共働き当たり前時代に備えた花婿修行チックな婚活イベントを取材! ~東京都新宿区~

  by 古川 智規  Tags :  

総合婚活サービスの株式会社IBJが、株式会社ベアーズが運営する「家事大学」とのコラボで開催した、「男性の家事力アップ! お料理婚活イベント」を独占取材した。

企画の内容はプレスリリースによると次の通りだ。

女性が男性と作りたい料理No.1に輝いた「キーマカレー」を男女共同で作る“調理実習”の他、家事にまつわるアレコレを、クイズも交えて学びながら男女の交流を深めてもらいます。途中で席替えもあるので出会いのチャンスが広がります。メディアでの出演多数の高橋ゆき先生が講師を務め、男性が気軽に花婿修行&花嫁探しができるよう、楽しくレクチャーします。

その高橋先生の家事にまつわる講義からスタートした。

件のキーマカレーのレシピはこの紙切れ1枚。
およそ10分程度で調理そのものは完了するように工夫されているとのこと。

家庭科教室のようなテーブルには男女がそれぞれ向かい合わせに3名。合計6名で1テーブルを「共同使用」する。

講義を聞きながらもまだ緊張気味の会場。

材料はすでに計量されたものが用意されているが、野菜はプレカットされていないので、自分たちで切る必要がある。

「では、記者さん、こちらへ!」と案内された離れ小島のようなテーブルに記者用の材料と調理器具が。

「何でも見に行く取材記」を標ぼうしているので、体験調理をさせてもらえる、というかさせられるようだ。
仕方がないので、記者も一人で調理開始。

野菜を切りながら、いためながら、会場の様子を撮影しながら、と地獄のような「調理実習」。

会場では、1テーブルに2つの鍋でキーマカレーを作る。
途中で男子が集団で席替えさせられ、自分の作ったカレーとはおさらば。

記者のキーマカレーもこれから味を調えて間もなく完成。

なぜか6名分の皿が並べられ、先生をはじめスタッフが記者のカレーを試食するという「聞いてねーよー!」的なまさかの展開。

雑穀米にオクラ、目玉焼きが乗った皿に、キーマカレーを盛っていく。もちろん記者が6名分盛り付ける。

そして高橋先生が、試食にやってきた。
なんだかテストを受けているようで嫌な予感。

東京都心部を見下ろす新宿の高層ビルで、まさかスタッフ分のキーマカレーを作らされるとは思わず、絶句状態。
会場は、試食タイムに移る。

高橋先生をはじめ、スタッフの皆さんは記者の作ったキーマカレーを一様に美味しいと言ってくれ全員完食。

会場では、「愛を感じる家族の家事」というテーマでテーブルごとにディスカッションタイム。
あらかじめ選出された男子のテーブルリーダーが、まとめ上げた結果を発表して、家事についての様々な思いを会場内の全員で共有する。

その後、高橋先生の家事実践講座が始まった。
伝線してしまったストッキングを三つ編みにして両端を縛るという作業。
しかしここで問題が。「三つ編み」ということを、したことのない男子は、そこで挫折してしまった。
そこで、男女の「共同作業」となる。これはよく考えられた仕掛けだが、実用的なものなのでこのために考え出されたものではない。
この三つ編みのストッキングは、汚れてすすけた蛇口を磨くのに使用する。新築時同様にピカピカになるというのでお試しあれ。
伝線したストッキングは捨てないようにとのこと。

次に登場したのは、ゴム手袋の上に軍手をはめた、「軍手ぞうきん」。
ゴム手袋は裾の部分を折り返しておくと、洗剤等の液だれで汚れることがない。また、軍手がぞうきん代わりになり、微妙な力加減が必要な部分をこれで拭いてしまう。
例えば観葉植物の葉や、ブラインドの羽などに活用できる。

お次は手のひらサイズのスポンジ。
ストッキングの中には、なぜか洗濯した後に片方しかない靴下が入っている。そういうことはよくある。
これは手のひらサイズなので、疲れにくいという。

こうして、高橋先生の軽快なトークによる講義も終了し、連絡先交換タイムとなる。

最近はスマホでLINE交換というのが主流のようだ。
QRコードを読み取ったり、ふりふりしたりして、連絡先を交換し合った。

イベントが終了して、記者がビルの外に出たときに参加者の男性から「取材お疲れ様でした!」と声をかけられた。
よく見ると、2対2のグループで固まっている。どうやら遅いお昼時、キーマカレーは食べたのでグループでお茶でもしに行くのか、楽しそうに新宿の街中に歩いて行った。

婚活パーティーでその場で結婚相手がすぐに見つかるわけでもないが、とりあえず連絡先交換はできるので、出会いの場としての機能は果たされているように感じた。

どうせ体験するなら記者の年齢層にあったパーティーで「調理のみ」ではない体験取材がしたいとIBJ担当者に愚痴ったのは内緒である。

※写真はすべて記者撮影

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