80~90年代バンドブームのバンドマンたちを支えた『ダイエースプレー』の今後について聞いてみた

ダイエーから、数十年に渡り製造販売されている
人気ロングセラー商品『エレーヌヘアスプレー』をご存知だろうか?

ダイエーで販売されているため『ダイエースプレー』と呼ばれることが多いが
正式名称は『エレーヌヘアスプレー』
頭をガッチガチに固めてくれることで有名な製品だ。

ダイエーネットショッピングのページにも
「思いのヘアスタイルしっかり長持ち。」と記載されている。

この知る人ぞ知る最強にハードな『ダイエースプレー』には伝説がある。
X JAPANやLUNA SEA、BUCK-TICKなどをはじめとする
80~90年代のバンドーブームを駆け抜けたバンドマンたちの多くが
針山のごとく髪の毛を立て、独創的なヘアーを創造していたが
その造形を支えていたのが『ダイエースプレー』なのである。

あの小説にも登場!

実際、大槻ケンヂの自伝的小説『リンダリンダラバーソール』(新潮文庫)では
BUCK-TICKのボーカリスト櫻井敦司の“日光華厳の滝を乗っけているかのような”髪型を見て

「そんなに髪が固まるスプレー、どこで買うんですか?」
「……ダイエーで……買うんです」

という描写がされている他、

バンドブームの頃、ほぼすべてのミュージシャンが髪を逆立てるのにダイエーの
ヘアスプレーを使っていたのだ。

とも書かれている。

90年代を舞台にバンドマンたちを追っかける少女たち(バンギャル)の青春を描いた
雨宮処凛の自伝的小説『バンギャル・ア・ゴーゴー』(講談社文庫)でも

長い髪からダイエースプレーの匂いがする。
ライブハウスの匂い。バンドマンの匂い。

という描写がある。

そんな80~90年代のバンドマンたちの“髪を支えた”伝説のヘアースプレーでもあるが
「存続の危機に曝されている」という噂があるのをご存知だろうか?

伝説のヘアースプレーがなくなってしまう?!その理由は・・・

2013年にイオンがダイエーを子会社化することを発表。
翌14年9月24日付の『日本経済新聞』には
「ダイエーの屋号」が「18年度くらいにはなくなる」と書かれていたのだ!

ダイエーの屋号がなくなってしまうということは・・・
“必然的に『ダイエースプレー』もなくなってしまう”ということなのか?!

ネットで検索したところ、筆者と同じような声はやはりあった。
「なくなってしまうのか?」ささやかれる愛用者たちの不安の声。
筆者である、わたくし自身も『ダイエースプレー』を長年愛用していることもあり
この問題はとても見過ごせない!と感じた。

電話取材でわかった『ダイエースプレー』の今後

そこで『株式会社ダイエー』に電話をして、この件について直接聞いてみた。
以下、回答は『株式会社ダイエー』のお客様センターから得たもの。

支持層を把握しているのか?聞いてみた

「どういったユーザー層に人気があるのか?」を把握しているのか聞いてみた。
「特に音楽をされている方に(支持を頂いている)」という興味深い回答を頂いた。
なんとご存知でした!もちろん、その他の層からも愛されるロングセラー商品だ。

「なくなるのでは?」という問い合わせは他にもあったのか?

「北海道、九州、愛知エリアのダイエーが今年の9月1日から
イオンに店舗運営を任せたことにより、商品ユーザーから問い合わせがあった」
そうだ。

これは2015年9月1日にダイエーの北海道・九州および本州地域における事業の一部ならびにスーパーマーケット事業の一部の運営を承継したことによるもの。
いずれにせよ「ダイエースプレーがなくなってしまうのでは?!」と思った愛用者からの声である。

ダイエースプレー「なくなってしまうのか?!」

「実際のところはどうなのか?」おそるおる聞いてみた。
明確なことは判らないとした上ではあるが、次のような回答がいただけた。

「ヘアスプレーという商品はスーパーマーケットの中にはなくてはならない存在なので品揃えとしては当分なくなることはない」と思います。

なくなる可能性はゼロではないが、
「当分なくなることはない」という回答が得られ、愛用者として安心した。

『ダイエースプレー』こと『エレーヌヘアスプレー』は、どんなハードなスプレーよりも固まり、思い通りの髪型を創造するためにはなくてはならない商品だ。コストパフォーマンスも良く、この上ない最高のヘアースプレーと断言できる。
今後も多くの人々の髪型を支える一番のアイテム、伝説のヘアースプレーとして末永く生き残って欲しく思う。
今回は、突然の電話にも関わらず質問に応えて頂き、ありがとうございました。

ちなみに・・・

※エレーヌヘアスプレーはダイエーネットショッピングでも購入可能。
前述の「北海道、九州、愛知エリア」からの問い合わせに対しては
「ロットが大きくなってしまって申し訳ないですが…(※ネット購入は24本から)」
と、ダイエーネットショッピングからの購入を勧められている。
最寄りの店舗にない場合はこちらを利用しよう!

さまざまな職を経て、現在はテレビ業に従事。 週末のほとんどをライブハウスで過ごす。 お笑い、音楽、カンフー映画を愛する、原色頭(派手髪)の駆け出しWEBライター。

ウェブサイト: http://ameblo.jp/sabure-kinkakuji/

Twitter: s_kinkakuji