ポイントサイトや景品サイトでどれだけのことが可能なのかを、これから少しレポートしていきたい。

数年前に電波少年というテレビ番組で、懸賞生活というコーナーが流行ったが、これからは更に経済が低空飛行を続ける時代で、インターネットにおける低空飛行時の身の処し方などはクローズアップされていく問題だと思う。

僕が、今のところ、これは使えるな、と思うのは、楽天リサーチくらいだ。

質問に答えるたびに、楽天ポイントが貰える、

ポイントはそのまま楽天市場での買い物に使用できるから、換金などという煩わしいことを考えないでいい。

この考え方は一円パチンコの換金率を四の五の言わずに、物に交換しさえすれば全てのホールは等価交換だという考え方と同じだ。

どうせ金で物を買うのなら、換金しない方が得だというものも、世の中にはたくさんある。

まず、楽天市場の運営するリサーチで、ポイントを獲得し、米750g送料込み380円を、そのポイントで購入できた。

これで、ひとまず、どうにか生きることが出来る。
僕ら貧乏書生やニートにとって、もはや、インターネットは遊びのものではなく、のっぴきらない生活の要とでもいうものに変貌してきているのだが、果たしてこれはどこまで有効なのかを、これからの低空飛行型元経済大国のなかで検証していきたいと思っている。

このような情報を、これから何となくレポートしていくので、ニートや貧乏書生諸君は、インターネット時代のおばあちゃんの知恵みたいな見方で、何かの糧にしてくれれば幸いだ。