【セクマイエッセイ】百合嫁の日常18 劇団フライングステージ『gaku-GAY-kai 2015』を観てきました。

フライングステージ『gaku-GAY-kai 2015』

劇団フライングステージの年末恒例行事『gaku-GAY-kai 2015』を観てきました。

第一部 『贋作・ウェストサイド物語 または贋作・ローマの休日-新宿イーストサイド物語 または 二丁目の休日-』
作・演出 関根信一
出演:
アルビーナ シュウ 宇原智茂 関根信一
エスムラルダ 永山雄樹 オバマ 猫宮さくら
岸本啓孝 芳賀隆宏 木村佐都美 松之木天辺
久米靖馬 水月アキラ 冴瑪悠 モイラ
坂本穏光 和田好美 宍泥美

第二部
「アイハラミホ。の驚愕! ダイナマイトパワフル歌謡パフォーマンスしよー」
出演:アイハラミホ。
「ビアチカコラボ官能小説朗読」
出演:水月モニカ
「2015のジェストダンス」
出演:西山水木
「佐藤 達のかみしばい ~僕の話をきいてください~」
出演:佐藤 達
「女神のリーディング」
出演:関根信一
「sayokoなりきりショウ リヴァイタル クロカミ」
出演:モイラ・ボルデリ
「親孝行」
出演:芳賀隆宏
「LGBTAI ~その壁を越えて~」
出演:Tomone
「ひとりのビッグショー」
出演:ぶー子
「今年もアタシ、第二部で何かやろうかねえ」
出演:エスムラルダ

第一部 『贋作・ウェストサイド物語 または贋作・ローマの休日-新宿イーストサイド物語 または 二丁目の休日-』

二丁目のドラァグクイーン達と歌舞伎町のホスト達が対立する。
「ダンスで決着をつけようじゃないか!」
そう言う彼ら。
東京都知事は明るい街作りと称してそのダンス決闘を新宿ダンス祭に組み込む。

その一方で来日していた道徳規範の厳しい某国の王子が女装して逃げ出す。
王子の女装・同性愛をスクープネタとして追いかけていた(正体を隠している)パパラッチと、王子は恋に落ちていく。

ダンス大会はドラァグクイーン達が勝つが、事件が起こる。
ドラァグクイーンと恋仲になってしまったNo.1ホストが、後輩に刺されてしまうのだ。
恋人のドラァグクイーンは嘆き悲しみ自殺をする。

その事件を見て、東京都知事・石之原慎太朗(女性知事)が二丁目と歌舞伎町の完全浄化作戦を決断する。
しかし事件は女装した王子が発案した芝居で、石之原都知事の陰謀がばらされてしまうのだった。
2丁目のマリーと石之原慎太朗は回顧する。
子供の頃、キラキラと輝いていた慎太朗は浄化作戦を企てるような子ではなかったのではないか、と。

王子は帰国直前の会見で女装姿をお披露目する。
「これが私の正装です」

王子は胸を張って言うのだった。

劇は人物が入り組み、話も入り組み、それがとてもテンポ良く上演されていました。
私は特に男性名(慎太朗)で育てられた女性知事・石之原慎太朗に激萌えでした。
格好良かったです。
最後に王子が女装しながら「これが私の正装です」と言うシーンは泣けました。

第二部(抜粋)

■「ビアチカコラボ官能小説朗読」
出演:水月モニカ

レズビアンの話。
死んだ恋人に養女がいた。
養女は主人公に「私は養女ではあったが、あの人の妻だ」と言う。
衝撃を受ける主人公。
夜になると死んだ恋人と同じ香りをさせた養女が、主人公の蒲団に潜り込んでくる。
そして衝撃的な告白。
養女の本命は主人公だという。
それに気付いた死んだ恋人は、自分の死後を彼女に託し、養女にしたのだと。

夏川まどか原作の感動的な朗読でした。

■「LGBTAI ~その壁を越えて~」
出演:Tomone

LGBTQとしてカムアウトしていく歌。

クローゼットとして生きていくことの辛さを思い出し、またカムアウトすることへの喜びを感じた歌でした。
作詞に二年ほどかかったそうです。

劇が終わった後のおまけ写真。

石之原慎太朗役の宍泥美さんと水月モニカさんをパチリ。

来年の年末にも『gaku-GAY-kai 2016』をやるそうです。
楽しみですね。

■ 劇団フライングステージ http://www.flyingstage.com/

コミックエッセイ『ゆりにん レズビアンカップル妊活奮闘記』(ぶんか社 藤間紫苑 江川広実)、PCゲーム『人形の匣~愛のディテール』、ドリンク擬人化『伊藤君と円先輩』執筆。得意分野セクシャルマイノリティー。百合・BL。

ウェブサイト: http://www.fujimashion.com/

Twitter: fujima77