【通勤読書】21:私の無知なわたしの未知


<『私の無知なわたしの未知』 百乃モト>
—–
この本は、周囲にいる百合好きの方にすすめられました。主人公の湊は社会人女性で少し自分に自信がありません。真耶は湊の会社の先輩女性で少しミステリアスです。晴人は湊の幼馴染で会社の先輩でもあります。そんな三人が、いろいろあって三角関係になる話です。ちなみに連載中の作品で、2015年10月現在では最終巻が発売されておらず、結末が分かりません。
—–
幼馴染の晴人はいい人ですが、鬱陶しいくらいに湊の世話を焼きます。大切にしているからこその行動なのでしょうが、結果的に、湊を箱に詰めてしまっており、抑圧された湊の感情は行き場がない状態。それを丁寧に、かつ強引に解放してしまったのが真耶です。社会人女子たちは、たいてい『宅飲み』で一線を越えますが、湊と真耶も宅飲みで、ごにょごにょとなってしまいます。ここで気にしておきたいのは、翌日の行動。パターン1:酒のせいにして忘れる。パターン2:本気になる。湊がどんな行動を取ったのかは本編で確認して頂けたらと。
—–
特に印象深かったのは、晴人の「百歩譲ったとして俺のことはいいよ。だけど、お前それ、おばさんに言えるのか?」という台詞です。いわゆる『普通の愛』でない場合、家族にスパーンと紹介できない可能性が高い。それをどうクリアして行くのかが、今後の壁になるのかしらと。周囲の登場人物もさらに絡んでくるでしょうし、真耶が秘密を抱えている伏線があるので、三人の関係がどこに着地していくのか非常に気になります。 という訳で、おススメです。
—–
(写真は著者撮影)
※紙媒体ではなく、Kindleで購入後、スマートフォンで読書することが増えたため、添付写真がこのスタイルになっております。ご了承ください。
—–
◎関連リンク
・講談社ウェブ『私の無知なわたしの未知』
http://kisscomic.com/kc/muchimichi/index.html

WEB作家と会社員の兼業。AmazonKindleにて小説発売中。わりといい年齢の社会人女です。電子書籍で百合作品を読む人を少しでも増やせたらと活動中。ご贔屓に。

ウェブサイト: http://metroswitchcompany.jimdo.com/

Twitter: metroswitchco