AppleのCEO、Tim Cook氏が、WSJDLive 2015でインタビューに応じた。

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 WSJDLive 2015のステージで、Apple CEOのTim Cook氏が、自動運転車から、暗号、人権まで、いくつかの自分の考えを、Baker氏とのインタビューで示した。 2015年10月20日

 By Brian R. Fitzgerald、WSJ

1)何人の人が、Apple Musicを聴いているか?

 Cook氏は、新しいApple TVの出荷や、車載システムを搭載した電気自動車の計画などを紹介したが、Apple Watchに関する質問を辞退した。

 しかし、Cook氏は、Apple Musicを聴いているユーザの人数が、1500万人に減少したと述べた。

 「何人のユーザが、Apple Musicを聴いているか?」の質問に対し、Cook氏は、650万人のユーザが、Apple Musicを有料契約していると答えた。

 この650万という人数は、無料トライアルが終了したときに、ストリーミング音楽サービスに料金を支払う意向で、最初にサインアップしたユーザの60%近くにあたるという。

2)新たなApple TVストリーミング・ボックスは、ユーザのTV視聴経験を変化させるための、基本コンポーネントになる。

 Cook氏によると、2015年10月に、新しいApple TVの出荷を開始する計画だという。

 Cook氏は、Apple TVストリーミング・ボックスを、ユーザのTV視聴経験を変化させるための基本コンポーネントになるといい、番組のチャネルを調べる時代は終わったと述べた。

 Cook氏のコメントは、現在のTV放送業界に、攻撃を開始するときであることを示唆している。

3)Appleは、車の未来も変えると、彼は会話を、車載システム搭載した電気自動車の話題に導いた。

 WSJの編集者Gerard Baker氏は、Cook氏が車の話題に導いた時に、車載システムを搭載した車のイメージをとらえがたいと述べた。

 Cook氏は、Appleが、電気自動車を開発しているかどうかを明確に述べなかったが、自動車ビジネスへ進出していることは事実であると率直に述べ、自動車ビジネスも、さらに、ソフトウェアの重要性が増しており、大きく変化していると答えた。

 Cook氏は、今後、自動運転車が、さらに重要になることを認識していると述べた。

4)プライバシーは、トレードオフではない。

 Cook氏によると、Appleは、ユーザに関するデータをあまり収集できないことに、ストレスを感じているという。

 Googleのような競争相手は、収集したユーザのデータに基づいて、ユーザ経験を最適化している。

 Cook氏は、ユーザ経験を悪くしないよう、プライバシーに重点を置くと明言した。

 「誰もプライバシーかセキュリティを軽んじるべきでない。」と、Cook氏は述べ、「我々は、プライバシーとセキュリティの両方に、十分対処できるよう、スマートになるべきである。」と付け加えた。

 プライバシーと国家のセキュリティに関して、Cook氏とBaker氏は、激しい議論を展開した。

 「バックドア(裏口)を仮定してはいけない。」ことは、セキュリティを守る、唯一の方法であると、AppleのCook氏は述べた。

5)企業責任として人権を守ること。

 Cook氏とBaker氏は、人権の問題に関して議論するために、インタビューの一部を紹介した。

 「各世代は、基本的な観点で、他の人々を扱うことで戦っているが、これは極めて奇妙なことである。」と、Cook氏は述べた。

 Cook氏は、環境や教育といった、Appleが焦点を合わせるべき、多くの問題に対応していくという。

 Baker氏は、Cook氏に、Appleが、人権に対する姿勢で、ユーザを遠ざけることが心配であるかどうかを尋ねた。

 Baker氏によると、政府は、うまく機能しておらず、行き詰まりがあると、企業は、より大きな責任を持つ必要があるという。

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