Facebookが、ビデオのタブをテストする。

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 Facebookが、ビデオのタブをテストし、YouTubeとの競争を劇化させる。

 By Deepa Seetharaman、WSJ

 Facebookは、友人、有名人、会社、および、パブリッシャが制作した、ビデオをブラウズするために、ユーザ用の新たなビデオのタブをテストしている。

 Facebookは、視聴者の視聴時間や広告の売上で、AlphabetのYouTubeとの競争に、歯止めをかけるために、専用のビデオ・チャネルをテストしている。

 Facebookによると、ビデオ・チャネルが、ニュース・ビデオに現れた、ビデオを保存できる、ユーザのホーム・ページのタブとして現れるという。

 Facebookは、ユーザが、フォローしている、友人、会社、および、有名人により、ポストされた、ビデオと共に、ユーザが見た、他のビデオをベースにした、推奨ビデオも含めている。

 この新しいビデオ・セクションは、ユーザが関連している、Facebook上で、ビデオを発見したり、見たり、共有したりするのを支援する。

 調査会社、ZenithOptimediaによると、Facebookは、企業が、毎年、テレビの広告に出費している、約2000億ドル以上の広告料を、同社のWebサイトのビデオ広告にもたらすことに取り組み、YouTubeなどと競争している。

 ZenithOptimediaによると、2014年に、テレビの広告が、世界の広告支出の39%を占めたという。

 Facebookにアップロードされた、ビデオは、非常に人気が上がり、視聴者が増えてきた。

 Facebookによると、世界のFacebookのユーザは、1日に、延べ40億回以上、ビデオを見ているという。

 2015年6月に、Facebookは、より多くの優れたビデオ・コンテンツを、同社のSNSサイトにもたらし、ビデオ広告の売上を伸ばすために、ビデオ制作者と、広告の売上の共有を開始する意向を表明した。

 また、Facebookは、ビデオ広告を持つ、ビデオのストリーミング・コンテンツを、見つけやすくし、より多くのユーザから視聴されるようにする、「推奨ビデオ(Suggested Videos)」と呼ばれる、新たな機能を紹介した。

 Facebookは、マーケッタが、Facebook上のビデオ広告を購入するために、広告主が、テレビのスポット広告を買う方法とよく似た、「ターゲット・ポイント・レーティング」形式と呼ばれる、新たな広告方法を採用し、マーケッタに提供した。

 Evercoreのアナリストによると、この新たな「ターゲット・ポイント・レーティング」形式は、別々のオンライン・ビデオ・バケットの中というより、むしろ総合的なメディア計画において、テレビ広告と並んで、Facebookのビデオ広告を位置づける試みであるという。

 Facebookによると、ビデオのタブのテストは、小グループのユーザに対してのみ、利用できるという。

 Facebookによると、ビデオのタブのテストにおいて、テスト・グループは、自分たちのiPhoneで、Facebookアプリのビデオ・アイコンか、ニュース・フィードの左側にある、お気に入りのオプションを選択し、Webページ上のビデオ・アイコンをタッピングすることにより、ビデオをアクセスできるようになるという。

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