Macworldの編集長が、新しいApple TVとSiri Remoteの感想を紹介した。

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 Appleの新たなセットトップ・ボックス、Apple TVは、コンテンツのナビゲートの新たな方法を提供する。

 By Susie Ochs、Macworld編集長

1.ユーザ・インタフェース

 Siri Remoteの新たなインタフェースは、特に新鮮ではないと感じたが、筆者(Macworld編集長)は、Siri Remoteのタッチパッドで、リストをスワイプでき、手早くナビゲートできるようになったことは評価できると思った。

 Apple TVの「ホーム・スクリーン」にリストされる、人気の映画は、Macworld編集長には、「トップ・ムービー」ではない。

 新しいApple TVは、私にはあまり興味のない、プロモーショナルな「トップ・ムービー」や「人気のTV番組」を宣伝し過ぎていると感じたので、リストの先頭に表示される、推奨映画やTV番組を、ユーザの好みや関心に合わせて、制御できればよいと思った。

 Appleは、新しいApple TVとSiri Remoteを、iOS 9のSpotlightスクリーンのように動作し、ユーザの好みや関心に基づいて、何が好きかを推測し、推奨するようにすべきだと思う。

 以前、従来のApple TVで、私の3才の子供が、Apple TVの「ホーム・スクリーン」にリストされた映画セレクションの5/6を実際に見ることができないと文句をいっていた気持ちが、何となく分かるような気もした。

 アプリ開発者のドキュメントによると、気に入った、tvOSアプリを、アプリのリストの最前列に置き、1つを選択すれば、「トップ・ムービー」のリストには、選択されたアプリのコンテンツを表示されるようになるという。

 最前列のiTunesアイコンを置き換えれば、「トップ・ムービー」のリストには、iTunesで提供されているコンテンツが、表示されるようになる。

2.Siri Remote(Siri搭載リモコン)

 ユーザは、タッチ操作だけでなく、Siri Remote(Siri搭載リモコン)に語りかけることにより、音声コマンドで、Apple TVを操作したり、視聴したいコンテンツを容易に検索したりすることができる。

 ユーザが、Siri搭載リモコンのボタンを押さえて、視聴したいコンテンツの分野やタイトルなどを尋ねたり、何か面白いタイトルを視聴したいと言ったり、子供向けのタイトルを尋ねたり、好きな俳優の名前を言ったり、New Girlエピソードを見たいと言ったりすることで、推奨コンテンツがリストに表示される。

 マルチ・チャンネル検索機能で、ユーザは、iTunes、Netflix、Hulu、HBO、および、Showtimeをサポートしており、複数のコンテンツ・プロバイダが提供しているコンテンツを、1度で検索することができるようになる。

 筆者が、Siri Remote(Siri搭載リモコン)で、音声コマンド検索を試して見たところ、Amazon Fire TVと同じぐらい、素早く、正確であった。

 ユーザは、「子供向けの映画をリストして」と尋ねたり、「面白いアニメを見たい」と言ったり、「ロビン・ウィリアムズの映画を見たい」と言ったりすることがで、その分野の推奨コンテンツのリストを得ることはできる。

 Siri Remote(Siri搭載リモコン)は、コンテンツを楽しむには、使い心地がよいが、搭載した、加速度計やジャイロスコープの機能を活用した、ゲームを楽しむためのリモコンも作るべきだと思う。

 新しいSiri Remoteには、古い版のDパッドの代わりに、ガラス製のタッチバッドが付いている。

 新しいSiri Remoteで、音声コマンドを利用するには、ユーザは、マイク・ボタンを押しながら、リモコンの右側に埋め込まれた、マイクに、自然な言葉で、話しかける必要がある。

 例えば、ユーザは、コンテンツを再生中に、「1分間、戻して」とか、「1分間、先送りして」とか、「Huluのコマーシャルをスキップして」とか、「今、何て言ったの?」とか、自然な話し言葉で、Siri Remoteに向かって、話しかけることができる。

3.アプリ

 Galaxy on Fire 3: Manticore Risingのような、いくつかのゲームを試してみた。

 Siri Remote(Siri搭載リモコン)は、従来のゲーム機のリモコンとは、ユーザ・インタフェースが違うが、ゲームをあまりしないので、ゲーム・プレーヤに適切な感想を述べることはできない。

 Siri Remoteで、アドベンチャー・ゲームのRayman Adventuresや、シューティング・ゲームのFantastic Plasticをプレーしているデモを見た。

 新しいApple TVは、従来のゲーム機のコントローラのような形をした、MFI(Made For iPhone/iPad/iPod)ゲーム・コントローラもサポートしており、最大4人でゲームできる、マルチプレーヤ・ゲームにも対応している。

 新たなMLBアプリで、ユーザは、TVの大画面を利用して、1度に複数の大リーグの試合を見ることができる。

4)ポート

 新しいApple TVは、古いApple TVのように見えるが、高さは、約半インチだけ高い。

 Appleは、古い版のApple TVにあった、光オーディオ出力ポートはない。

 新しいApple TVのオーディオ・ポートは、HDMIポートだけである。

 筆者は、映画を観るときは、TVの音を消し、ステレオで音を再生させており、これまで、光オーディオ出力ポートを使用していた。

 USB-Cポートは、サービス&サポート用である。

 また、筆者は、音楽を、自分のiPhone、iPad、および、Macから、音楽を、Apple TVのAirPlay経由で、ステレオに送って楽しんでいる。

 新しいApple TVは、HDMI、AirPlayを持っているので、筆者は、ステレオに、AirPort Express to AirPlayを使用できた。

 Appleは、特に、他のオーディオ出力を選択できるようにすることが必要だとは考えていないようだ。

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