2016年のトレンド:起きない、5つの予測(5)

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 広告ブロッキングは、マーケッタを怖がらせ、混乱させる。2015年12月15日

 By eMarketer

 2016年も、北米と西欧のユーザは、モバイル・メッセージング・アプリとモバイル・コマースの利用を続けるだろう。

   (続く)

5. 米国における、デジタル広告への支出は、TV広告への支出を上回ることはないだろう。

 2015年に、米国における、デジタル広告への支出は、TV広告への支出に、最も近づいてきたが、多分、2016年も、TV広告への支出を上回ることはないだろう。

 eMarketerは、まだ完全な予測ではないが、2016年に、ブラジルのリオで開催される、オリンピックや、米国の大統領選挙や、他の生放送番組を、TVで見る時間が増えることが期待されているので、大イベントの番組へのTV広告の支出が、必然的に増えるだろう。

 このため、2016年も、米国における、デジタル広告への支出は、TV広告への支出を上回ることはないだろう。

 より大きな課題は、「TV放送とデジタル・コンテンツを、どのように、連携させて、利用できるようにするか?」である。

 TV放送は、リアルタイムに、生の映像を伝えることができ、デジタル・コンテンツは、インタラクティブに、知りたい情報を探したり、オンデマンドで、見たい場面を視聴したり、友達と共有し、コミュニケートしたりできるので、TV放送とデジタル・コンテンツは、互いに補完関係にある。

 視聴者の細分化で、視聴者数は、さらに少なくなるが、ケーブルTVやTV放送の番組は、以前として、お金と、多くの視聴者をもたらすようになるだろう。

 2016年には、TV放送とデジタル・コンテンツの補完関係が、さらに洗練され、従来的なTVのアウトレットとしての形態を進化させ、視聴者は、さまざまなデバイスで、対話的に、欲しい情報が得られるようになり、相乗効果がもたらされるだろう。

 デジタル・コンテンツ会社は、自分たちの到達度を拡張することを目指している。

 広告代理店やマーケッタは、TV広告とデジタル広告を連携させ、相乗効果が得られる方法を模索している。

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