馬蹄~天皇賞(秋)~

  by Saifa  Tags :  


~写真は素材足成フリー素材より~

 以前、私は厩舎で馬の世話をしていた。厩舎内の馬房は鼻を衝く臭気で充満している。しかしじきに皆慣れる。環境とはそういうものだ。

 語りつくされた感があるが、サラブレッドは人間が作り出した至高の芸術のひとつであろう。速く走るためだけに生を受け、父、または母を超える事を宿命付けられ、それが叶わねば淘汰される。それに動物愛護団体が言うほど彼らへの甘言は簡単ではない。走る事は虐待というより本能であるし、今それを止めてしまえば絶滅への道を歩むと思えるからだ。サラブレッドはガラスの脚と言われるように、仮に乗馬にしてもまだ丈夫で賢く、おとなしい馬種はあるであろう。

 宿命と、この脚と、本能と、その無垢な心で、グリーンのカーペットの上を、秋は実りと信じ駆け行く

閑話は休題として本題に移ろう。明日は競馬のG1、天皇賞(秋)が行われる。私も敬する菊池寛氏や寺山修司氏に倣って競馬に興じる。
予想は想像力を育てる言わば育巣とでも云うべき存在でもある。以下に私の見立てを書くが公表は明日までのワクワク感を増すためである。

 本日は晴天なれど風稍強し、東京も、かな。芝コースは内目が荒れ加減で外伸びする馬場と思える。出走する馬の脚質、騎手の性格から、展開はスローかミドルペースであろう。想定は1000Mの通過は57~59秒で残り400からはかなり中団はごった返すとみる。
 エイシンヒカリの逃げはゲートまともなら間違いなかろう、しかし他馬の目標になる中、東京での逃げ切りは容易ではない。私の本命はラブリーデイ、本当に今は充実期だ。宝塚もだが、前走あの上がりの速くなる流れで差し切った走りには舌を巻いた。あの32秒で前が残る開幕週の京都での差し切り勝ちは簡単にできる芸当ではない。
これの複勝にドカンといれる予定だ。
 本命が決まったら次は穴馬を探したい、皆が選ばない馬を選んで的中させることが競馬の醍醐味であろう。
 ここは敢えて馬より騎手から選びたい、この人気なら腕なら群を抜いている外国人を狙いたい。そこで、サトノクラウンとダービーフィズを選んだ。外伸び馬場が味方して最後に上位の一線に加わってくるとの見立てである。完全な人気薄とは言えないが、現在は10倍以上の単勝オッズである。2頭の複勝をラブリーデイの的中想定利益分で買ってみたい。ラブリーが3着以内に来る前提ではあるが、こういった買い方も楽しみ倍増と思えている今日この頃である。

予想 天皇賞(秋)

◎ラブリーデイ
穴でサトノクラウン、ダービーフィズ

予想はよそう、といつものように思うが、懲りない事が人生に必要な打たれ強さを鍛えるためになる。と、やはりよすのはよす事にする私であった。

元々コピーライター志望だっただけに短く分かりやすい文章を理想とする。 興味がある分野は時事問題や競馬、或いはスポーツ。