【通勤読書】24:瑠璃色の夢

<『瑠璃色の夢』 森島明子>
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この本は、複数の友人からすすめられて読みました。『瑠璃色の夢』『星のお姫様』『ハニー&マスタード』『追憶~ノスタルジー~』『20乙女の季節~Virsin Season~』『満月の夜には』『半熟腐女子』からなる短編集です。どれも素敵な作品でしたが、今回はアラサー社会人の三国さんと六条さんが宅呑みで一線を越える表題作『瑠璃色の夢』について書いていきます。
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とにかく社会人は宅飲みしちゃうのですが、なぜなのかと考えてみました。理由1:酒のせいにしてヘテロの相手に体ごと想いをぶつけることが可能。 理由2:自宅ならそのまま夜戦(意味深)を行うことが可能。 理由3:酒を理由に相手にも自分にも逃げ道を作ることが可能。 以上3つの理由から宅呑みするのではないかと。女性同士の場合、妊娠のリスクがありませんから、相手がヘテロであっても「女同士ってどんな感じなんだろう?」と興味本位で受動的体勢になり、寝技に持ち込めるかもしれませんから、それが自宅なら流れもスムーズです。これが理由1と2。理由3は、事後の問題です。夜戦後に「実は私もあなたのこと・・・」みたいに両想いになれば問題ありませんが、相手が「なんでこんなことしちゃったんだろう・・・」となった場合のために、「酒に酔っていたから」という逃げ道を作ってあげる必要があります。それは、相手が恋愛どころか、友人関係にも逃げ腰になった場合に自分が傷付かないための逃げ道にもなります。
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三国さんも六条さんと一線を越えることには勇気が必要だったと思います。それは、彼女がずっと好きだった同僚の六条さんとの飲み会で、いきなり自宅での宅呑みを選択しないで、一軒目で日本酒を飲みながら六条さんの恋愛事情を探り、二軒目でワインを飲みながら自分の恋愛事情を伝え、三軒目となる自宅でスキンシップをはかりつつ、冗談混じりに「じゃあ私とどう?」と間合いを詰めたところからも見て取れます。三国さんと六条さんが、どういう結論を出したのかは、ぜひ本編で確認してください。そして、年末年始でイベントの多いシーズンです。気になる女性がいる女性(双方成人済み)の皆さんも、ぜひ宅呑みでお幸せに・・・。 そんなこんなでおススメです。
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(写真は著者撮影)
※紙媒体ではなく、Kindleで購入後、スマートフォンで読書することが増えたため、添付写真がこのスタイルになっております。ご了承ください。
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WEB作家と会社員の兼業。AmazonKindleにて小説発売中。わりといい年齢の社会人女です。電子書籍で百合作品を読む人を少しでも増やせたらと活動中。ご贔屓に。

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