都市伝説!? 町内会定例会議(猫編)

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猫といえば、犬に次いで、そのペットとしての地位を揺るぎないものとして君臨している動物である。もはや、家族として生活を共にしている猫も少なくないであろう。

家族同然に猫をこよなく愛す、そんな愛猫家のみなさんの中には、自分の家の猫が、近所の猫たちとの集会(ミーティング?)に参加している場面に遭遇したことがある方がいるだろうか。
何を隠そう、筆者が遭遇した1人である。

昔、猫を飼っていた。筆者がまだ、小学校へあがって間もない位の頃だったと記憶している。近所の猫に餌付けをしていたら、自然に我が家に出入りする機会が増えて、結果、家の猫として認定されただけで、元はどこかの飼い猫だったのかもしれない。尻尾の短い、メスの三毛猫だった。親ばか的な意見だが、顔立ちは整っており、かなりの美猫だった。当時は、昭和50年頃である。田舎町で、それほど車も多くなく、当然放し飼い状態である。今の猫の生活環境とは程遠いものだ。ある日、近所で友達と遊んでいた時のこと、路地裏の先が行き止まりになった場所があった。家の猫(たま)がいた。たまは、他にいた10匹ほどの猫たちは車座の陣形をとり、その真ん中に町のボスというか、長老というか、そんな存在感のある虎猫が鎮座していた。結構な衝撃に、思わず声をあげそうになったのを抑えて踵を返したのだが、きれいに整列し、全ての猫が輪の中央を向いていたのだ。明らかに何らかの話し合いや会議の場であったと確信している。

この間、たまたま「猫は近所の猫同士で会議をする生き物らしい。」という話を見かけ、子供時代の場面が思い出されたのだが、この噂、本当だと信じている。

因みに、猫は飼い主を自分の母親だと思っているらしい。あの奔放で、甘えるようなしぐさは、そうした理由からなのであろう。

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大儀をもって突き進む、剣より強い武器としてではなく、不安な時は勇気を、苦しい時は癒しを、嬉しい時には共に喜ぶ。 必要としてくれる人に、さりげなく差し出せる。そんな文字が、私のペンから生まれたものならば、これほど素晴らしいことはないと思うのです。『日常』『映画』『歴史』etc…

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