YouTube Musicアプリが、AndroidとiOSベースのスマートフォンで使用できるようになった。

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 Alphabetによると、新たなYouTube Musicアプリが、AndroidとiOSベースのスマートフォンで使用できるようになったという。 2015年11月12日

 By Nathan Olivarez-Giles、WSJ

 Googleの親会社、Alphabetによると、新しいYouTube Musicアプリが、AndroidとiOSで使用できるようになり、iPhoneとAndroidベースのスマートフォンのユーザが、YouTube Musicを利用できるようになったという。

 このYouTube Musicアプリは、Spotify、Apple Music、Tidal、Pandora、および、他のストリーミング音楽アプリに対抗する、Alphabetの2番目の音楽アプリであり、ユーザの興味や関心に基づいて、音楽ビデオを検索したり、再生したりできるようだ。

 YouTube Musicは、アマチュアのレコーディングではない、高品質の音楽ビデオに焦点を合わせることにより、他の音楽アプリと差別化を図っている。

 ユーザが、YouTube Musicアプリを開くと、アルバム・アートではなく、ビデオ・スチール写真が表示されるという。

 すべての歌に、音楽ビデオがあるという訳ではなく、YouTubeは、約5000万の歌のカタログを作成するために、ビデオと、オーディオのみのトラックを混合させている。

 Alphabetは、これにより、何百万人ものユーザが、新しい音楽やアーティストを探し求めて、頻繁に、YouTubeを訪問するようになることを期待している。

 YouTubeは、カナダのポップ・ミュージシャンで、シンガーソング・ライターのJustin Bieberさんが、発見されたSNSサイトでもある。

 YouTube Musicアプリのカタログは、混戦している音楽アプリの分野へ進出し、優位に立つようになるための、YouTubeの唯一の差別化ポイントという訳ではない。

 Apple Musicのように、YouTube Musicは、人による精選とアルゴリズミックな精選をミックスさせている。

 Alphabetによると、YouTube Musicは、特定のアーティスト、プロデューサ、ジャンルで、何百ものプレイリストを構築するために、人間のスタッフに仕事を課す、Apple Musicを真似るのではなく、ユーザの好みに合わせて、音楽の発見を促すために、コンピュータを使用して、プレイリストを作成することに焦点を合わせているという。

 YouTube Musicアプリで聴く、歌は、関連する歌が、自動的に作り出した、ステーションを特徴としている。

 ユーザは、これらのステーションが、同じアーティスト、あるいは、同様のアーティストの音楽で構成されているかどうかを決定できる。

 昨年のテスト中に、YouTube Music Keyという名前で、Subramanianさんは、多くのユーザが、YouTube Musicで、自分たちのデータ・プランを消費することを心配していたと述べた。

 結果として、YouTube Musicには、歌やビデオを、ユーザのスマートフォンに保存する、オフライン・モードと、ビデオを完全に取り除く、オーディオ・モードの両方が構築されており、ユーザは、モード間を切り換えることができるようだ。

 Apple MusicやTidalとは、大きく異なり、YouTube Musicは、Spotify、Rdio、Pandora、および、Google Play Musicにように、無料で使用でき、広告料が収入源になる。

 広告を除去し、オフライン能力も使用したいユーザは、YouTube Redに加入して、9.99ドル/月を支払う必要がある。

 初めてのユーザは、YouTube Redを、1ヶ月間、無料で試用できるようだ。

 YouTube Redのユーザは、社内の音楽サービスのライバルである、Google Play Musicもアクセスできるようになるという。

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