この演出は凄い! 一度見たら忘れられない傑作ミュージックビデオ5選 (メジャー編)

一見の価値あり!おすすめミュージックビデオ

今や、音楽はスマホやiPodで気軽にダウンロードできる時代。
それに伴いCDの売り上げが伸び悩む一方、近年では、アーティストのミュージックビデオ(MV)がYouTubeなどの動画サイトで気軽に視聴できるようになりました。

まだ日の目をみない才能あるアーティストを発掘するのが好きな筆者は、YouTubeで気になるアーティストの動画を観て、気に入れば、他の曲を店頭で視聴してみることも。

ここでは、筆者がYouTubeをサーチしていて思わず息を飲んだ、おすすめミュージックビデオを5つご紹介します。

【01】水曜日のカンパネラ/「ディアブロ」

今最も旬なアーティストの一人、水曜日のカンパネラ。

摩訶不思議な世界観が持ち味のこのユニットは2014年リリースの「桃太郎」で一気に知名度を上げました。しかし、この「桃太郎」に勝るとも劣らない破壊力で迫ってくるのがこの「ディアブロ」。
銭湯ロケはもちろん、浮世絵風のイラストやファミコン風の8ビット映像などアナログ要素をふんだんに取り入れつつ、後半のボーカル・コムアイのCG映像でぐっとデジタル感が増しています。

ごちゃごちゃのようで最後にはまとまって見えるのではないでしょうか。
この作品の監督は渡邉直氏が手掛けています。

【02】くるり/「Liberty&Gravity」

2014年に約2年ぶりのニューアルバム『THE PIER』をリリースしたくるり。

その中の一曲、「Liberty&Gravity」のPVは、一度観たら忘れられない中毒性の高いミュージックビデオに仕上がっています。
ポップでありながら多国籍風のサウンドに、奇妙な振り付けをするダンサーや獅子舞、パペットなど様々な要素が融合し、カオスな空間に。
さらに、複数のスクリーンによる画面転換で飽きさせない工夫も。

この作品を手掛けたのは、今最も注目を集める映像作家の一人、田向潤氏。
きゃりーぱみゅぱみゅのMVを手掛けたことでも有名ですね。

【03】サカナクション/「さよならはエモーション」

サカナクションのMVといえば、「アルクアラウンド」、「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」など、話題になった作品も多いですね。
田中裕介氏の手掛ける「さよならはエモーション」は、無駄を取り払い、時間が止まったような演出が注目の作品。
反復する動き、左回りの時計の針、ドッペルゲンガー的な演出。
手法としては意外にもシンプルですが、その緻密でクールな演出に思わず見入ってしまうのではないでしょうか。

【04】OK Go /「I Won’t Let You Down」

アメリカのロックバンドOK Goとのコラボレーションで制作された超大作のMVがこちら。
パーソナルモビリティ「UNI-CUB(ユニカブ)」に乗ったメンバー4人が、建物の外へ移動、広場に集まります。2000名を超えるエキストラとともにカラフルな傘をリズミカルに開閉させて出来上がったのは、巨大な電光掲示板。
これを空中からドローンで撮影しているというから驚き。しかもワンカット。
監督は映像ディレクター関和亮氏。
その渾身の一作をぜひ高画質でチェックしてみてはいかがですか?

【05】ハイスイノナサ/「地下鉄の動態」

文化庁メディア芸術祭の受賞作品でもある今作は、大西景太氏による全編アニメーション。
エレクトリックな楽曲に合わせ、一切の色彩を排除した幾何学的イメージのみで構成されています。
音と映像が完全にリンクする、シンプルで計算された動きは、パズルのピースがぴたっと合ったときのような、理知的な快感をもたらしてくれます。
電車が動き出したところでハッとした視聴者もいるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?
いずれも、クリエイターの個性が存分に発揮された、傑作というにふさわしい作品ですよね。

スマホやiPodの台頭で確かにCDは以前より売れなくなりましたが、
ミュージックビデオという分野で新たなファンを獲得することもできるはず。

ミュージックビデオが、より多くのアーティストやクリエイターに触れ、店頭でCDを購入するきっかけになればいいですね。

★次回予告★
今回は、受賞歴があるなど、比較的メジャーなミュージックビデオをご紹介しました。
次回「マイナー編」では、まだメジャーではないもののちょっと気になる作品をピックアップしてお届けします。

1988年生まれ。名古屋市生まれの岐阜育ち。武蔵野美術大学大学院卒。  旅やインテリア、アートを中心に、本当に良質なものを見極めてお届け。